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REPORT

2025.02.22

ワクワクとドキドキに満ちたコラボレーション!“コネクトライブ 特別版 プロジェクトセカイ×あんさんぶるスターズ!!Ensemble in SEKAI”初日昼公演の様子をレポート

ワクワクとドキドキに満ちたコラボレーション!“コネクトライブ 特別版 プロジェクトセカイ×あんさんぶるスターズ!!Ensemble in SEKAI”初日昼公演の様子をレポート

スマートフォン向けゲーム「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」と「あんさんぶるスターズ!!」が初めてのコラボを敢行。双方のすべてのユニットが参加するバーチャルライブ“コネクトライブ 特別版 プロジェクトセカイ×あんさんぶるスターズ!!Ensemble in SEKAI”が期待高まる中で開幕した。その最初の公演である2025年2月22日昼公演をレポートする。

TEXT BY えびさわなち

 

「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」(以下「プロセカ」)と「あんさんぶるスターズ!!」(以下、「あんスタ!!」)がコネクトライブでコラボレーション!開演前のアナウンスから大盛り上がりとなったそのステージはワクワクとドキドキで熱を帯びる。そんなフロアに初音ミクの声が響くと、いよいよライブが始まるとあって、オ-ディエンスはペンライトを激しく振って大歓声をあげる。コネクトライブに初めて参加するアンサンブルスクエア(以下、ES)のアイドルたちも、開演前アナウンスで期待を滲ませた声を響かせた。そして舞台の幕は開く。

すべての出演者が映像で紹介され、拍手が響くと照明が落とされたステージに眩い光が向けられる。そこにはCrazy:Bの天城 燐音、HiMERU、桜河 こはく、椎名 ニキ、そしてワンダーランズ×ショウタイムの天馬 司と神代 類の姿が。鳴り響いたのは「KING(作詞・作曲:栗山夕璃)」。スペシャルコラボとして公開されて話題騒然となった1曲がトップバッターを飾るという、いきなりのサプライズ。MVでのクールで洒落た空気感とは違い、力強くダイナミックなダンスで「KING」を魅せると、歓声だけではなくクラップの音もフロアから響き、ステージの6人のパフォーマンスもより一層熱を帯びていく。

初音ミクと守沢 千秋、逆先 夏目も加えたメンバーでのMCタイムでは、みんなの“想い”が生んだステージだからこそ、それに応えたいと話すメンバーたち。その笑顔に会場の歓声も大きくなった。ESのアイドルたちとセカイで歌を放つメンバーたちによる“あんさんぶる”をライブの始まりから感じさせたのだった。コラボステージのラストでミクが「Ensmble in SEKAI!!」と叫び、他のメンバーたちの「スタート!!」の声が響いたことで、このスペシャルなコラボライブは本格的な幕開けを迎えた。

‎雪が舞うステージに小豆沢 こはね、‎白石 杏、東雲 彰人、青柳 冬弥、そして巡音ルカが立つ。Vivid BAD SQUADの登場だ。まず披露したのは「ミライ(作詞・作曲:有機酸)」、彼らの絆を感じさせる力強さのあるユニゾンが印象的な1曲。フロアから大合唱が届くと、ステージに舞っていた雪の結晶はいつしか花びらへと変わる。

雪解けを迎えるような柔らかさがハートフルに響き、大きな歓声に迎えられたナンバーに続いたのは「マーシャル・マキシマイザー(作詞・作曲:柊マグネタイト)」。衣装が黒へと変化し、畳みかけるようなエレクトロビートが鳴り出すと、ルカの高音とソウルフルなボーカルが絡み合い、アッパーチューンを響かせる。フロアからの歌声が重なり、歌が大きな塊のように変貌。躍動感溢れるステージは会場の熱気を1つにした。

ステージ後のMCでは嬉しそうに声を弾ませたVivid BAD SQUAD 。そんな彼らに続いたのは葵 ひなた、葵 ゆうた兄弟の2winkだ。ズキュンドキュンとハートがステージを舞う。ダンサブルなエレクトロロックで響かせるミュージックバトルソング「トゥウィンクル空中戦(作詞・作曲:ナユタン星人)」で、彼らの魅力であるダイナミックなパフォーマンスを見せると、一挙手一投足に歓声が沸く。押し寄せるような熱気に満ちたサウンドにペンライトを激しく揺らすフロアのオーディエンスが2人のパフォーマンスをさらにヒートアップさせる。コールを入れる場面では大きな歌声が2winkの声に重なり、会場を席巻していった。

そんな2winkに続いて登場したのはUNDEAD。朔間 零、羽風 薫、大神 晃牙、乙狩 アドニスが姿を見せると、会場をコウモリが飛び回る。チェンバロの音に導かれるように鳴り出した「Melody in the Dark(作詞:Mel*、作曲:原田篤(Arte Refact))」はラウドに響くエモーショナルなゴシックロックチューン。スタンドマイクに手をかけ視線を投げれば、フロアの熱気はさらに高まっていく。ステージ後方のビジョンに1人ずつ映し出されると、その妖艶な様にオーディエンスの視線は釘付けに。熱を帯びるパフォーマンスに、会場から響くチャントもシャウトへと変貌し、大きな音の塊となった。そんな熱いステージが終わると2wink の2人もステージに登場し、UNDEADと共にオーディエンスとの時間を楽しんだ。

ESのアイドルたちに続いたのはガールズバンド・Leo/needだ。ボーカル・ギターの星乃 一歌、キーボードの天馬 咲希、ドラムの望月 穂波、ベースの日野森 志歩の4人組バンドの彼女たち。そこにエレキギターを手にした初音ミクが加わって響かせるのは「カゲロウデイズ(作詞・作曲:じん)」。掻き鳴らされるギターのリフに力強いビートが重なる。抒情的な歌詞とどこかノスタルジーを感じさせるオーセンティックなロックンロールで紡ぐ1曲をフロアの歓声が迎える。咲希のキーボードソロではミク、一歌、志歩がキーボードの周囲に集まり、視線を合わせながら演奏する姿が印象的だ。

衣装チェンジと共にミクに変わってギターを手にしたKAITOが彼女たちに並ぶと、ライブは「星を繋ぐ(作詞:一二三、作曲:40mP)」へ。ギターの演奏でも魅せたKAITOの歌声とLeo/need の4人の爽快な高音とが共に昇華していくように響くと、いつしかフロアの歌声も重なっていく。ポップで透明感あるピアノロックが会場を包んだ。

Leo/needに続いて登場したのは音楽サークル・25時、ナイトコードで。のメンバーたち。作曲担当の宵崎 奏、作詞担当の朝比奈 まふゆ、イラスト担当の東雲 絵名、動画担当の暁山 瑞希で構成される彼女たちはコネクトライブのステージに鏡音リンと共に登場。妖艶な衣装に身を包み、歌うのは「エンヴィーベイビー(作詞・作曲:Kanaria)」。エレガントな鍵盤の音と軽快なビートとで紡がれる艶めくアッパーチューンを、操り人形のようなパフォーマンスによってドラマチックに届けた。

衣装が変わるとステージには25時、ナイトコードで。と鏡音レンの姿が。5人で歌いあげるのは「バグ(作詞・作曲:かいりきベア)」だ。感情的に掻き鳴らされる鍵盤の音と硬質なビートとが変則的なエレクトロ音と絡み合いながら躍動するエレクトロポップチューンに「バグバグ」とフロアから歌声が起きた。

そんな25時、ナイトコードで。からライブのバトンを受け取ったのは紅月だ。色とりどりの紅葉が舞うなか、蓮巳 敬人、鬼龍 紅郎、神崎 颯馬、滝 維吹が登場すると、大歓声が会場を包む。歌うのは、彼らを象徴するような1曲「百花繚乱、紅月夜(2025 ver.)(作詞:Mel*、作曲:原田篤(Arte Refact)」。和楽器とギターの音が轟くアグレッシブな和ロックを艶やかに、力強く歌い上げる。眩いばかりにステージを照らす“紅月の色”が情熱的なそのパフォーマンスをさらにパワフルに映し出していく。「セイヤ!」「ハッ!!」とオーディエンスのコールが響くなか、熱を帯びる4人。颯馬と維吹の殺陣に大きな拍手が湧き、紅月の存在をステージへと刻み付けた。

暗転したステージにうさぎのネオンが浮かび上がる。軽快なエレクトロビートに合わせてかわいらしいダンスをする真白 友也、仁兎 なずな、紫之 創、天満 光の4人にスポットが当たる。Ra*bitsの登場だ。小悪魔的な魅力のあるダンスチューン「FALLIN’ LOVE=IT’S WONDERLAND(作詞:松井洋平、作曲:INN)」をかわいらしさに妖しさを散りばめながら歌い上げる姿にオーディエンスの視線が集まる。躍動するベースのリフと駆けあがるような鍵盤の音が大人な表情を感じさせるナンバーにフロアの歌声も重なっていく。ラストの「恋に落ちていくんだ」の歌詞のままの、見る者のハートを熱くするステージとなった。

元気なRa*bits に引っ張られた(!?)紅月の姿が新鮮だったMCを挟み、その後に登場したのはMORE MORE JUMP!。花里 みのり、桐谷 遥、桃井 愛莉、日野森 雫の4人による“笑顔と希望を届けるアイドル”だ。そんな彼女たちがバーチャル・シンガー、MEIKOを迎えて歌うのは「きゅうくらりん(作詞・作曲:いよわ)」。リズミカルなビートに甘い歌声が重なっていく。ふわふわの綿菓子のような柔らかなボーカルを、MEIKOと共に紡いでいく4人。その声に胸がきゅっと掴まれるようだ。「オイ!オイ!」とコールが響く会場を見渡すメンバーたち。不安を滲ませるような歌詞の楽曲が、彼女たちの歌声に乗れば前向きな想いへと変わっていく。

そんな1曲の後には鏡音リンを迎えての「チームメイト(作詞・作曲:HoneyWorks)」へ。ハートフルなサウンドで紡ぐ応援歌に、コールはその音を一層大きくしていった。クラップの音が形作るビートに歌声を乗せるMORE MORE JUMP!との結び目を、想いが形になったコネクトライブを通して強くする、そんな時間だった。

続いてプレライブにも登場したワンダーランズ×ショウタイムが姿を現す。天馬 司、鳳 えむ、草薙 寧々、神代 類の4人にバーチャル・シンガーの初音ミクを加えて聴かせるのは「太陽系デスコ(作詞・作曲:ナユタン星人)」だ。UFOが登場して、ステージのメンバーにライトを当てるというエンタメな演出を見せるのはさすがワンダーランズ×ショウタイム!サーカスさながらの心躍るパフォーマンスでファニーなダンスチューンをハッピーに魅せると、フロアからも歌声やチャントがあがり、ステージと客席が一体となる。

続いて披露した「キラピピ★キラピカ(作詞・作曲:nyanyannya(大天才P))」はMEIKOを迎えて魅せるステージ。ドラマチックに展開する吹奏楽器や木管楽器が軽やかに躍動するミュージカル調のナンバーに乗せ、えむとMEIKOの声を軸にストーリーが進んでいくそのパフォーマンスはテーマパークのように楽しい。物語の先へと想いを繋ぐ眩い楽曲が会場を笑顔でいっぱいにした。

ワンダーランズ×ショウタイムの後に登場したのはCrazy:B。コネクトライブ冒頭でコラボステージを披露した彼らが、今度は会場を真夏にすると宣言。熱い夏の思い出を詰め込んだという「Honeycomb Summer(作詞:松井洋平、作曲:原田篤(Arte Refact))」が鳴り出すと、どんな季節でもとびきり熱くするアイドルユニット・Crazy:Bの歌声が軽快ビートに乗り、フロアからはクラップが沸き上がる。広いステージで楽し気に踊る彼らに向けてオーディエンスの歌声が届けられ、ライブはヒートアップ。大きな熱風を巻き起こすように響くボーカルとご機嫌なサマーパーティチューンでフロアの季節は夏へと変貌を果たした。

そんな夏の熱気を己の色へと変えたのはValkyrieだ。くるくると廻る歯車から紡がれたのはゴシックロックチューンの「祝福のLibrary(作詞:磯谷佳江、作曲:志方あきこ)」。エモーショナルなストリングスの音色と力強く響くビートとが劇的に展開していく珠玉のValkyrieサウンドが会場を浸食していく。厳かに、感情的に、深紅の色を称えた楽曲に合わせて優美なダンスを見せる斎宮 宗と影片 みかの2人の“想い”もまたこのステージに刻まれていくようだった。

Valkyrieの2人がMCをしていると、そこへ巴 日和と七種 茨が登場。乱 凪砂と漣 ジュンも姿を見せ、Edenが揃うと宗が彼らを紹介。凪砂の声で“楽園の扉を開く”1曲「THE GENESIS(作詞:松井洋平、作曲:本多友紀(Arte Refact))」が響き出す。ダイナミックなビートで彩ったエレクトロダンスチューンの硬質なビートと鋭く響くギターの旋律がアタック強く鳴れば、煌びやかさを重ねるシンセの音と共に至高のサウンドが広がっていく。圧倒的な存在感を放つダンスパフォーマンスで会場を席捲したEden。オーディエンスの五感を奪う、圧倒的なステージをコネクトライブに刻み付けたのだった。

願いを叶え、“想い”で作るステージはESのアイドルたちによるシャッフルメドレーへと繋がっていく。まずは逆先 逆先 夏目、氷鷹 北斗、葵 ひなた、紫之 創、朔間 凛月によるEVIL NUM+の「Ringing evil phone(作詞:こだまさおり、作曲:amazuti)」だ。ピアノの音色による軽やかでジャジーなダンスチューンをステップを踏みながら歌い上げると、続いたのは鬼龍 紅郎、三毛縞 斑、南雲 鉄虎、乙狩 アドニス、漣 ジュンによる舞闘会が登場。神話の世界の登場人物のような肉体美と和を思わせる衣装でオリエンタルな魅力を感じさせながら歌うのは、ラウドに轟くアグレッシブなロックンロール「FIST OF SOUL(作詞:松井洋平、作曲:ゆよゆっぺ)」。そんな戦いの歌からガラリと雰囲気を変えたのは天城 燐音、真白 友也、明星 スバル、伏見 弓弦、七種 茨によるFlambé!だ。彼らが歌うのはアタックの強いビッグビートで紡いでいくダイナミックで攻撃的なギターとベースの音色が印象的な「Have you been naughty or nice?(作詞:松井洋平、作曲:堀江晶太)」。

熱いグルーブを軽快に響かせる1曲に会場から歌声が沸き上がるなか、スペシャル感に満ちたライブは止まらない!ESのアイドルたちのスペシャルステージに続いたのはバーチャル・シンガーたちのステージだ。初音ミク、巡音ルカ、鏡音リン、鏡音レン、KAITO、MEIKOが勢揃いで歌う「Blessing(作詞・作曲:halyosy)」。リラックスしたように伸びやかな声を響かせ、6色の歌声のハーモニーでポジティブな想いが満ちた1曲を真っ直ぐに届けた。「みんな、ありがとう!」と口々に伝えるバーチャル・シンガーたちが笑顔と共にステージを降りると、フロアから「アンコール」の声が沸いた。

アンコールの声に応えてステージに登場したのは天馬 司、神代 類、東雲 彰人、青柳 冬弥にレンとKAITO。6人で「Fire◎Flower (Rerec)(作詞・作曲:halyosy)」を歌うというサプライズに歓声があがる。メロウなロックンロールを伸びやかに歌いあげられることで人気の1曲。彼らの歌声にオーディエンスの声も重なり、会場の想いが1つになっていくのを感じた。

そんなステージが終わると「Fire◎Flower (Rerec)」を披露したメンバーの隣には 漣 ジュン、瀬名 泉、守沢 千秋、に加え逆先 夏目の姿が。そう、サプライズはまだまだ続いたのだ。ステージに立つメンバーが2人1組でファンサを見せるという予想もしなかった展開(!)でオーディエンスを楽しませる。意外性や新しさでオーディエンスを驚かせたこの瞬間こそ、まさにシャッターチャンスだったはず。そんなライブの最後を飾ったのはコラボユニット・DI:VerseにレンとKAITOを加えた総勢10人で歌うコラボナンバー「フュージョン(作詞・作曲:DECO*27 (OTOIRO))」だ。アッパーなデジタルダンスビートがフロアを駆け巡る中、華麗で力強いダンスパフォーマンスでオーディエンスに“最高の瞬間”という魔法をかけた彼ら。視線を合わせ、呼吸を合わせて歌い上げるコラボソングがステージで色鮮やかに発色し、笑顔と多幸感に包まれたコネクトライブは幕を閉じた。

ライブは翌日の昼夜2公演へと繋がっていく。観る者たちが生み出した想いのステージで繰り広げられる彼らのステージは一瞬たりとも見逃せない。心躍るパフォーマンスに、ハートを掴む歌声に、また出会いにあの場所へ向かいたい。


●イベント情報
コネクトライブ 特別版 プロジェクトセカイ×あんさんぶるスターズ!!Ensemble in SEKAI

2025年2月22日
昼公演 13:30 夜公演 17:30 アフターイベント 20:45

2025年2月23日
昼公演 13:30 夜公演 17:30 アフターイベント 20:45

会場:「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」アプリ内

詳しくはこちら
https://pjsekai.sega.jp/es-collabo/connect-live/index.html

関連リンク

「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」
公式サイト
https://pjsekai.sega.jp/

公式X
https://x.com/pj_sekai

公式YouTube
https://www.youtube.com/@pj_sekai_colorfulstage

「あんさんぶるスターズ!!」
公式サイト
https://ensemble-stars.jp/

公式X
https://x.com/ensemble_stars

公式YouTube
https://www.youtube.com/@ensemble_stars

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