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2016.08.10
「このマンガがすごい!2015」オトコ編第1位、第19回「手塚治虫文化賞」新生賞受賞!まっすぐに「いま」と向き合う少年少女の姿を等身大に描き、全世代から共感と感動を呼んだ名作、大今良時の漫画「聲の形」。
このベストセラーコミックが、日本アカデミー賞 優秀賞を獲得した『映画 けいおん!』(11年)など、多くの作品を輩出し続けている京都アニメーションにより制作された映画『聲こえの形』が9月17日(土)より、全国ロードショーとなる。
監督はTVアニメ『けいおん!』で初監督を務め、『たまこラブストーリー』(14年)にて文化庁メディア芸術祭 アニメーション部門新人賞を獲得した、京都アニメーションに所属する山田尚子。主題歌にはaikoの新曲「恋をしたのは」が提供される。
不器用で、もどかしくて、でも伝えたいことがあふれている少年少女たちのせつない青春に、この秋、スクリーンが温かな涙で包まれる。
主人公・石田将也は、多数の作品で活躍する人気声優の入野自由が担当。
そして、将也と西宮硝子(早見沙織)が初めて出会った小学生時代の石田将也の声を、演技派女優としてドラマ、映画、バラエティに至るまで多方面で活躍する松岡茉優が担当!
松岡茉優のアフレコレポートと、山田監督、原作者大今良時先生のそれぞれのコメントが到着したのでこちらでご紹介しよう!
<石田将也(小学生)役/松岡茉優 コメント>
声優のお仕事は3本目になるのですが、一番リアルに近かった作品で、普段実写でやっている役作りをしてみようと思いました。
役として石田将也君を見つめ直してみると、悪気のない純粋な将也君が見えてきました。
自分自身にとっても新しい試みで、はじめは声だけに演技を乗せるのがこんなに大変なのかとすごく悔しかったですが、徐々に山田監督との信頼関係も築けたと思います。声優と俳優というお仕事に繋がる架け橋の兆しが見えた気がして、本当に光栄です。将也君は私にとってかけがえのない少年になりました。
<石田将也/いしだしょうや>
小学生の頃はガキ大将。しかし硝子とのある出来事以来、周囲から孤立してしまう。
以来、孤独や自己嫌悪と闘いながら日々を過ごしている。
<山田尚子監督(京都アニメーション所属) コメント>
松岡さんが演じられていた役でとても大好きな役がありまして、小学生将也のことを考えたときに、その子のことがふあっと浮かびました。きっとこの時に自分の中では松岡さんの将也と握手していたのだな、と思います。彼女の中にあるたくさんの感受性のどんな部分から将也が生まれてくるのか、とても知りたくなってお願いしました。
アフレコを終えての印象
テイクを重ねる毎にたくさんの将也を見せてくださいました。松岡さんの中で将也がどんどん呼吸し始めて、動きまわっているのが手に取るように見えきて、本当にわくわくしました。その間、松岡さんはずっと将也と対話されているようでした。
途中、入野さんの将也の生の声を聴かれるタイミングがあったのですが、それからの松岡将也がまたすばらしくて。小学生の将也と高校生の将也がちゃんと同一人物として存在する形にしっくりなじませていかれました。
普段、声だけで芝居をすることはあまりされていないと思うので、いろいろと窮屈だったりしたと思うのですが、そのようなことを全く感じさせないようなものすごい感性とセンスを目の当たりにして、頭がくらくらしてしまいました…。
<大今良時先生(原作者) コメント>
アフレコを終えての印象
とても自然な演技だと思いました。投げ出すような感じというか、放り投げるような感じというか、本物の小学六年生のような喋り方が、私のイメージする子供時代の将也そのものでした。特に怒鳴った時の声がすごく魅力的でした。
●作品情報
『聲の形』
9月17日(土)より新宿ピカデリー他全国ロードショー
【キャスト】
石田将也:入野自由
西宮硝子:早見沙織
西宮結絃:悠木 碧
永束友宏:小野賢章
植野直花:金子有希
佐原みよこ:石川由依
川井みき役:潘 めぐみ
真柴 智:豊永利行
石田将也(小学生):松岡茉優
【スタッフ】
原作:「聲の形」大今良時(講談社コミックス刊)
監督:山田尚子
脚本:吉田玲子
キャラクターデザイン:西屋太志
美術監督:篠原睦雄
色彩設計:石田奈央美
設定:秋竹斉一
撮影監督:髙尾一也
音響監督:鶴岡陽太
音楽:牛尾憲輔
音楽制作:ポニーキャニオン
アニメーション制作:京都アニメーション
製作:映画聲の形製作委員会
(京都アニメーション/ポニーキャニオン/朝日放送/クオラス/松竹/講談社)
配給:松竹
©大今良時・講談社/映画聲の形製作委員会
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