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2014.06.30

アニソン/特撮ナンバー満載!「Dokkan!!Dokkan!!」弾けた谷本貴義のライブ、公式レポート到着!

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谷本貴義が6月28日に開催したワンマン・ライブ「谷本貴義ワンマンライブ 2014『Regeneration』」のオフィシャル・レポートが到着した。

 

【谷本貴義ワンマンライブ 2014「Regeneration」オフィシャル・レポート】

6月18日に『ドラゴンボール改(魔人ブウ編)』のOPテーマ「空・前・絶・後 Kuu-Zen-Zetsu-Go」を発売して間もない、アニソン・特撮ソングを軸に活動中のシンガー・谷本貴義が、6月28日(土)に約2年ぶりとなるワンマン・ライブ『谷本貴義ワンマンライブ 2014「Regeneration」』を新宿RUIDO K4で行った。

この日のライブ・メンバーは、ギターにMASQUERADEの広末 慧と元CLOSEのKENJI。ベースはSIAM SHADEや21gで活躍中のNATCHIN。ドラムはLC5のaki。名前を見てピンときた方も多いだろうか、多くがビジュアル系の畑で活動している人たちだ。
谷本貴義と言えば、『獣拳戦隊ゲキレンジャー』の主題歌「獣拳戦隊ゲキレンジャー」や『ドラゴンボール改』のOPテーマ「Dragon Soul』、『ビーストサーガ』のOPテーマ「ビーストサーガ」など、先にも触れたように数々のアニソンや特撮主題歌を歌い、同シーンでは高く評価されているシンガー。ここ数年来は、積極的に海外のアニソン・イベントにも参加。今年4月にも南米はコスカリカまで足を運び、アニソンや特撮ナンバーの普及活動も行ってきた。7月には、ブラジルに足を運ぶことが決定。他にも、作家/プロデューサーとして、『テニスの王子様』や『薄桜鬼』などの人気作品にも数多く参加している。

「Regeneration」と題した今回のワンマン・ライブは、アニソン/特撮ソングのシンガーがビジュアル系バンドのメンバーらを従えて行うところが大きな特徴になっていた。捉え方を変えれば、アニソンもビジュアル系音楽も、今や世界中の人たちが熱く支持してゆく日本の音楽文化だけに、その両方の良さを、谷本貴義はみずからの表現の場に取り込んだと言えようか。谷本貴義の姿形がいつも以上にホスト寄りしていたのも、彼なりのビジュアル系というシーンへのアプローチからと言えようか。

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『海賊戦隊ゴーカイジャー』挿入歌「豪快全開ダッシュ」から幕を開けたこの日のライブは、冒頭から、満員の観客たちが拳を振り上げ熱狂。前半部には、『金色のガッシュベル!!』のナンバーのカップリングとして発売したオリジナル曲を集めたブロックが登場。もちろん後半には、『金色のガッシュベル!!』のOPテーマ「君にこの声が届きますように」「見えない翼」も演奏。なかでも「見えない翼」は、ピアノ弾き語りというしっとりとしたアレンジに変え、爽やかに弾けた原曲とは、あえて正反対な表情を持って聴かせてくれた。

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魂を躍動させ、会場中に熱気を作りあげたのが『ビーストサーガ』ナンバーたち。EDテーマ「Wake me up!」を通し、スケールあふれた演奏のうえで、ときにシャウトも混じえながら雄々しく歌いあげれば、オープニングを飾った「ビーストサーガ」では、会場中に「Hey!Hey!」と熱いコールがこだましていた。
谷本貴義と言えば戦隊ソング。なかでも、特撮ナンバーを歌うきっかけとなった『獣拳戦隊ゲキレンジャー』関連曲は、ファンの間でも非常に高い支持を得ている。この日も、和装なアレンジも特徴的な「獣拳戦隊ゲキレンジャー」を通し、場内中に魂をひとつにした熱いコール&レスポンスの風景を作り上げれば、同作品の挿入歌として流れた「高みの空へ」では、激しめな歌謡サウンドの上に艶めいた声を乗せ、男の色気も魅せていた。

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さらに、『烈車戦隊トッキュウジャー』のEDテーマ「ビュンビュントッキュウジャー」の演奏時には、一緒に歌っているサイキックラバーのYOFFYと、同じく特撮系シンガーの鎌田章吾が飛び入りし、3人で熱唱。YOFFYは、たまたまライブに遊びに来ていたことから、鎌田章吾も近くで行われるイベントへ飛び入り参加することが決まっており、出演時間に重ならなかったことから急遽声をかけ、リハーサルも一切なくセッションを実施。突然のサプライズに、観客たちも大騒ぎしながらライブを楽しんでいたのはもちろんだが、舞台上ではその場で目配せをし、誰がどこをどう歌うかをその場で確認しながら進めてゆくという、スリリングな形で進行していた。むしろ、何が飛び出すかわからない……と言うよりも、いきなり飛び入り参加になっても熱狂を産み出してゆく対応力を持っているのが、特撮ソングを数多く歌っているシンガーたちの特徴でもある(つまり、同じようなことがほかのライブでもよく起こっているということ)。
また、『デジモンクロスウォーズ~悪のデスジェネラルと七つの王国~』にて、和田光司、宮崎 歩、谷本貴義の3人で歌った「WE ARE クロスハート! ver.×7」を、この日は谷本貴義ソロ・バージョンとしても披露。

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もちろん、『ドラゴンボール改』ナンバーも数多く演奏。最新ナンバー「空・前・絶・後 Kuu-Zen-Zetsu-Go」のカップリング曲「夢で空を飛んだことがあるだろう」を初披露すれば、『ドラゴンボール改』のEDテーマ「Yeah!Break!Care!Break!」では、観客たちも、谷本貴義の歌に合わせ「やぶれかぶれ」「かめはめ波」と歌い叫びながら、熱狂。
お馴染み『ドラゴンボール改』のOPテーマ「Dragon soul」では、会場中の人たちが、心の元気玉を弾けさせ歌に合わせ声を掛け合えば、サビでは誰もが大声で「Dokkan!!Dokkan!!」の大コールを上げていた。中盤では、客席を左右に分けて「Dokkan!!Dokkan!!」のコール&レスポンスも登場。

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もちろん、最新ナンバーであり、『ドラゴンボール改(魔人ブウ編)』OPテーマ「空・前・絶・後 Kuu-Zen-Zetsu-Go」でも、会場中の人たちが谷本貴義の歌に合わせ合唱。会場中へ、熱狂のかめはめ波(想い)をぶつけ続けていた。理屈も屁理屈も関係ない。ただただ楽しく一緒に大騒ぎしていける。無条件に感情をスパークしてゆく、その最強の楽しさこそがライブ。それが谷本貴義のライブということを、改めてこの日のステージを通して実感させられた。

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昨年は諸事情により開催できなかったワンマン・ライブだが、来年もこの熱狂を味わいたいからこそ、ぜひ開催してもらいたい。いや、年に2回はワンマン・ライブを演ってもいいんじゃないだろうか!?熱狂興奮し続けたファンたちは、絶対に、そう願っているはずだ。

Text by 長澤智典

谷本貴義ワンマンライブ 2014「Regeneration」
2014.06.28 新宿RUIDO K4
セットリスト
「豪快全開ダッシュ」(『海賊戦隊ゴーカイジャー』挿入歌)
「Change your beat」(ニンテンドーDSゲーム『ドラグレイド2』主題歌)
「Overdrive」
「Nobody’s sun」
「Wake me up!」(『ビーストサーガ』EDテーマ)
「高みの空へ」(『獣拳戦隊ゲキレンジャー』挿入歌)
「君にこの声が届きますように」(『金色のガッシュベル!!』OPテーマ)
「夢で空を飛んだことがあるだろう」
「見えない翼」(アコースティック)(『金色のガッシュベル!!』OPテーマ)
「登りかけの坂道」
「ビーストサーガ」(『ビーストサーガ』OPテーマ)
「Calling you」(『トランスフォーマー スーパーリンク』EDテーマ)
「Dragon soul」(『ドラゴンボール改』OPテーマ)
「ビュンビュントッキュウジャー」(『烈車戦隊トッキュウジャー』EDテーマ)
「WE ARE クロスハート! ver.×7」(『デジモンクロスウォーズ~悪のデスジェネラルと七つの王国~』テーマ曲)
「獣拳戦隊ゲキレンジャー」(『獣拳戦隊ゲキレンジャー』主題歌)
「空・前・絶・後 Kuu-Zen-Zetsu-Go」(『ドラゴンボール改(魔人ブウ編)』OPテーマ)
「Yeah!Break!Care!Break!」(『ドラゴンボール改』EDテーマ)

 

■CDリリース情報
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●ドラゴンボール改(魔人ブウ編) オープニング・テーマ《限定盤》
日本コロムビア COZC-941-2
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●ドラゴンボール改(魔人ブウ編) オープニング・テーマ《通常盤》
日本コロムビア COCC-16867
発売中

(C)バードスタジオ/集英社・フジテレビ・東映アニメーション

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