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INTERVIEW

2014.03.11

『ガンダムビルドファイターズ』新OPテーマを担当!「wimp ft. Lil’ Fang (from FAKY)」BACK-ONインタビュー!

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昨年10月から放送されているTVアニメ『ガンダムビルドファイターズ』のOPテーマ「ニブンノイチ」、そして2014年からの新OPテーマ「wimp ft. Lil’ Fang (from FAKY)」を発表したBACK-ON。アニメとともに広い世代の『ガンダム』ファンに受け入れられた2曲について、メンバーに熱く語ってもらった。

 

『ガンダム』の主題歌をやりたくて音楽をやっていた?

 

――「ニブンノイチ」に引き続き、「wimp ft. Lil’ Fang (from FAKY)」と『ガンダムビルドファイターズ』の主題歌を担当されていますね。

KENJI03 結構プレッシャーを感じましたね。やっぱり、『ガンダム』ファンの人たちの「どれどれ?」という様子がすごく伝わってくるというか(笑)、1期のOPテーマである「ニブンノイチ」を受け入れてもらえたぶん、2曲目は特に試されている感じはありました。でも、「wimp ft. Lil’ Fang (from FAKY)」にOPテーマが変わった後に、Twitterで「かっこいい!」というようなコメントがあって、安心しましたね。

――同じ作品の主題歌を2つ作るのは、やはり難しいですよね?

GORI やっぱり悩みましたね。「ニブンノイチ」はミドルバラードというか、あまり激しくない楽曲なんですけど、「wimp ft. Lil’ Fang (from FAKY)」を作っているときは『ガンダムビルドファイターズ』を観ていて、どうも後半から世界大会が始まってバトルが多くなりそうだぞ、と。そうなるとバトルに合わせてちょっと激しめの楽曲にしたほうがいいんじゃないかと思ったんです。そしてこれまでとの違いを出すためにも、女性ボーカルを入れたほうがいいんじゃないか。じゃあ、R&Bシンガーのほうがいいんじゃないのか、といった具合にいろいろと考えていったんです。いい意味でみなさんの期待を裏切れたんじゃないかなと思っています。

――今回の「wimp」と言うタイトルは弱虫という意味ですが、主人公のセイのことを歌っているわけですよね。

TEEDA 「ニブンノイチ」の歌詞と繋がっていることを出したかったんです。「ニブンノイチ」ではひとりじゃないということに気がついて、自信がついたんですけど、「wimp ft. Lil’ Fang (from FAKY)」ではそんな仲間が大事すぎて、臆病になってしまうという。だけど仲間のことを思っていることもお前の力なんじゃないか? っていう。そんな思いを歌詞に込めています。

――『ガンダムビルドファイターズ』は2クール目から世界大会に突入して、ライバルたちとのバトルが熱いですよね。

TEEDA このアニメを観ていると、すごくスポ根的なものがありながらも、中学生の時のもやもやとした心の動きも見え隠れしますね。だから「wimp ft. Lil’ Fang (from FAKY)」はすごくマッチしてるかなと。だって「ニブンノイチ」で“ひとりじゃない”って気付いたのに、また弱虫になるのか? って(笑)。中学生の時ってそういう時期っていうか、気持ちがアップしているならそのまま行けばいいのに、またちょっとしたことでダウンしちゃうんですよね。でもそれって自分が考えすぎているだけで、まわりはそのまま行けばいいのにって思っている。

――確かに十代の時って、気持ちの移り変わりが激しいですよね。やはり『ガンダムビルドファイターズ』は毎週観られていますか?

KENJI03 当然観ています。でも、僕とかはいわゆる『ガンダム』ってものを通っていない。兄弟の影響で『機動戦士SDガンダム』は観ていましたけど、とにかくとても影響が大きい作品ですよね。『ガンダムビルドファイターズ』は毎週毎週歴代のガンプラが登場するので、初心者としてはすごく観やすいし、勉強になる。

――そんな影響力が強い作品ですが、やはり『ガンダム』の主題歌を担当する、ということでテンションは上がりましたか?

GORI 僕は『ガンダム』が大好きで、正直『ガンダム』の主題歌をやりたいと思って音楽をやってきたので(笑)。でもまさかエイベックスで(笑)、自分たちが『ガンダム』の主題歌が出来るとは思っていなかった。そして、スタッフの人たちがすごく『ガンダム』が好きで、そしてBACK-ONが好きな人たちで、一緒に作っている感があってすごく助けられましたね。いろんな人の熱意があってここにいる、ということですよね。

――「wimp ft. Lil’ Fang (from FAKY)」を制作される際に、何かアニメ制作側からオーダーなどはあったのでしょうか?

TEEDA 「wimp ft. Lil’ Fang (from FAKY)」はまったくアニメ制作側からオーダーがなかったんですけど、「ニブンノイチ」の時は、やはり最初なので監督からオーダーというか作品の情報をいただいて。全体的なストーリーに加えて、主人公がふたりだとか、そのふたりがお互いに持っていないものを持っていることなどを教えていただいて。そういう情報から、自分たちもどういう曲や歌詞にしようか、そして単にアニメに寄せるだけではなく、BACK-ONとしてどういうことを打ち出していこうか、ということはすごく考えました。そこで出てきたのが「ひとりじゃない」というキーワード。でも「ひとりじゃない」っていう言葉ってJ-ROCK、J-POPでものすごく出てくるじゃないですか。でもそれってすごく強い言葉なんですよね。だからあえてこの言葉を使いました。

 

「CD+ガンプラはBACK-ONが3つ目!」

 

――「ニブンノイチ」も「wimp ft. Lil’ Fang (from FAKY)」も初回限定盤はガンプラが付いているのはテンションが上がります。これはガンプラファンなら必ず購入すると思います。

KENJI03 CDにガンプラが付いたのって、T.M.RevolutionさんとLinkin Parkさんがあって、BACK-ONの「ニブンノイチ」が3つ目なんですよね。そして4つ目も「wimp ft. Lil’ Fang (from FAKY)」で、2曲連続になりました。

――「wimp ft. Lil’ Fang (from FAKY)」はさらにクリアモデルですもんね!

TEEDA 子供のころにガンプラは作っていたんですけど、『ガンダムビルドファイターズ』を観るようになってから、また作り始めて。新しいモデルが出ると、「これも買うか……」って大人買いをするようになりました(笑)。子供のころ、やっぱりおもちゃ屋さんに行った時にガンプラの箱が積まれているのを見ていたわけじゃないですか。それがすごく記憶に残っていて。だから「ニブンノイチ」でガンプラの箱に自分たちの写真が入っているのを見たときにやっぱりテンションが上がりました。「これ、オフィシャルだよ!?」と(笑)。一生の自慢ですよね。

――TEEDAさんだけではなく、みなさんガンプラは作っていますか?

全員 作りました!

KENJI03 ニッパーがないとだめだよね! 最初は爪切りでやっていたんですけど、やっぱり駄目だと(笑)。

――第16話でセイの父親もレイジとアイラにニッパーを渡していましたよね。

KENJI03 そう! だからニッパーを買いました。

TEEDA 最近は墨入れペンやつや消しクリアーを買ったり、していますね。GORIから教えてもらって。

KENJI03 GORIの家は工房みたいになっていますからね。

GORI 昔、ガンプラ以外にもプラモデルは作っていたんですけど、また血が騒ぎ始めて(笑)。

――『ガンダムビルドファイターズ』を観て、またガンプラを作り始めたという人は多いようですね。

GORI すごくハマってしまって(笑)。そうなると、いちいち箱から工具を出すのが面倒になって、もう音楽機材をどかしてガンプラを作る場所を作ったんです。

KENJI03 GORIの家で曲の作業とかすると、塗装途中のパーツが置いてあるんですよ。それを触ろうとしたら、「あ~まだ乾いていないから触らないで!」って(笑)。

GORI 塗装したら、やっぱり1日以上乾かさないといけないんで(笑)。

KENJI03 先ほども言いましたけど、僕は『ガンダム』を知ってはいても、しっかりと観るのは初めてで。戦争ではなくてあくまガンプラバトル。そういうライトなところが入りやすい。でも一緒に観ていると、ラルさんの「ザクとは違うのだよ! ザクとは!」って台詞でGORIがニヤって笑ったりするんです。それってどういうことだろうと、ファースト『ガンダム』を観てみるとラルさんってランバ・ラルなんだ、この台詞なんだと意味が分かる。夕方6時からの放送だし、子供が観ていると思うんですけど、この作品は親子で観てもすごく楽しめる作品だと思います。その主題歌をやらせてもらえるのは本当にうれしい。Twitterとかで「BACK-ONええやんけ!」なんて呟かれていたりして(笑)、この人は多分40代ぐらいじゃないのかな……なんて思ったり。古くからのファンにも認められたと思えたのはとにかくうれしかった。

――本当にファースト世代の人たちにも受け入れられていますよね。

KENJI03 そう、昨年の10月4日に第1話放送前夜のイベント(「ガンダムビルドファイターズ 第1話放送直前 前夜祭!」)があって、「ニブンノイチ」を演奏して、さらにインタビューを受けたんですけど、選ばれたガンダムファンの人たちの前でインタビューみたいなのをして、そのときの緊張感は……。

GORI あれはヤバかった(笑)。自分も『ガンダム』は大好きなんですけど、集まっている人たちは本当の猛者なわけで、完全に押されていましたね。

KENJI03 GORIが話終わった後に、「ヨッ!」なんて声がかかったりして(笑)。あれを見ていたから、やっぱり主題歌への反応は怖かったですよ。

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