TVアニメ『平家物語』EDテーマ「unified perspective」とオリジナル・サウンドトラックが2022年1月5日にヴァイナルリリースすることが決定した。
EDテーマ「unified perspective」は、『平家物語』の音楽を担当する牛尾憲輔のソロユニット、agraphによるANI(スチャダラパー)のラップをフィーチャーした楽曲となっており、3rdアルバム「the shader」から実に5年半ぶりのリリースとなる。
オリジナル・サウンドトラックは、牛尾憲輔の手がける『平家物語』の背景音楽35曲をLP2枚組で収録。本作の監督を務める山田尚子と牛尾憲輔のコラボレーションとしては3作目。且つ、本作は初のシリーズ作品でのコラボレーションとなる。これまで徹底したコンセプトワークに基づき繊細な世界を音楽で表現してきたが、本作でもその強力なタッグは健在。シリーズ作品としては異例の、各話・各シーンごとの綿密な選曲作業を山田・牛尾の2名で実施。結果、伝統的な雅楽器を取り入れたものから、弦楽、ポストロックや電子音楽に至るまで、国や時代にとらわれない大胆かつ豊潤な背景音楽が実現されている。
オリジナル・サウンドトラックには劇伴のほか、主人公・びわの印象的な琵琶語りのインストゥルメンタルも収録。琵琶の扇情的な響きを現代的音響で構築した全く新しい音楽世界の隅々を、つぶさに感じ取ることができる必聴の音源となっている。なお、LPと同時発売されるCDにはLP未収録の楽曲も追加収録した全43曲となっている。
各音楽配信サービスではEDテーマ「unified perspective (90sec variation)」とTVアニメ『平家物語』original soundtrack EPより3曲が配信中。
TVアニメ『平家物語』は、現在毎週水曜24時FODにて先行独占配信中。日本文学の大古典「平家物語」を初めて連続シリーズとしてTVアニメ化、河出書房新社より刊行された古川日出男訳を底本に、監督:山田尚子、脚本:吉田玲子、キャラクター原案:高野文子、音楽:牛尾憲輔、キャラクターデザイン:小島崇史、アニメーション制作:サイエンスSARUといった精鋭クリエイターが制作に臨んでいる。フジテレビ「+Ultra」ほかにて2022年1月より放送開始予定。
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