INTERVIEW
2013.10.07
アニメ音楽に関わる人達の「声」をお届けするリスアニ!TVによる撮りおろしインタビュー、それが“LisAni!VOICE”。「リスアニ!TV」にて放送されたその「声」をリスアニ!WEBで掲載します。
三森すずこ「会いたいよ・・・会いたいよ!」リリース時の「リスアニ!VOICE」を掲載!(「リスアニ!TV」2013年4月5日/4月12日放送分)
――今年4月にソロデビューされたわけですが、まずは初めてデビューの話を聞いたときの率直な感想を教えてください。
三森すずこ(以下、三森)正直、不安でした。私はユニット活動のほうが多くて、どこに行くにもユニットが必ずあったので、ひとりで、三森すずこ自身として歌うってことにすごく不安があって。でもワクワクもあるし、その不安とワクワクの間で、複雑な気分でした。
――それまでに、ソロでの音楽活動を想定されたことはありましたか?
三森 やっぱり小さいときから人前で歌ったり踊ったりすることが大好きでこういう業界に入ってきたので、いつかはそういう機会があればいいな、とは思っていました。でも、ユニット活動をしてるとメンバーそれぞれにポジションができて、互いにカバーしあって成立させている部分があるので、それを全部自分ひとりでやらなきゃいけないんだ、って想像したら、ちょっと不安になっちゃいました。
――最初にソロでやると決まったときに、「こういうソロアーティストになりたい」とか「こういうことをやりたい」っていうイメージはありましたか?
三森 私は子供の頃から元JUDY AND MARYのYUKIさんがすごく好きなので、あの方みたいに、かわいいんだけどそれだけじゃない、ちょっと独特な感じをめざせたらいいなとは思ってました。ただやっぱり、自分が思う私と人が思い描く「三森すずこ」は全然違うな、とも思って。「私がどう見られるのがいちばんいいか」というのは、プロデューサーさんをはじめ周りの方たちにお任せしました。
――そういう想いもあったなかで、デビュー曲を最初に聴いたときの印象を教えてください。
三森 すごく明るくてかわいくて、「なんてキャッチーでいい曲なんだ!」って思いました。一回聴いたらメロディがずっと頭の中でループしてたくらいです。すごくかわいい曲なので自分的にはちょっと恥ずかしいなっていう部分もあるんですが、こんなに自分の中の女の子要素を全開にすることもあまりないので、すごく楽しかったです。
――その曲のMVにもありましたが、ソロでのダンスにはソロならではの見せ方があって、そこもポイントだと思います。その違いについてはどう思われましたか?
三森 やっぱりユニットだと、「揃えなきゃいけない」というのが大前提なんですよ。でもソロだとどれだけやっても自由じゃないですか? だから「どの角度がいちばんかわいく見えるかな?」とか、「どうしたらここは軽やかにできるかな?」とかを考えながらやりました。元々ダンスをやっていたのもあって、踊ると連動して表情がにこやかになるようなところがあるみたいで、本当にダンスにはかなり助けられてます。
――さて、もう少し深く三森さんの音楽活動についてお聞きしていきたいと思います。先ほどYUKIさんのファンだとおっしゃられてましたが、小さい頃から音楽にいろいろと触れられていたんでしょうか?
三森 我が家はすごい音楽大好き一家だったんです。お父さんはオペラやクラシック音楽が大好きな人で、かなりマニアックなクラシックファンで、お母さんは逆にロックが大好きで、ジャニス・ジョップリンとか小さいときに聴かされてたんですよ。で、私は子供の頃からミュージカルが好きで。小さいときから、結構アメリカの古いミュージカルとかを見るのが好きでした。
――自然と英才教育が。
三森 お父さんはただひとりで聴いてるのがたまたま聴こえてくる感じだったんですけど、お母さんは「ここのギター・ソロがいい!」とかすごくて(笑)。英才教育とは少し違うかもしれませんが、小さいときからそんな感じで自然といろんな音楽を聴くようになりました。
――そういう音楽の環境は、三森さんとしてのソロ活動にも非常に生きてくると思います。
三森 人生にムダってないですよね。キャラソンも、結構いろんなジャンルのものを歌わせていただいたり、ダンスも独特なものをやる機会が多いので。小さいときからやってきたことがムダにならなくてよかった! ってすごく思います。
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