Machico、デジタルシングルリリース！2種類の“かわいい”を自由に詰め込んだデジタルシングル「有頂天」「好き嫌いニュービート」を語る

甘くて温かな「好き嫌いニュービート」は、想像膨らむ1曲に

――さて、もう1曲の「好き嫌いニュービート」はまた違った“かわいい”を表現したミドルポップになりました。こちらは「きっとショコラ」のような雰囲気の曲を……とおっしゃられていましたが。

Machico　そうなんです。「きっとショコラ」は、アルバム『マチビトサガシ』に収録されているkoyoriさんに作っていただいた曲で、好きな曲として挙げてくれる方が多くて。私はその方たちを“ショコラ民”と呼んでるんですけど（笑）。ああいう甘い曲って、私にはなかなかなくて。かわいくて明るい曲はあるんですけど、そういうハツラツ系ではないちょっと内気な女子が歌っている甘い曲って、「きっとショコラ」が初めてだったんですよね。で、私もみんなもあの甘い感じや楽曲の雰囲気が好きなのだとしたら、「そういう曲を、もうひとつぐらい増やしてもいいかもね」ということで、お願いしました。

――だからこそ、「有頂天」はまた違った切り口の曲になったのかもしれませんね。

Machico　うん、そうだと思います。それに「好き嫌いニュービート」には「きっとショコラ」と同じように、スイーツっぽいワードが結構入っていて。別の切り口の甘い世界ではあるので、こっちもこっちですごく個性が立ってはいるんですけど、「甘い甘い角砂糖」やリンクする部分もたくさんあるので、なんだか妹のような楽曲ができたような感じがしますね。

――となると、最初に聴いたときからこの曲のヒロイン像みたいなものは、明確に浮かんだんでしょうか？

Machico　「きっとショコラ」の時みたいに、結構“気だるげ女子”な感じといいますか……ちょっとおっとりしてるけどおっとりしすぎてはなくて、言うことは言うけど基本的にはちょっとまったりしているような女の子をイメージしまして。なので「柔らかく歌いたいな」とは思いましたね。「有頂天」と同じようにディスコさん節がいっぱい詰まっていて、“現実世界”というよりは“脳内世界”で繰り広げられているような情景が描かれているんです。

――特に、どんな部分でそれを感じましたか？

Machico　例えば、サビの「苦い苦い機関銃で撃ってペロリ」とかがそうなんですけど、「たぶんリアルに起きたことを、頭の中で解釈してそういう表現になったんだろうなぁ」と思うんですよ。この曲は、こういうふうに「そう感じたよ」みたいなことはいっぱい描かれているけど「何が起きた」と言ってはくれていないので、「この子の身に何が起きて、こんなに相手のことが大好きなんだろう？」みたいなことを考えるのも楽しいんですよね。

――ということは、準備段階から楽しさも結構あったのでは？

Machico　楽しかったです。なんだか……ほわんとした気持ちで。ちゃんと高音部分もあるのでそのたびにちょっとビビってはいましたけど（笑）、“夢見心地”みたいな気持ちというか。この曲こそ力んで歌うような曲でもないから、レコーディングも本当に夢見心地な状態で、目をつぶって想像してる……みたいに、終始リラックスしてできました。

――ちなみにこの曲は、「有頂天」のようにアレンジで色んな要素が加わったりはしていたんでしょうか？

Machico　よりぽわぽわ感が増えた気がします。こちらもレコーディング時点ではまだデモ段階だったんですけど、完成版では自分が最初に感じた「ちょっと温かみのある、ぽわぽわした感じの曲だな」という雰囲気がより広がっていて、落ち着いたときに聴ける曲だなと感じたんですよ。なので寝る前みたいな心ゆったりとしたときや、ぽかぽかした昼下がりのカフェとかで聴いてみてほしいですね。

――そうすると、歌うときにもその温かみみたいなものは出せればと考えながら？

Machico　はい。「歌声でみんなをメロメロにしちゃうんだかんね」くらいの気持ちで（笑）。やっぱりソロ名義ではあまり甘い歌声でアプローチすることがなかったぶん、今出せる落ち着いた甘さをみんなに食らわせてやるぜ！という気持ちでした。

――先ほどおっしゃられた作品きっかけで知った方も、「ソロにもこういう曲があるのか！」とより楽しんでくれるでしょうし。

Machico　そうですね。声優と歌手とのグラデーションの間を取り持ってくれるような立ち位置の曲なようにも思います。

――さて、この2曲を引っ提げる形で、11月30日にはワンマンライブ「Cheer Up！」を開催されます。

Machico　今回のライブはまず凱旋ライブとは違ったものにしたいんですよ。そのうえで、私の楽曲についてファンの方々が「Machicoの歌を聴いてたら、笑顔になれる」とか「パワーをもらえる」みたいなことをいっぱい言ってくださるのを受けて、「みんなを応援できるようなライブにできたら」ということでこのタイトルにさせてもらいました。

――そのうえで、セットリストはどう組まれていったのでしょうか？

Machico　タイトルにちなんで“ポップ”か“かわいい”かに決め込んだほうが、1つのライブとしてまとまりが出るように思っていまして。そのなかで、私が歌いたい曲も「Machicoのライブといえば！」という代表的な曲も入れましたし、あとはみんなと声を出せたり振付があったりと一緒に何かできるような曲も積極的に入れています。なので、初めて来る方も参加しやすいでしょうし……現段階で私がSNSに上げてる「みんなでこれ踊りたいねぇ」と言ってる動画は見ておいてほしいです（笑）。でも結構懐かしい曲を入れたりもしているので、ずっとライブに来てくれている人にも新鮮味を感じられるとも思うんですよ。

――入りやすいけど、いつもの感すぎないものになる。

Machico　はい。私自身も確認のために何回も聴いているんですけど、自分的にはちゃんと飽きさせないものにできると思っているので、ぜひ遊びに来ていただけたら嬉しいです。私はライブに向けて、とにかく体力をつけます！

――おそらくそのなかで、今回の新曲2曲もきっと登場するでしょうし。

Machico　はい。出て、こさせましょう！（笑）。だから新曲ももちろん、たくさん聴き込んでおいてください！

●リリース情報
配信シングル
「有頂天」

作詞・作曲：飯島郁子　編曲：水口浩次

各配信サイトにて配信中！
https://machico.lnk.to/uchouten

配信シングル
「好き嫌いニュービート」

作詞・作曲：飯島郁子　編曲：水口浩次

各配信サイトにて配信中！
https://machico.lnk.to/SukiKiraiNewBeat

●ライブ情報
Machico Live 2024 -Cheer Up！-
11月30日（土）17:00開場／18:00開演
会場：豊洲PIT
チケット：全席指定：￥7,500

＜チケット一般発売中！＞
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