REPORT
2014.12.14
10月3日、Zepp Tokyoにて“飛蘭デビュー5周年記念ワンマンライブ-FAYLAND-”が開催。5年目という区切りにふさわしい、これまでの彼女の集大成の詰まったライブとなった。
一夜限りの夢の国“FAYLAND”開幕!
会場に入ると、この“FAYLAND”のロゴの映った紗幕がファンをお出迎え。この記念すべきライブに集ってくれたファンたちへ、まずはこんな形でご挨拶。そうしているうちに、彼女のシルエットが紗幕に映り、加えて「Are You Ready?」の煽りも映し出される。それにファンたちが応えたところで紗幕が落ち、「Polaris」からライブスタート。Aメロから「あー、もう泣きそう!」とこぼした彼女ではあったが、その歌声がグラつくことはない。感無量でありながらも、笑顔でお立ち台から客席を見下ろす。シリアスなナンバー揃いの彼女が、記念ライブの1曲目にこの曲を持ってきたのは、いきなり“5周年のその先”を見据えたライブにしようという意気込みの現れか。
「みんなが見えると涙腺がおかしくなるね(笑)」とちょっぴりしみじみしつつも、「1年ぶりのワンマン・ライブ、楽しみにしてました!ラストまでよろしく!」と気合いを入れる飛蘭。ここから怒涛の勢いでキラー・チューンが畳み掛けられる。まずは客席を「ヘイ!ヘイ!」と煽り、間奏ではステージに立っている喜びを表すかのように跳ねる彼女。かと思えば一転、ムチを手にし、「本能のDOUBT」をときに強く、ときに艶っぽく歌い上げる。
そして続く「God FATE」ではステージ上スクリーンにコール・アンド・レスポンスが表示され、常連もさることながら初参加のファンも巻き込んで会場が一体となる。そこからのファンの高まりが顕著に感じられたのが「BLUE BLAZE」で、客席のどこを見渡してもうれしそうな表情にあふれていたのが印象的。バックのスクリーンに流れるMVも、この5年を振り返るにはうってつけだ。そして5曲連続の最後を飾る「RED decision」では、これまで見せてきた魅力にさらに華麗さをプラス。それぞれの曲の勘所を抑えつつも、どの曲でも疲れを一切見せないその歌声は、彼女の強靭すぎるスタミナを証明しているかのようだった。
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