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2022.06.02
2021年に10周年を迎えた幾原邦彦監督によるオリジナルアニメ『輪るピングドラム』。アニメファンのみならず、多くのクリエイターからも長く支持を得る本作は、2022年に編集劇場版を前後編2部作で制作、4月29日(金)より前編が公開され、7月22日(金)に[後編]の公開を控えている。
この度、2012年のTVアニメ放送当時その音楽性が大きな話題を集め、同年に発売されたキャラクターソングアルバム「HHH」が異例のヒットとなったアイドルユニット トリプルH の10年ぶりの新曲がリリースとなった。
トリプルHは、高倉陽毬(CV.荒川美穂)・歌田光莉(CV.三宅麻理恵)・伊空ヒバリ(CV.渡部優衣)による、作中で奇しくも”結成されなかった”幻のアイドルユニット。1980年代に活躍したロックバンド・ARB(エーアールビー)の楽曲を、劇中音楽も担当する橋本由香利の大胆なアレンジでカバーし、キュートなボーカルに無骨な歌詞というギャップがTVアニメ視聴者にも衝撃を与えたことは今でも記憶に残っていることだろう。
今回、7月20日(水)に発売される劇場版の劇伴楽曲を収録したCD「MUSIC COLLECTION」より、劇場版のために新録されたトリプルHの楽曲が、各音楽サービスにて先行配信となった。”クリスタルワールド”シーンで使われるお馴染みの楽曲に新キャラクター・プリンチュペンギン(CV.上坂すみれ)が参加した「ROCK OVER JAPAN –トリプルH featuring プリンチュペンギン-」のほか、前編の印象的なシーンで使用された「YELLOW BLOOD」「ファクトリー」と、新曲を含む全3曲が配信。YouTubeでは映画のワンシーンとともに楽曲を試聴できるPVも公開中だ。
劇場版『RE:cycle of the PENGUINDRUM』は、TVシリーズを再構築し、完全新作パートを加えた編集劇場版。病気の妹・陽毬の命を救うための”生存戦略”の物語が描かれつつも、新作パートでは、冠葉・晶馬の兄弟ふたりが子供の姿で現れ、プリンセス・オブ・ザ・クリスタルのような姿をした荻野目桃果(CV.豊崎愛生)と新キャラクターのプリンチュペンギンと出会いストーリーが進んでいく。また、実写映像も駆使するなど、新たな要素が見事に融合し”リサイクル”された、TVシリーズとはまた違った視点で物語が描かれている。
また、続編である劇場版『RE:cycle of the PENGUINDRUM [後編]僕は君を愛してる』は、2022年7月22日(金)に公開されることが決定している。トリプルHの楽曲は後編でも新曲が用意されているので、こちらも期待して待とう。
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