『ダンまち』×sajou no hanaの最強タッグ再び！sana、渡辺 翔、『ダンまち』シリーズの志治プロデューサーが、『ダンまち』そしてsajou no hana楽曲を語り合う！

ボーカリスト、ソングライターとしても進化していくsanaとsajou no hana

――アニメサイドとしては「ハイドレート」の出来栄えはいかがですか？

志治　今回もばっちりアニメに寄り添っていただいたと感じています。ちなみにデモでいただいたものからほとんど修正はありませんでした。大森先生や監督たちも満足する楽曲に仕上げていただき感謝しています。

――そんな「ハイドレート」が流れるエンディングでの映像についてですが、翔さんは花畑に佇むシルをイメージしたわけですが、映像のほうではまた別の意味で話題になったところがありましたね。

渡辺　イメージした場所は一緒なんですけどね（笑）。

――ですが映像はフレイヤに、色んな意味でフォーカスした映像になっていましたね。

sana　目のやり場に困る（笑）。私も映像が流れたらSNSで感想を呟きたいじゃないですか。

渡辺　たしかに女性だと感想を言いづらい（笑）。

sana　まあ、個人的には大変にありがたい映像ではあるんですけど（笑）。

渡辺　大人たちの本気を感じますよね。

志治　僕は主題歌の映像に頭から細かく指示を出す事はしないのですが、今回は曲を渡すときに「フレイヤの曲です」と伝えました。つまり、「フレイヤの映像として表現してほしい」とお願いし、あとは現場の演出に委ねる形にしました。

sana　毎回いい意味で裏切られていますよね。「Evergreen」のサビでも画面いっぱいにヘスティアのお尻が、みたいな感じだったし（笑）。

志治　ちなみに今回の映像はロトスコープといって、実際のモデルさんの動きに合わせて映像を作っています。

渡辺　ああ、だからあんなにリアル感があるんだ。

志治　ちなみにED映像のほかにも、4話では本編の映像中で流れるんですよね。シルがベルに告白をするシーンで流れるという、まさにドンピシャというか。

――さて、sajou no hanaとしては「ハイドレート」以降も、来年発売の「ダンフル」に主題歌の「溺愛」が起用されます。また来年もツアーが予定されています。sanaさんとしてはsajou no hanaの今後としてはいかがですか？

sana　今後は変わらずコンスタントに楽曲を出し続けていけるようになりたいです。あと実は、この「溺愛」では翔さんと共作で歌詞も書かせていただいているんですよね。今後はsajou no hanaとしてもボーカリストとしても、歌詞や言葉でもっと伝えていけるようになりたいなっていうのが来年の私の大きな課題かなと思います。

――翔さんも楽曲を提供する立場として、sanaさんとsajou no hanaにはどんな期待を込めていきたいですか？

渡辺　やっぱり今までとは形が変わってきてるので、1曲1曲楽しみながらやっていこうかなと。今回も例えばキタニタツヤじゃなく笹川真央にお願いしたのもそうですけど、もちろんその逆もあるかもしれない。そういう1曲1曲で出せるものが広がってきているという、その良さをまた出していきたいなと思いますね。そう言った意味ではまたタイアップとは関係のない、純度100パーセントのsanaの歌詞を見てみたいというのはありますね。

――sajou no hanaとしても個人としても更なる進化を目指す2025年であると。

sana　そうですね。あとはライブ活動も引き続きやってきたいです。今年は再スタートでもあったし、色々と手探りなところもあったんですけど、来年のライブでも1曲1曲を深めていって、ライブでもよりドラマチックな演出が色々できるようにしていきたいと思っています。