REPORT
2024.08.30
再びステージに戻ってきた朱夏はリメイクしたライブTシャツにショートデニムという姿でファンとの絆を想起させる2曲を心を込めて歌唱した。“次の景色に行こうよ 走り続けるよ 真っ直ぐに”と観客の目を見つめて歌った「ワンピース」、そして、“もっと近づきたいよ 手と手 繋げたらいいのに”というフレーズと共に客席に手を伸ばした、デビューミニアルバムのリード曲「くつひも」。ファンだけでなく、バンドメンバー1人1人の顔を見ながら歌っていたところにも彼女らしさが出ていたように思う。
後半唯一となるMCでは、“天使朱夏”と“悪魔朱夏”を経て、“リアル朱夏”と変化したことを明かし、ライブスタッフやバンドメンバー、ファンへの感謝の気持ちを伝えた。そして、「今日はすごく楽しい1日を過ごしました。ずっとやりたかった初の野外ライブ、まず1個、夢を叶えられたことを嬉しく思っています。これからも色んな夢を掲げて、皆さんと走っていけたらいいなと思っています。最後に、この5周年で一番伝えたいことが、この言葉だと思っています」という言葉から最新ミニアルバムの最後を飾っていたバラード「みかたっ」へ。“くつひもを結び直したら また走ろう”という、これからも歌い続けていく決意と覚悟と共に、“今日だって明日だって この先の未来だって あたしはキミの味方でいるよ”というフレーズを共有。ステージと客席の距離がグッと縮まったところで、場内がイメージカラーである真っ赤に染まる中でお立ち台に上がった彼女はアウトロにのせて、観客に向かってゆっくりと語りかけた。
「私は天才でもないし、才能もないです。でも、アーティストという夢を小さい頃から掲げ、まっすぐ前に進んできました。走って走って、その先に待っていたのは、とても怖いものもあったけれども、こうして、ここにいるキミ、遠くにいるキミと出会えることができました。苦しいこと、辛いこと、怖いこと、たくさんあるかもしれないけど、みんながいるから、これからも前を向いて走っていけます。この先の10年に向けて、たくさん一緒に走っていきましょう。そして、一緒に歳をとっていきましょう!」
会場からこの日、一番大きい拍手と声援が送られるなかで、彼女は深々とお辞儀をした。ここで、最後の挨拶として、ギャルズを呼び込むと、サプライズでバースデーケーキが登場。オルガン伴奏に合わせて、客席から「ハッピーバースデー」の大合唱が発生。朱夏は「びっくりした。テンパってる」と慌てながらも、「28歳になりました!」と大きな声をあげ、最後はバースデーパーティのような温かく幸せな雰囲気が広がるなか、初の野外ライブは万雷の拍手とともに大団円を迎えた。
<SETLIST>
01. 愛してしまえば
02. パパパ
03. ぴぴぴ
04. ぷぷぷ
05. 秘密道具
06. こころ
07. 離れないで
08. ベイビーテルミー
―Medley-
09. 月で星で太陽だ!
10. ゼンシンゼンレイ
11. イッパイアッテナ
12. 僕らはジーニアス
13. だらけ。
14. しゅしゅしゅ
15. また明日
16. ワンピース
17.くつひも
18. みかたっ
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