INTERVIEW
2024.11.05
――MVも昭和にタイムスリップしたような雰囲気になっていますね。
花咲 エレベーターガールになりました。最初にエレベーターガールって言われたときは正直知らなかったので、何のことかと思いま調べました。昔にあった職業だったので、私たちもレトロな雰囲気になってやったんですけど、MVの画面もブラウン管の比率になっています。そこまで細部こだわっているので、レトロを感じてもらえると思います。
夕綺 最初のエレベーターのシーンを撮影した場所とダンスシーンを撮影した場所が別なんですけれども、大半を撮影した場所が、元町の山手にあるクリフサイドという場所です。撮影後に知ったのですが、クリフサイドは昔のダンスホールで、私の祖父の友人がそこのオーナーで祖父母も招かれて訪れたことがあるそうです。そのような歴史のある場所で撮影できたことに不思議な縁を感じて嬉しかったです。撮影のセットもミラーボールや昭和を感じられるものが結構ありました。そういう世界観が再現できたらなっていうのを思って撮影していました。
――「アガリだよ」がお寿司のあがりともかかっていてユニークな作りになっていましたね。
夕綺 最初は「プラスティック・ショーケース」っていうタイトルがあんまりピンときていませんでした。何のことだろうと思っていたんですが、エンディングが、牌の中にアミナが閉じ込められてる映像になっています。牌ってプラスチックでできているのですが、その中に閉じ込められいて、彼女の気持ちを表現した映像なんだなっていうことに気づきました。そこを踏まえて、私たちのMVを観てみたときに、最初にエレベーターのシーンが登場するんですけど、それが牌の形にもちょっと似てるなっていうのを思いました。私たちがアミナのようにエレベーター中に閉じ込められていて、最終的にドアが開いて、「それ、アガリだよ」っていうセリフが出てきます。人生がプラスチックのショーケースの中に閉じ込められて展開してるように思えて、でも、道は開けるっていうところを描いているのかなっていうのを感じました。エンディングを観てMVも楽曲も深みが増したと思いました。
花咲 振付も最初のポーズが牌の形になっています。なので、歌詞、アニメのエンディング、私たちのMVと観ていくにつれて、全部がどんどん繋がっていくのがわかっていくのが、すごく面白いなと思います。
――アニメを楽しみにしている人たちには、このED主題歌をどう聴いてほしいですか。
夕綺 オープニングのオーイシマサヨシさんの楽曲「ギャンブリングホール」が、人生はSHOWだ!を表現している内容になっているので、これからが幕開けて、人生を懸けて戦っていこうっていう楽曲で始まって、アニメ本編があって、エンディングが私たちの楽曲になっています。
――そのショーとショーケースもかけているのかな。
夕綺 どうなんですかね(笑)。深読みすればするほどって感じですが、人生はギャンブルだっていうオープニングがあって、ひたすらその前に突き進んでいく姿勢が描かれていて、アニメの試合では、色んなものをかけたり、騙したり、イカサマしたりがありながら、エンディングに向かっていく。「プラスティック・ショーケース」は1番と3番のサビが同じなのですが、そこで一番重要なのは、“愛だ”っていうところを表してるのかなと感じています。“のっぺらぼうじゃいられないね”っていうのは、ケイが無表情で試合を進めていく人なのですが、やはり愛に触れると、そういうわけにもいかなくなります。チャンスがすり抜けたりしていくなかでも、それでもやっぱり追いかけて、相手の局面を崩して、自分がリーチに立って……。人生の中で一番最後に辿り着く場所は愛なのかなっていうのを感じました。アニメ本編プラス、オープニングとエンディングを通して、人生の流れみたいなのを感じていただけるのかなっていうふうに思いました。
花咲 この曲を聴いただけでは、どういう意味だっていうのが多いと思うのですが、アニメを観たら、そういうことだったんだっていうのが多く、2話の最後に勝つのですが、自分のことを信じたから勝てたんだっていうシーンがあります。この<“信じるのは、自分だけ”>という歌詞以外にもリンクするとこがいっぱいあるので、アニメを観てからのエンディングはもちろん、フルでも聴いていただけたらすごく楽しめるんじゃないかなと思っています。
――ちなみに、アニメでこのグループを知ったという方には、次はどの曲を聴いてほしいですか?
花咲 私は太陽と踊れ1st EPの「あっちむいてベイベー!」です。オーディションでもやった曲なのですが、<太陽と踊れ>がその1曲に詰まっています。「プラスティック・ショーケース」は合同でやっているので、あまり個々のグループのことがわからないかなと思うので、「あっちむいてベイベー!」を聴いていただけたら、<太陽と踊れ>の雰囲気を知っていただけると思います。
夕綺 今までは月夜のオーディション曲でもあった原点の曲である「幾望」だと思っていたのですが、「プラスティック・ショーケース」を経て、日常の流れに捉われていた自分の殻を破るっていう意味で言うと、私がメインをやらせていただいている「対戦ありがとうございました」を挙げたいです。月夜の楽曲の中で一番尖っている歌詞になっていて。反抗というか、日常の殻を破ってやるっていう内容なのですが、そこが一歩前進していく私たちを表しているのかなっていうのを思っています。<月夜に唄え>は少女の葛藤を歌う楽曲が多く、王道のアイドルからすると少し特殊ではあると思いますが、その特殊さを凝縮した曲かなっていうふうに思っています。
――ありがとうございます。最後に今後の目標を聞かせてください。カップリング曲ではそれぞれのチームが“見たことない宝物を探して”“未来へ進んで”いますが、どんな宝を探し、どんな未来を夢見ていますか。
花咲 現在、色々なことを経験させていただいているので、このままでは満足せず、もっともっと上に進んでいきたいです。これからもアニメタイアップをたくさん歌って、色々なアニメフェスのステージに立てたらいいなというふうに思っています。
夕綺 アニソンのイベントにたくさん出演できたらいいなと思います。そのうえで、太陽と踊れ月夜に唄えとしては、単独日本武道館公演を目標にしています。海外の方を含めて有名な方々がライブを行っている歴史のある場所なので、いつか武道館のステージで歌わせていただきたいと思っています!
●リリース情報
TVアニメ『凍牌~裏レート麻雀闘牌録~』ED主題歌
「プラスティック・ショーケース」
2024年10月23日発売
【初回限定盤(CD+Blu-ray Disc)】
品番:PCCA-06342
価格:¥6,600(税込)
【通常盤:TYPE-A(CD)】
品番:PCCA-06343
価格:2,000(税込)
【通常盤:TYPE-B(CD) 】
品番:PCCA-06344
価格:2,000(税込)
【通常盤:TYPE-C(CD)】
品番:PCCA-06345
価格:¥2,000((税込)
<CD>
01. プラスティック・ショーケース
作詞・作曲・編曲:やしきん(F.M.F)
02. ワンダーランド☆トレジャーツアー★
作詞:やしきん(F.M.F) 作曲・編曲:yuigot、ウ山あまね
03. トランジション
作詞・作曲:ぼっちぼろまる 編曲:瀬名航(SOVA)
04. プラスティック・ショーケース(Instrumental)
05. ワンダーランド☆トレジャーツアー★(Instrumental)
06. トランジション(Instrumental)
太陽と踊れ月夜に唄え 公式サイト
https://taiyotsukiyo.com/
太陽と踊れ月夜に唄え 公式X
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太陽と踊れ月夜に唄え 公式YouTubeチャンネル
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