GRe4N BOYZ×『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』原作・大森藤ノ スペシャル対談（後編）～そのコラボレーションの根底に通ずるものとは～

特別企画：『ダンまち』原作者・大森藤ノが選ぶ“GRe4N BOYZプレイリスト”7選

『ダンまち』という作品の誕生以前から現在に至るまで、長年のGRe4N BOYZの大ファンであったという大森藤ノ。今回のインタビューに際して、GRe4N BOYZのベスト楽曲を厳選した7つの曲とともにコメントを寄せてもらった。

「愛唄」
「キセキ」
「遥か」
「花唄」
「雪の音」
「HEROES」
「イカロス」

有名な曲だと言われても絶対に外せないのが、「愛唄」「キセキ」「遥か」です。「花唄」と「雪の音」も大好きですね。これに加え『ダンまち』の原作者として挙げたいのが、「HEROES」と「イカロス」。『ダンまち』にもギリシャ神話の英雄などの要素があるという共通項から親近感もあり、外せないなと思っている2曲です。

この中でも、「イカロス」の”それはむかしむかしある男の話”から始まる歌詞がすごく好きです。この曲はMVも好きで、登場人物の学生が悩んだり、叫び声をあげるなかで、最後に学校の校庭にGRe4N BOYZさんたちのシルエットが登場するんですよ。その姿と楽曲から、「俺たちも歌っているからお前たちも頑張れ」みたいなものを受け取りました。さらにこの曲は、ちょうど私が作家としてデビューして本を出した2013年にリリースされたんです。当時は自分の本が売れるか売れないか全然わからない状況で、すごく怖かったんです。そんなときに聴いていたこともあり、私のなかではすごく特別な意味がある曲です。

（大森藤ノ）