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INTERVIEW

2022.08.24

【インタビュー】「この8人だから完成するんだ」――広がる星空と恋心を描き出した、8人の美しい歌声は必聴! DIALOGUE+「デネブとスピカ」リリースインタビュー

【インタビュー】「この8人だから完成するんだ」――広がる星空と恋心を描き出した、8人の美しい歌声は必聴! DIALOGUE+「デネブとスピカ」リリースインタビュー

声優アーティストユニット・DIALOGUE+が、8月24日(水)に7thシングル「デネブとスピカ」をリリース。TVアニメ『継母の連れ子が元カノだった』のOPテーマとなっているこの曲は、ユニット自体の音楽プロデューサーも務める田淵智也が作詞・作曲を手がけた、リリース時期の星空を思わせる爽やかなラブソングだ。また、カップリング曲「シャーベットマーメイド」はたゆたうような世界観が印象的な新境地をみせる1曲と、本作も充実作に仕上がっている。今回はメンバーのうち稗田寧々・守屋亨香・緒方佑奈の3人に、そんな本作について語り尽くしてもらった。

夏にピッタリの爽やかなラブソングには、メンバーも感動&大満足!

――この夏は様々なフェスへの出演に加え、朗読劇など今まで以上に多岐にわたる活動がありましたね。

守屋亨香 アイドルさんとの“タイバン”ライブだったり、ほかのユニットを観たり一緒にやることが多かったんですよ。その中には、私たちとは全然違うユニットの方々がたくさんいたので、そこから勉強できるものもありましたし、それを観た私たちも「負けないぞ!」という気持ちで頑張っていくなかで、いつもとはちょっと違う成長ができたのかなぁとは思っています。

緒方佑奈 たしかに。色んな方々を見て、改めて「自分たちのユニットの良さや強みはここだなぁ」みたいなものを、みんなで再確認できたかも。

稗田寧々 ね。よくインタビューとかでDIALOGUE+の強みや特徴として、ほかのアイドルさんやアーティストさんとの色の違いについて言葉で答えてはきましたけど、それを改めてライブを通じて感じることができて。声優としての仕事でのセリフが歌に活きてきたりとか、そういうDIALOGUE+ならではの強みみたいなものを実感できたんですよ。逆に、歌やダンスを主軸にしている方たちのパフォーマンスとの違いやそのすごさみたいなものも間近で感じましたし、新たに好きな曲にも触れられて、すごく新鮮で刺激的な夏でした。

――そんなこの夏リリースとなるのが、ニューシングル「デネブとスピカ」です。これがまた、この時期に非常に合う曲で。

緒方 前々作の「僕らが愚かだなんて誰が言った」がかっこいいに振り切っていて、逆に前作「恋は世界定理と共に」がかわいい曲ときていたので「次は何がくるんだろう?」と思っていたんです。そうしたら、同じラブソングでもちょうどこの夏の時期に似合うすごく爽やかで疾走感のある素敵な歌ということで、私たちもこの時期に発表できてすごく気持ちも乗っています。

守屋 歌ったりライブで披露させていただくなかで、頭の中にその情景がすごく浮かんでくるような楽曲だと感じているので、表現もしやすいですし自分でも気持ちがすごく入るように思っています。

稗田 あと、「デネブとスピカ」というタイトルからも星空を連想しましたけど、2-Bメロ前の短い間奏のピアノが、星空が浮かぶアレンジになっていて。

緒方 天の川見えない?見えるよね!?

守屋 そうそう!

稗田 うん。私以外も含めて、不思議と色んな人がそれを想像するようなアレンジになっているのがすごいなと思って。感動しました。私、完パケを聴いたときに、良すぎて家で泣いちゃったんですよ。「ヤバすぎだろ……(ぽつり)」って(笑)。

緒方 いや、声、低っ!(笑)。

稗田 アレンジが全部加わって自分たちの歌声が入ったのを聴いて「うわ、これが神曲か……」みたいになったんですよ。

守屋 たしかに。私も「また、すごいものが世に出てしまった……」って呟いてた。

緒方 みんな何か言ってるんだ(笑)。

守屋 うん。「おもいでしりとり」みたいにたくさんの方に好きになってもらえる曲なんじゃないかな?……って、思わず(笑)。

――たしかに、ストリングスもきれいですし……。

稗田 いや、そうなんですよ!

緒方 食い気味(笑)。

稗田 それに、ストレートに1番・2番といかないような展開の多さもすごく魅力的に感じて。元々私は、1曲の中で展開が次々に変わっていく曲がすごく好きで。2番以降何が起こるかわからない曲が多い田淵さん曲の中でも、特に「デネブとスピカ」は群を抜いて色んな要素が入りすぎていて、本当にすごいなと感動したので、絶対フルで聴いてほしい曲です。

――しかも、解禁になったのが7月7日の0時。七夕という……。

守屋 そうなんです!

稗田 粋ですよねぇ。

守屋 しかもそれが、アニメの放送タイミングと合ったっていうのもすごいですよね!?

緒方 それとこの曲、初解禁した生放送のときに「一番好きかも!」みたいにコメントしてくださってる方がいて。

守屋 そういうふうに書いてくれてる人が、すごく多かったんだよね。

緒方 私たち個人の力もきっと少しずつ上がってきていて、できることも増えたと感じる部分もありますし楽曲も素敵なので、そのコメントを見たときに「良かった、今回も届いた!」と思いました。

――同じように、この曲のレコーディングやライブでの披露などの中でも、1個上積みできたように感じることってありましたか?

守屋 それこそキーの高い部分が多い曲なので、最初はライブで歌うのは難しいだろうな、と思っていたところもあったんですよ。ただ、「この8人だから完成するんだ」というのを表せる曲でもあるので、ゆーな(緒方)が言っていたみたいに私たちの成長もあってこういう曲も任されるようになったのかなって、嬉しく思いました。

稗田 DIALOGUE+って、毎回「8人で、一緒にみんなで頑張って歌う」という部分があるんですよ。今回はそれがサビで。キーはすごく高いんですけど、8人だからこそきれいな音になれているようにも感じますし。ライブでもそうやって披露できていたらいいなと思います。

緒方 田淵さんにも言われたよね。いつも「ここは8人で力を合わせるところだから、頑張ろうね」って。

稗田 でも逆に、例えば私はソロとかでは結構地声でパーン!と張るタイプなので、「そこはみんなで力を合わせて歌うところだから、そこまで無理しなくていいよ」とも言われていました。

緒方 んー、8人だぁ……!

次ページ:歌にダンスに、既にメンバーが感じている“気持ち良さ”とは

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