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2024.11.20
――先ほどDo As Infinityの「楽園」についてお話いただきましたが、そのほかに思い出に残っているアニメソングはありますか？
田中 小さい頃に『ローゼンメイデン』が好きで観ていたのですが、その後、中学の頃の友達にALI PROJECTさんをお薦めされて聴いたら、「あれ？この曲、絶対に聴いたことある！」となって。それが「禁じられた遊び」と「聖少女領域」で、そこからアリプロさんへの熱が高まって、友達と一緒にアリプロさん縛りのカラオケに行ったりもしていました（笑）。、本当に素敵な楽曲ばかりなので大好きなアーティストさんです。あとは『魔法少女リリカルなのは』も好きで観ていたので、水樹奈々さんの楽曲もよく聴いていて思い出深いです。
――歌手として影響や刺激を受けたアーティストはいますか？
田中 小さい頃は車で移動することが多かったので、色んな楽曲を歌いながら移動していました。その中でも母が好きなMISIAさんはよく歌っていて、ライブに行ったこともあります。カラオケでもMISIAさんの楽曲を歌うのですが、すごく難しいんですよね。でも目標としてずっと憧れている存在です。
――水樹さんにせよMISIAさんにせよ、力強い歌が好きなんですね。
田中 確かに。『マクロスF』も観ていたのですが、その中でも私はシェリル・ノームの楽曲が好きで。May’nさんもまさに歌い上げるタイプの方ですし、私は歌い上げる系のシンガーに自然と惹かれるのかもしれないです。
――せっかくなので声優としてのルーツも聞きたいのですが、そもそも声優を目指したきっかけは？
田中 子供の頃から歌うことが好きで、アニメも好きで、映画も吹き替えの外画をよく観ていて、お芝居も好きなので、声優であればその全部の夢を叶えられるなと思ったのがきっかけです。
――その中でも直接影響を受けた作品や憧れの役者さんがあれば聞いてみたいです。
田中 それはやっぱり『犬夜叉』です！子供の頃から本当に好きすぎて「なんで私は（日暮）かごめになれないんだろう？」と思っていたので（笑）。『犬夜叉』の世界観に行きたいとずっと思っていたので、私はお芝居も好きなのですが、やっぱりその世界に自分も入りたい、という気持ちが根本的な理由なのかもしれないです。それと私は『らんま1/2』も好きで観ていたのですが、そのうち「あれ？乱馬と犬夜叉の声って似てる？」ということに気付いて、調べたらどちらも山口勝平さんが声を担当されていることを知って。しかも『犬夜叉』の次の時間帯に放送されていた『名探偵コナン』でも（工藤）新一の声を担当していることがわかって、すごく感動したんです。
――そこでキャラクターの向こう側に声優という存在がいることを意識するようになったと。
田中 はい。『犬夜叉』のかごめになるのは無理かもしれないけど、私も物語の主人公になれるかもしれない。「これだ！」と思って、声優を目指すようになりました
――ちなみに『犬夜叉』の世界観のどんなところに惹かれたのですか？
田中 私はホラーやSF作品が好きなのですが、『犬夜叉』には怖い妖怪がたくさん出てきますし、タイムトラベルするのでSFの要素もあって。キャラクターも魅力的だし、必殺技もあってかっこいいし、かごめは現代に戻ってちゃんと勉強しているところがかわいいし、私にとっての色んな好き要素が詰まった作品なんです。きっと私の好きなものの原点になっている作品なんだと思います。物心がついたときにはもう好きだったので。
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