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INTERVIEW

2024.08.28

UniteUp!が7曲連続デジタルリリース!平井亜門(PROTOSTAR/五十鈴川千紘役)、森蔭晨之介(LEGIT/二条瑛士郎役)、馬越琢己(JAXX/JAXX/香椎一澄役)撮りおろしインタビュー(Part3)

UniteUp!が7曲連続デジタルリリース!平井亜門(PROTOSTAR/五十鈴川千紘役)、森蔭晨之介(LEGIT/二条瑛士郎役)、馬越琢己(JAXX/JAXX/香椎一澄役)撮りおろしインタビュー(Part3)

6月からスタートした多次元アイドルプロジェクト「UniteUp!」の7曲連続デジタルリリース。プロジェクト内で唯一のバンド形態のアイドルグループであり、メンバーの1人が楽曲を自ら作詞作曲していることでも知られるJAXX/JAXXは7月17日に「恋しようぜ」を配信リリース。そして2曲目「どうにでもなれ!」を新たにファンへと届ける。4月のライブでは自身の楽曲だけではなく、全員歌唱の「ELEVEN」をもバンドで演奏しファンを驚かせた彼らが新曲にかける想いとは――メンバーの香椎一澄役・馬越琢己に聞いた。今回もLEGIT・二条瑛士郎役の森蔭晨之介とPROTOSTAR・五十鈴川千紘役の平井亜門が加わり、インタビューは賑やかに!

撮りおろしインタビュー(Part1)はこちら
https://www.lisani.jp/0000262584/

撮りおろしインタビュー(Part2)はこちら
https://www.lisani.jp/0000263494/

INTERVIEW & TEXT BY えびさわなち
PHOTOGRAPHY BY 小島マサヒロ

リラックスして聴きたいJAXX/JAXXサウンド

――JAXX/JAXXの「恋しようぜ」は春賀楽翔名義で、masaくん作詞作曲のナンバーです。こちらの曲の印象を教えてください。

馬越琢己 それこそ春賀楽翔はアニメの中でも「音楽製造機」と称されるくらいの才能の持ち主ですが、彼を演じるmasa自身も「音楽製造機」なんです。色んな曲を、ジャンルレスに作り上げてくるので、楽曲が届くことが本当に楽しみで仕方がないです。この「恋しようぜ」が上がってきたときには「こういう感じが来たか!」という感覚でした。爽やかな恋愛の曲ではあるのですが、自分としては休日にゆっくり、リラックスしながら聴きたくなるような1曲だなと感じました。これまでJAXX/JAXXの音楽にはこういうタイプの楽曲がなかったですし、ゆっくりと時間が流れるようなときに聴きたくなるなぁ、と思いました。

――レコーディングはいかがでしたか?

馬越 レコーディングでは「ちょっとセクシーさのある感じで歌ってください」と言われました。だから大人な感じを出しながら、主メロのオクターブ下の部分を「支える」ことを意識しながら歌いました。歌詞の中にセリフっぽいところが出てくるんです。“二人だけの秘密”みたいな、大人な恋を表現している感じから、新しいJAXX/JAXXの一面が見られる曲になるなって、歌いながら思っていましたね。

――楽曲についてメンバーで話はしましたか?

馬越 レコーディングのときにmasaと色々とすり合わせをしました。レコーディングではmasaがディレクションもしてくれるので、「こんなふうに歌ってほしい」とか「こういう雰囲気にしたい」といったオーダーをしてくれるんです。セリフの部分については、実はオーディション形式で決めました。メンバーの中で誰の吐息交じりボイスがいいか選手権をして、一番良かった人の声が使われています。話し合いをしながらというよりも、みんなで1つ1つ、バトルをしながら(笑)作り上げたような感覚です。

――選手権(笑)。

馬越 誰が一番セクシーかって(笑)。

平井亜門 え?

馬越 うん?

平井 ちょっと聞きたいんだけど。

馬越 うんうん。

平井 レコーディングってmasaくんがディレクションしてるの?

馬越 そうだよ。もちろんレーベルのディレクターさんも一緒ではあるけど。masaのディレクションを入れてもらいながら、みんなレコーディングしていくんだよ。

平井 そうなんだ!(masaには)本当にプロデューサーの一面もあるんだね。

――そんなお話を聞いていた平井さんと森蔭さんはこの「恋しようぜ」に対してはどんな感想がありますか?

平井 今、(馬越の)話を聞いていて合点がいきました。「恋しようぜ」はJAXX/JAXXというよりもmasaくんらしさみたいなものがより出ている印象だったんですね。楽曲がmasaくん色をしているような雰囲気が強い曲だな、と思っていたのですが、制作の時点で本人が頭で描いていた表現を、みんなが理解し目指していったからこそなんだろうなと思いました。あとは力の抜けた夏ソングをいう印象もあって。馬越くんが「休日にリラックスして聴きたい」と言っていたとおりの曲だなと思いました。

森蔭晨之介 masaは本当に“音楽を作り出す人”なんだな、と感じます。一緒に遊ぶことが多いんですけど、そのときに作りかけのデモを色々と聴かせてもらうこともあって。こんなにたくさんの楽曲を、一体いつ作っているんだろう?って思うほどです。歌詞がまだないデモも多くて、そういうときは適当な言葉を乗せて歌ってくれるんです。そういうときに「すごいな」って思います。この「恋しようぜ」も、サビのメロディは一度聴けば耳にしっかり刻み付けられるようなところがあって、それがmasaの曲の特徴だなと感じます。頭から離れなくなるんですよね。それってすごいことで。楽曲の力というか、生命力の強さを感じますね。

馬越 思い出したんですけど、レコーディングのあとも1日中ずっと口ずさんでいたんですよね。無意識に。風呂に入っているときにそのことに気づいて。本当に頭から離れなくなるんですよね、masaの作る曲って。

森蔭 それってすごいことだよね。しかも離れないフレーズが「恋しようぜ」っていう言葉で。それがまたいいなって思います。

馬越 生きていて、セリフでもなければ言わないフレーズだよね。

――「ここを聴いてほしい」というポイントは?

馬越 “Kiss your lips”っていう歌詞があるんですけど、そこがセリフ混じりになっていて、オーディションで勝ち取ったセリフの部分がまさにそこです。ぜひ楽しんで聴いてもらいたいです。

音楽を作ることが大好きなmasaは寝食を忘れて作曲に没頭してしまう

――masaさんが楽曲を制作しているタイミングって、ほかの皆さんはどんなサポートをしていらっしゃるのでしょうか。

馬越 ある程度まで楽曲が出来上がってくるまでは、masaの頭の中をジャマしないようにしています。ある程度のところまではmasaが1人で作っているのですが、アドバイスをするようなことも正直、僕らからはないです。音楽活動経験者も多いグループですが、masaに任せています。ただmasaって音楽を作ることが楽しくて仕方がないタイプでもあるので、永遠に作っていられちゃうんです。それで、楽曲を制作している時期に会うと、眠たそうにしていることもあるんですよね。そういうときは「早く寝てね」って、みんなでmasaを労わっています(笑)。

――アニメの一澄も言っていそうですね。

馬越 そうですね(笑)。僕らからはそういった形でのサポートをしているかな。基本的にはmasaが楽曲を作り上げるのを待っている身ではあるのですが、それでもmasaが倒れたら大変なので、労わって、労って、支えるようにしています。それぞれが「これ、食べる?」とか元気の出る食べ物を差し入れたり、寝かせたり。本当に曲を作るのが好きで、寝ることや食べることを忘れちゃうタイプなので、人間らしい生活をさせることが僕ら、JAXX/JAXXのほかのメンバーのサポートです。

平井 本当にアニメのJAXX/JAXXの関係性みたいだよね。masaと前に会ったときにも、楽曲を作っていると食べる時間がもったいなくて受験生が飲むようなゼリー飲料を飲んでいるって言ってたから、ほかのメンバーも心配だろうなぁって思ってた。

――新曲「どうにでもなれ!」についてはどのような印象をお持ちですか?

馬越 「恋しようぜ」とはまったく違う曲になりました。JAXX/JAXXと聴いてくださるファンを繋ぐのがやっぱり楽曲なんですよね。JAXX/JAXXの曲って、元気を届けられるような曲で、聴いてくれる人を頑張って引っ張っていくような感じが多かったんですけど、「どうにでもなれ!」はすごく追い込まれたときに「一度、立ち止まってみよう」、「なるようになるよ」と提示するような1曲です。人って追い込まれたときにマイナスな感情に浸食されたり、ネガティブな気持ちを抱いたりしがちだと思うんです。でもそんなときに「なるようになる」と思えて前を向くことができたら、人って強くなれると思うんです。そういった考えにさせてくれる曲です。

――がむしゃらに「頑張れ、頑張れ」と声をかけるのではなく……。

馬越 いったんそのネガティブをリセットして、改めて顔を上げ、前を向こう。足を踏み出してみようって言っているような曲なので、また新しい形での応援歌になっています。1つのポジティブな考えを提示して、なおかつ軽やかになっていくようなテンポで気持ちをアゲていくような曲です。

――UniteUp!のほかのグループの方も、JAXX/JAXXの歌詞が好きだと公言されている方が多いですよね。

馬越 そうなんだ!?

平井 馬越くんが「PROTOSTARならこういう曲も歌えるんだな」って羨ましく思っているって話してくれたように、PROTOSTARもJAXX/JAXXが羨ましいって思っているからね?

馬越 あるかもね。3グループ、本当にカラーが違うもんね。だからこそUniteUp!って面白いよね。

――「どうにでもなれ!」の「ここを聴け!」というポイントを教えてください。

馬越 masaのソロからメンバー全員で歌うラスサビの疾走感が自分は特に好きなので、ぜひそこに注目して聴いてほしいです!

――新たにJAXX/JAXXの楽曲として加わった「恋しようぜ」と「どうにでもなれ!」をライブではどのように表現したいですか?

馬越 ライブの醍醐味はやっぱり見てくれる皆と一緒に歌えて楽しめることだと思っているので、自然に歌っちゃったとか声が出ちゃったとか、思わずみんなの体が反応するようなパフォーマンスをしたいです!

  

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