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REPORT

2024.12.16

来年5月には日本武道館公演2daysも!ファンとの“最高の日”を更新した“LiSA LiVE is Smile Always~COCKTAiL PARTY~[SWEET&SOUR]”東京公演をレポート!

来年5月には日本武道館公演2daysも!ファンとの“最高の日”を更新した“LiSA LiVE is Smile Always~COCKTAiL PARTY~[SWEET&SOUR]”東京公演をレポート!

圧巻の演出で魅せて聴かせた新曲たち

メドレーショーを終えたステージでは、雄大なBGMにのせてLEDスクリーンいっぱいに映像が流れ、この日のメンバー名が紹介されるインターバルタイムに。カラフルな色が渦巻く映像は徐々に宇宙を形作り、客席に青いライト放たれると、客性のペンライトも一斉に青くなる。クリーンで煌びやかなギターの音からイントロが放たれ、メインステージのリフターの上で黒い衣装のLiSAが1人、「ブラックボックス」をゆっくりと歌い出す。ステージを映し出す映像も消され、そこにあるのは静かに、そして重厚にロックするバンドの音とライトに浮かび上がるLiSAの深い歌声だけ。巨大ビジョンに時折走るパルスが静かに躍動し、この曲の重みを感じさせてくれる。

ここからは「ROCK-mode’18」「Rising Hope」とLiSAのライブアンセムが続き、会場のテンションはますまだダダ上がり。そして、このツアーで初お披露目となった最新シングル「QUEEN」!大阪のツアー初日からサプライズで届けられてきたこの曲は、既にファンも予習済み。イントロが鳴ると瞬時に、客席のペンライトがすぐさま“RED”と“GREEN”の2色に塗り分けられ、雄叫びを挙げる。LiSAがセンターステージの細いリフターに乗り込むと、10mほどみるみる上昇。巨大スクリーンで躍動するFZMZと、堂々と観衆を睥睨しながら歌い、ディスコのお立ち台で踊るように激しくアクションするLiSA。音楽ですべてを支配する“クイーン”が、そこにいた。「踊れー!」と煽ってもう1曲ダンサブルな「RUNAWAY」をぶつけ、リフターを降りたLiSAとダンサーズが、メインステージに戻ると、またまたキラーチューンが待っている!全員で振りを合わせた「say my name の片想い」。代々木体育館が全員の雄叫びで揺れた「一斉ノ喝采」。この高揚感と圧倒的なパワーは、LiSAのライブでしか味わえない宝物だ。

 

 

歌だけで本編を走り抜け、ここでやっとMC。「やっぱ東京ってすごいなぁ……それからやっぱり東京って緊張するなぁ……」と独り言のように言葉を重ねる。夢を叶え、時には夢に押しつぶされそうになりながら、色んな思い出を作ってきた東京での自分を振り返り、「今日はこの東京、国立代々木第一体育館……東京でもまだ初めてがあったんだね」「今日はマジ最高でした」と目を細める。「またここから、色んな日を重ねて胸張って帰ってくるから、また遊んでよ?」と笑って、本編ラストの「拝啓、わたしへ」を、優しく穏やかに歌い上げる。ふと視線をやったスクリーンで、去年の“~LANDER~”ツアーで見かけたピンクの耳と足と尻尾を持った黒猫が街を走り抜け、心安まる家へと帰っていくのが見えた。

LiSAの名を呼ぶ声に応え、アンコールでも彼女は惜しみない選曲を届ける。真っ白なドレスを着て、静かなアカペラで始まった「シルシ」を情感を込めて歌い上げ、LiSAは言う。

 

「忘れないよ、この初めての代々木体育館を最高にしてくれたあなたのこと、あなたたちのこと。そして今日のこと。だから忘れないでいてよ。また一緒に最高の日作ろうね!ラスト一緒に歌ってー!」

放たれた「紅蓮華」。会場の隅々まで響き渡る大合唱が、LiSAとみんなの心に咲く、美しい華を咲き誇らせた――。

 

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