――2025年はアプリのリリースから10年となりますが、彼らの音楽と共に歩んできた時間を振り返ると、どんな想いがありますか?
白井 大和も、もちろんみんなも、人としてかなり成長したなと思いますね。“復讐”を理由にアイドルを始めた大和は、最初は正直、かなり捻くれていて。IDOLiSH7の中では最年長で、それを理由にリーダーにもなって、大和も自分を「お兄さん」なんて言っていたけれど、言っても22歳です。だからまだまだ青くて当たり前なんですけど……。でも、捻くれながらも、動機が復讐だとしても、思い切って足を踏み入れて良かったんじゃないかなと素直に思います。メンバーとぶつかったり、彼らの問題にみんなで向き合ったりしていくことはきっと大和にとって初めてだったし、それが本人も知らないうちに大和を変えてくれたと思うんです。僕の印象だと、大和って自分のことは結構おざなりで、でも他の人のことはちゃんと気に掛けるタイプ。自己犠牲というわけじゃないけど、結構そういう人って現実にも多いと思うんです。困っている人のことは、放っておけない人。それでいて、甘えるのが苦手で。
――確かに大和は甘えるのが苦手そうですね。
白井 彼の出自を考えると、これまで素直に甘えられる人がいなかったのかなとか思ったりして。でも、IDOLiSH7のメンバーが甘えさせてくれるというか、ありのままをさらけ出せる相手になってくれていました。おかげで大和は人間くさい面をたくさん見せてくれて、おかげで皆さんにより親近感をもっていただけるような存在になっていったんじゃないかなと思います。
――IDOLiSH7の関係も、どんどん深まっていきました。
白井 本当に大和もみんなも、楽しそうですよね。歌っている最中にも関係が垣間見えたりして。だからこそ、どんどん音楽的にも進化していけたのかもしれません。
――IDOLiSH7の楽曲は、「TOMORROW EViDENCE」や「HELLO CALLiNG」のように未来を歌ったものも多いです。より仲間との絆を強めながら歩む彼らと、どんな未来を見てみたいですか?
白井 言い出すとキリがなくなりそうなのですが……(笑)。一番は、TVアニメの続きが見たいですね。現在は第3部までのお話が映像になっていますが、原作は第6部までありますから!
――とても気になるエンディングでしたよね。
白井 そうそう。この先を、アニメの中でもぜひ見届けられたら嬉しいなと思っています。さらに欲を出すと、『ムビナナ』もまた観たいですね。あのライブ空間にいる感覚は、再び味わいたくなるものです。あと、キャスト陣のライブも、またやれたら嬉しいですね。
――それは嬉しい言葉です。
白井 きっと、他のみんなもそう思っているんじゃないかな。僕の想像ですが。なので、いつかまたできたらいいなぁって。ちなみに「アイドリッシュセブン 7th Anniversary Event “ONLY ONCE, ONLY 7TH.”」で、今回のアルバムにも収録されている「マロウブルー」をIDOLiSH7が歌っていて、「こんなに踊るのね⁉︎ということはもしキャストライブで披露するとしたら僕らも……?」と想像したんですよ。僕はこの曲にそんなに踊る印象がなかったこともありびっくりしました。音楽的な表現の幅も広がっているだけではなく、パフォーマンスもどんどんスキルアップしていて、驚かされますね。
――もしキャストライブを開催されるとしたら、キャストの皆さんのスキルアップしたダンスが…?
白井 それはもう、お任せください……と強く言いたいところですが、僕はダンスが得意というわけではないんですよね(笑)。ただ、『アイナナ』のライブって本当に楽しくて、練習も大変さより楽しさが勝つんです。それに、せっかくみんなが来てくれるなら、僕らもかっこいい姿見せたいなと思いますし。こういうキャストライブの話になると、和泉三月役の代永 翼さんが「ツアーをやりたい」と言うと思うのですが。
――この後、代永さんの取材も実施する予定です。
白井 きっと言うと思います。代永さんは長いこと「ツアーしたい」と言い続けている、ツアーに取り憑かれた男ですからね(笑)。僕もツアーは楽しそうだなと思います。「G4Y」で全国を回っていましたし、その土地ならではの掛け合いなんかも面白そう。『ムビナナ』のイベントは海外でも開催されたので、海外ライブなんかもいいですよね。
――ちなみに海外ならどこに行きたいですか?
白井 それは……イギリスですね。ちょっと長めに滞在させていただいて、ライブを楽しんだあとに、サッカー観戦。私欲にまみれた願望ですけど。
――一度の渡英で、いくつも楽しさを味わえますね(笑)。
白井 良い解釈をすれば、そうですね(笑)。あとは、北欧のほうにも。ナギの出身地・ノースメイアは北欧にあるという話ですから、聖地巡礼を兼ねることもできます。
――それは素敵な案ですね!では最後に、アルバムを楽しみにしている皆さんに、本作の「ここを聴いてほしい!」というポイントを改めて教えてください。
白井 今作はこの3年の軌跡や変化をぎゅっと詰め込み、さらに新たな一面も見せてくれる、成熟されつつあるIDOLiSH7の様々な面が見える1枚になったと思います。『アイナナ』のことですから、きっと曲順にも意味があると思うんです。曲順通りに聴いて楽しんでみたり、好きな曲を何度もおかわりしてみたり、色々な楽しみ方をしてくれると嬉しいです。
●CD情報
IDOLiSH7 3rd Album
“LEADiNG TONE”
2024年11月20日発売
【初回限定盤(2CD)】
品番:LACA- 35117~8
価格:¥8,470(税込)
【通常盤(CD)】
品番:LACA- 25117
価格:¥3,850(税込)
<CD/初回限定盤・通常盤共通>
01. LEADiNG TONESCAPE (Instrumental)
02. Crz Love
03. マロウブルー
04. NiGHTFALL
05. HELLO CALLiNG
06. Because Now!!
07. TOMORROW EViDENCE
08. Encounter Love Song
09. Day/Night DiSCO
10. アヤナスピネル
11. Ardor Life
12. WONDER LiGHT
13. BE WITH YOU
14. MEDiUM -Extended Mix-
<CD/初回限定盤特典>
01. BE WITH YOU -MATZ Remix-
02. Seventh Wave Celebration -DÉ DÉ MOUSE Remix-
– HELLO CALLiNG
– Day/Night DiSCO
– MEDiUM
Ⓒアイドリッシュセブン CD:Arina Tanemura
アイドリッシュセブン 公式サイト
https://idolish7.com
アイドリッシュセブン アニメ公式サイト
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アイドリッシュセブン 劇場ライブ公式サイト
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アイドリッシュセブン 公式YouTube
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IDOLiSH7 LIVE BEYOND “Op.7”公式サイト
https://idolish7.com/op7
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