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INTERVIEW

2024.09.09

【連載】アニソン野外フェス「ナガノアニエラフェスタ2024」突撃!開催前インタビュー 第1回:峯田茉優

【連載】アニソン野外フェス「ナガノアニエラフェスタ2024」突撃!開催前インタビュー 第1回:峯田茉優

2024年9月21・22日に長野県佐久市・駒場公園にて開催される野外アニソンフェス“ナガノアニエラフェスタ2024”の出演アーティストに話を聞くインタビュー連載、第1回のアーティストは声優・峯田茉優。「アイドルマスター シャイニーカラーズ」の八宮めぐる役など声優として活躍する一方で、昨年8月にはミニアルバム『WHO ARE ME?』でアーティストデビューを果たした彼女は、アニエラが開催される長野県出身都としても知られている。落雷のため直前で出演がキャンセルとなってしまった昨年のリベンジも含め、地元長野での凱旋への熱い思いを語ってもらった。

INTERVIEW & TEXT BY 澄川龍一

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【連載】アニソン野外フェス「ナガノアニエラフェスタ2024」突撃!開催前インタビュー


1年待ったリベンジ!そして“アニエラフェスタ”への感謝

――いよいよ目前に迫った“ナガノアニエラフェスタ2024”ですが、峯田さんは出演が決まったときのお気持ちはいかがでしたか?

峯田茉優 昨年私は、本当は出演予定だったんですけど、出演の直前にあいにくの落雷でライブをすることができなかったんです。そのときアニエラのスタッフの皆さんが、「絶対来年も呼びますから!絶対呼びますから!」とおっしゃってくださって。そこで私は、スケジュールとかも考えずに絶対出られるんだろうなっていう気持ちでいて(笑)。それで実際に今年になってお声がけいただいたので、まず「約束を果たしてくださってありがとうございます!」という感謝の気持ちが一番最初に出てきましたね。

――昨年の“ナガノアニエラフェスタ2023”では初日の夕方に会場周辺の落雷のため、峯田さんをはじめ多くのアーティストの出演が中止となりました。

峯田 私は昨年の8月にアーティストデビューさせていただいて、最初のフェスがアニエラだったんですよね。私を応援してくださっていて遠くから来てくださった方もいて、やっぱり素直に悲しかったと思うんですよ。その悲しかったという気持ちに、今年はなんとかして応えたいなという思いが強くあります。

――また、そんなリベンジの気持ちと同様、あるいはそれ以上の強い思いとして、“アニエラフェスタ”が開催される長野県は峯田さんの出身ということもあるのかなと。

峯田 そうなんですよ。凱旋ライブって言っていいのかわからないですけど(笑)。しかも私、今まで声優をやってきて、一度も長野県のイベントとかに出たことがなかったんですよ。なので地元で初めてのイベント参加ということになるので、やっぱりそのぶん気合は入っています。

――会場となる佐久市の駒場公園も、小さい頃に行っていた?

峯田 はい。あと、実は去年も私の両親も来てくれたんですよ。なんなら送り迎えもしてくれて(笑)。今年も観に来てくれるみたいなんですけど、長野の地に対してもそうですし、長野で育ててくれた両親にもかっこいい姿を見てもらいたいなとは思っています。

――ご両親にも成長した姿を見てもらいたいと。そんな長野県出身の峯田さんから長野の魅力を教えてくださいますか?

峯田 時々「長野の美味しい食べ物はなんですか?」って質問されるんですけど、私はいつも「空気です」って答えているんです。

――空気ですか?

峯田 一番美味しいのって、結局空気なんですよね。もちろん、たくさん美味しいものはあるんです。それこそ果物が有名で、ブドウとかリンゴとか色々ありますし、お肉も美味しいですし、あとはやっぱりお蕎麦とかおやきとか。

――たしかにたくさんありますよね。

峯田 でも長野県って自然に囲まれていて、360度山に囲まれているので。空気が美味しくて自然に恵まれた土地がすごく魅力的だなと思います。あと空気がきれいなぶん、星空が本当によく見えるんですね。標高も高いので空が近くに感じるといいますか。

――“空気が美味い”とはよく言いますが、やっぱり長野と東京とでは全然違いますか?

峯田 違いますね~。あと長野は標高が高いのもあって、私、上京してきたときに高低差を感じるといいますか、学生時代に東京に遊びにいったときにも、少し頭が痛くなったり(笑)。

――逆高山病みたいな(笑)。

峯田 空気の違いも感じますし、これは本当かどうかわからないですけど、長野に住んでいたので肺活量が自然と鍛えられていたらしい(笑)。

――いわゆる高地トレーニングを自然とやっていたわけですね。

峯田 私、小中高と応援団長をやっていたんですよ。長野の酸素が薄いところで応援団長というものをやっていたので、そこで鍛えた肺活量が今の職業に活かされている気がします。知らないうちに長野の恩恵を受けていて「ありがとう」って思いました(笑)。

――まさに声優・峯田茉優の基礎を作った長野に、このたび錦を飾るわけですね。

峯田 はい、改めて皆さんにも、音楽と一緒に周りの自然も楽しんでいただきたいですね。私も大声を出していきたいです。

――そんな長野で開催された、昨年の“アニエラフェスタ”の模様をご覧になった感想はいかがでしたか?

峯田 「嬉しい」ですね。「こんなにたくさんの人が集まるんだ」って。“アニエラフェスタ”に参加させていただいたのは去年が初めてだったんですけど、嬉しいなって。お客さんのなかにもコスプレイヤーさんもたくさんいらっしゃって、本当にアニソンが好きな方々が集まっていて皆さん楽しそうでしたし、あと屋台もたくさんあって賑やかで。長野の美味しいものもたくさんあって、私も牛串とか少しいただきました。そういう長野づくし、アニソンづくしの、みんなの愛が溢れているイベントだなと思いましたね。

――長野づくし、アニソンづくしとはいいキャッチコピーですね。

峯田 あとステージもファントムステージとテンペストステージの2つがあって、お客さんのステージ大移動を見るのが楽しかったです(笑)。そこで声をかけてくださったファンの方もいて、それも嬉しかったですね。

――去年も峯田さんのファンは多くいらっしゃいましたし、そんなファンが峯田さんの地元でライブを観られるというのは格別ですよね。

峯田 以前も私が、毎年お正月に善光寺というお寺に初詣に行くという話をしたら、私を応援してくださっている方が「行ってきたよ」って報告の写真とか送ってくださるんですよ。私の地元も大切にしてくれているのはすごく嬉しいですし、ファンの皆さんも大切に思ってくれている長野の地で歌えるとなると、もうそれは力が入りますよね。

――それが実現するのももうすぐですね。一方で、峯田さんとしては昨年『WHO ARE ME?』でアーティストデビューを果たして1年が経ちました。ご自身のなかでこの1年での成長や変化などを感じることはありましたか?

峯田 去年の8月2日にデビューミニアルバムを出させていただいて、そこからリリースイベントをすごくたくさんやらせていただいたんですよね。それこそ東京から名古屋、大阪にも行かせていただいたり、なかには一日店長をやらせていただいたり、色んな経験をたくさんさせていただいて。そこで感じたのは、私がこういう性格というのもあるのか、お客さんたちも情熱的な方がすごくたくさんいらっしゃって、それがすごく嬉しかった。おかげさまでアルバムもオリコンチャートにランクインしましたけど、それって私だけの力では絶対に成し遂げられなかったことなので。私のわがままを聞いてくださるとても優しいスタッフの皆さんと、情熱的に応援してくださるお客さんのおかげで、こういうことを成し遂げることができたんですよね。

――なるほど。

峯田 あとバースデーイベント。去年の11月に私のバースデーイベントを開催させていただいた際に、去年の“アニエラフェスタ”で歌う予定だったセットリストをそのまま歌ったんですよ。そのときにもやっと皆さんの前でセットリストを歌えて嬉しかったという気持ちと、皆さんと「2024年こそはみんなで長野行きたいね」って話をして。その気持ちが今の原動力になっている気がします。アーティスト活動は今2年目に入りましたけど、また次のステップに進むために、“アニエラフェスタ”で思いきり皆さんと声を出していきたいですね。

――この1年間、峯田さんはもちろんですが、ファンの方も思いを同じく過ごされて、一緒に“アニエラフェスタ”に向かっているわけですね。その思いも、音楽としてもアップデートされたものが今年観られると。

峯田 そうですね。詳しくはまだ言えないですが、今年の“アニエラフェスタ”は昨年できなかったことをやるだけじゃなくて、昨年からまたプラスアルファを見せたいと思います。

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