声優/シンガーソングライターの楠木ともりから届けられた通算5作目のEP『吐露』は、そのタイトルが示す通り彼女自身のむき出しの感情が詰まった作品だ。あまりにも赤裸々で痛みや感傷も伴ったその言葉の数々に、声優としての彼女の活躍ぶりをイメージして聴くと、驚いてしまう人もいるかもしれない。だが、亀田誠治やハルカトミユキらがアレンジで参加した本作収録の4曲としっかり向き合えば、アーティスト・楠木ともりの表現の核となる部分、それでも彼女が音楽を作り続ける理由がわかるはずだ。本作で吐露した想いについて、真っ直ぐな言葉で語ってもらった。
INTERVIEW & TEXT BY 北野 創
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