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INTERVIEW

2015.09.24

【『Wake Up, Girls! 続・劇場版 前後編』9月・12月公開記念 Wake Up, Girls! 全部見せちゃうぞ!】第4回 田中美海 インタビュー

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リスアニ!WEBスペシャル企画「『Wake Up, Girls!』全部見せちゃうぞ!」の第4回。8月末にはWake Up, Girls!が“Animelo Summer Live 2015 -THE GATE-”に2度目の出演、そして9月25日には新作劇場アニメ『続・劇場版 前篇「Wake Up, Girls!青春の影」』が公開を控えるタイミングでのインタビューとなった。

WUGとアニサマと言えば、去年マイク機材のトラブルで悔しい思いをし、今年は最高の笑顔での素晴らしいステージングを見せてくれた、片山実波役・田中美海だ。今回は彼女に今だからこそ去年と今年のアニサマについて、そして公開直前の『Wake Up, Girls!続・劇場版 前篇 青春の影』について語ってもらった。

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成長を実感した夏ツアーで、もっと上をめざせる感覚があった。

──WUGに限らず、最近の生活はどんな感じですか?

田中美海 ほかのメンバーが上京したりいろいろ変化があるのに比べると、私自身は去年とあまり変わってないかもしれません。でも去年と比べるとお仕事の数は増えて、今年も6月ぐらいから途端に忙しくなりました。やっぱり夏はツアーの練習があるのが大きいんですが、今年は曲数が多いこともあって去年以上に忙しく感じました。家に帰ったら寝るだけーって感じです(笑)。でも、あんまり疲れたーって感じにならなかったし、喉の調子も悪くないので、ちょっとは体力がついたのかな? と思います。

──この夏はやはりツアーが中心だったんですね。無事ツアーを終えての気持ちを教えてください。

田中 去年より曲数も多かったし、新曲も多かったし。ライブ中心でたくさん歌いたいと希望したのは自分たちだったんですが、やっぱりツアー前はちゃんとやれるかの不安もあったんですね。それがちゃんとやりきれたのですごく達成感があるし、もっとできるんじゃない!? みたいな感覚が溢れてる感じで、パフォーマンスでももっと上をめざせるんじゃないかなと思いました。なんだかこれからが楽しみになりました。

──田中さんは新曲では「少女交響曲」「素顔でKISS ME」「地下鉄ラビリンス」「プラチナ・サンライズ」を歌いましたが、新曲でいちばんやりごたえがあった曲ってどれですか?

田中 「少女交響曲」かな。ツアーでは『Wake Up, Girls!青春の影』の初公開シーンが会場に流れて、みんながうぉーすげぇ! となったところで「少女交響曲」初お披露目という流れだったんですね。何もかも初めてでしたので、ワグナーさんの盛り上がりも直接感じることができて良かったです(笑)。早坂さんのシーンでみんな「うおーうわー!」ってなっているのを私たちもふふふって思いながらスタンバイしていました。

──「プラチナ・サンライズ」はWUGとしては初めてのふたり曲でしたが、ふたりで歌うのはどうでしたか?

田中 よっぴーは『わぐらじ』でも一緒で、プライベートでも一緒にカラオケ行こう! みたいな感じでよく一緒に行動することが多いメンバーのひとりです。だからユニットに別れて歌うと初めて聞いたときに、一緒に歌うのはよっぴーぽいかな? と自然に思いました。「プラチナ・サンライズ」はボーカルを聴かせるタイプの曲だったので、よっぴーが合唱部の実力を見せてハーモニーを作ってくれました。

──「少女交響曲」も上と下でハモるパートがありましたし、今回は歌声のハーモニーにもこだわっている印象です。

田中 はい。去年のツアーから成長した姿を見せるには、今までやっていない新しいことをやるのがいちばんだと思うんです。挑戦してさらに成功しなきゃ、という思いがありました。結果きちんと成長を見せられたのかなと思います。

──田中さんは主旋律を担当することが多い感じ?

田中 あんまりハモりはしないです。実は私の声ってハモりにすると浮いちゃうらしいんです。

──存在感がありすぎる。

田中 そうなんですかねー(笑)。声がすぱーんと通りやすいみたいなんです。

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──主旋律を担当にするにしても、踊りながらハモリと呼吸を合わせるのは大変なのでは?

田中 私はいつもどおりの主旋律なので、どちらかというとよっぴーとかが頑張って合わせてくれている感じで、ハモりなれてますね。

──「少女交響曲」だと吉岡さん青山さんが上ハモ、奥野さんが下ハモ?

田中 はい、そうです! レコーディングでもその3人が任されていて、うまいなぁーと思いながら見ています。

──ソロ・パートが多い吉岡さんと青山さんがハモりを担当して、田中さんと山下さんがかなり前に出る「少女交響曲」は面白い構成ですね。

田中 たしかに新しいかもしれないです。(奥野)香耶はハモりが好きみたいで、ハモりでうれしい~って言ってました。去年プロジェクションマッピングのイベントで香耶と歌ったときは、香耶が自分から私ハモりやりたいって提案してくれたんです。

──そうか、ふたりでの歌唱は「プラチナ・サンライズ」以前にも、スタジオアルタのプロジェクションマッピングイベントや、気仙沼のイベントで経験してるんですね。

田中 どちらも香耶との組み合わせでした。実は気仙沼のときに、お世話になってるエイベックスのスタッフさんがハサミで手を怪我をするハプニングがあって。私が大騒ぎしている一方で、香耶も手伝いながら「きれいな色の血ですね~」ってマイペースに言ってたのを思い出しますね(笑)あのときは遠方からも多くの皆さんにいらしていただき、本当にありがとうございました。

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──ツアーを通して印象的だったことにはどんなことがありますか?

田中 曲中心で歌う時間がほとんどだったこともあって、ライブ中に時間の経過が本当に速いのにびっくりしました。私は新曲の時間が終わったあと、キャラソン・メドレーの流れではいちばん最後の出番でした。なので、ちょっと時間の余裕があったんです。ちなみに隙間があるメンバーは舞台袖にいて、ほかの曲の間うぇーいって踊ってたりしました(笑)。ステージではちゃんとした振付で踊っているんですが、舞台袖のメンバーはいかにダサい振付で踊るかを競ってたり。愛理が変な踊りもうまいので、元気だな……と思いながら、私も踊ってました。そんなキャラソンタイムでしたね。

──永野さんが“変なダンスで遊んでいる組”なのはちょっと意外でした。

田中 愛理はやはりライブだとテンションが上がるみたいですね。ダンス経験が長いから、踊っていると自然にテンションが上がるみたいなことを前にも言ってました。

──ツアー8公演の中から、この曲この瞬間は印象深い、みたいなシーンはありますか?

田中 やっぱり仙台夜公演、千秋楽の「プラチナ・サンライズ」です。大阪の昼公演からやってきた中で、いちばんベストのパフォーマンス、やっと合格点と思えました。ふたりでいいハーモニーを奏でられたと思います。

──大阪と比べてどんなところが良くなったと思いますか?

田中 毎回「プラチナ・サンライズ」で舞台からはけたあと、よっぴーとここがズレた、歌詞間違えた、みたいに反省会をやるんです。それでパッと切り替えてキャラソンに行きます。基本的なところですが、最初は立ち位置の確認が甘かった部分はありました。それに比べ歌のピッチやリズムも仙台夜がいちばんピッタリ合ったと思います。全部のポイントで、“こうやりたかった”というイメージどおりにできたのが千秋楽でした。会場のお客さんもいちばん盛り上がってくれて、最後の最後にベスト・パフォーマンスができたのが良かったです。仙台夜だけは歌い終わったあとに「今まででいちばん良かったね!」とよっぴーとハイタッチしました。テンション上がりましたよ!

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