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INTERVIEW

2024.08.09

【特集】「学園アイドルマスター」小鹿なお(月村手毬役)インタビュー――もどかしい日々の先にあった運命的な出会い、ありのままの歌声が繋ぐ2人の関係

【特集】「学園アイドルマスター」小鹿なお(月村手毬役)インタビュー――もどかしい日々の先にあった運命的な出会い、ありのままの歌声が繋ぐ2人の関係

「アイヴイ」のイメージは、“ファンが見ているかっこいい月村手毬”

――ソロ2曲目となったのが、ツミキさんが提供された「アイヴイ」。今回のシングルには収録されませんが、この曲もまた攻めていますよね。楽曲の印象やレコーディングはいかがでしたか?

小鹿 最初にデモ音源を聴いたときの感想は、「最高じゃん!これは名曲だ!」でした(笑)。こんなにもかっこいい曲を歌わせていただけることが嬉しくて、レコーディングに向けて何回も、多分、何百回と聴きました。でも、いざレコーディングで歌おうと思ったら、音程が色んなところに飛ぶので、本当に難しくて。サビでの全力感、真剣さ、必死に歌う感じは手毬のポイントのひとつなので、全力で熱く歌おうとしたのですが、音程を取りながら熱く歌うのがあまりにも難しすぎて苦労しました。

――ディレクションではどのようなことを?

小鹿 「Luna say maybe」は内側の感情の吐露みたいな部分が大きかったのですが、「アイヴイ」では「ステージ上でかっこよく歌い上げる月村手毬、外側の部分を表現してほしい」と言われました。Aメロ・Bメロではちょっと近寄りがたいクールさを出しつつ、サビでは大きく歌い上げる。“手毬のファンたちが見ているかっこいい月村手毬”を意識して歌っています。

――ツタを意味する“アイヴイ(ivy)”という単語には、ほかの人と結びついている様子や、比喩として困難を乗り越えて成長するという意味もあるらしく、ぴったりですよね。

小鹿 歌詞に“心に絡まるアイヴイ”という部分もありますし、色んな人たちと繋がる、絡み合うという意味合いが込められていると思います。

――それでいて、“ひとりにしないで”の心の叫びもすごく胸に響きました。

小鹿 この部分は、そこまでのかっこいい手毬から一転して、内面の心の叫びをイメージして歌っているので、聴きどころのひとつです。

――6月には、手毬の誕生日(6月3日)に合わせて早くもソロ3曲目「叶えたい、ことばかり」が登場しました。この曲はどのようにアプローチしたのでしょうか?

小鹿 この曲は少し内面寄りの歌詞だったので、「Luna say maybe」との差をどうつけて表現するかを考えました。1曲目の「Luna say maybe」はがむしゃらな感じでしたけど、「叶えたい、ことばかり」は少し乗り越えられた手毬。内面をさらけ出しつつも、空回る感じではなく、ちゃんと真っ直ぐに進めているのを意識して歌いました。

――特に印象が強かったところを教えてください。

小鹿 ラスサビの“何回も何回も 何十回も越えたいよ”です。“何回も何回も 何十回も”と繰り返す部分が手毬らしいというか、現状に満足せずトップアイドルを目指し続ける手毬のことをすごく表した歌詞だなと思いました。なので、何十回も超えたいと渇望している感がものすごく出るように、一番感情を込めています。

――そして、「学マス」のもうひとつのテーマソングと言える「Campus mode!!」。UNISON SQUARE GARDENの田淵智也さんが制作した曲で、本当に「学マス」らしいと感じましたが、聴いたときはいかがでしたか?

小鹿 楽曲をいただいた時点で、「エンディングであってオープニングでもある、ここからこの子たちのアイドルとしての道がスタートすることを表現した楽曲」と説明を受けました。聴いているとすごく楽しい気持ちになりますし、歌詞にはみんなの意思の強さが感じられて。「これからみんなで一緒に頑張って駆け上がっていこう!」という思いも伝わってきて、本当に「学マス」にぴったりな曲だなと思います。

――レコーディングで苦労したところや、特に好きなポイントを教えてください。

小鹿 この曲はガヤが多くて、しかも「イエーイ!」や「Fuu!」みたいに手毬が普段は絶対に言わないような言葉が散りばめられていたので、どう表現すればいいのか悩みました。それでちょっとクールな「イエーイ!」にしてみたら、「手毬自身ものすごく楽しんで、明るく歌っている曲」とディレクションしていただいたので、そこから、思いきり楽しんで歌っている手毬を意識するようにしました。

個人的に好きなのは、2番の“一礼してから挑戦 挑戦したんなら一礼!”です。ここは手毬らしい強さ、挑戦し続ける思いが感じられる部分だったので、気持ちを込めやすかったです。それと、サビの“ぜったい いっぱい 輝け!未来を明るくしよう、するぞ!”も印象的で、「しよう」だけではなく「するぞ!」となっているので、手毬の決意表明のように感じました。本当に素敵な歌詞です。

――普段の手毬と違う、という意味では、シーズンイベント第1弾楽曲「キミとセミブルー」もそうですよね。

小鹿 この曲も「イエーイ!」という感じですからね(笑)。レコーディングでは、あまりにも元気に楽しく歌いすぎたので、手毬らしく歌えていないのではと思い、少し不安だったんです。でも、手毬はアイドルなので、「こういうアイドルらしい元気な曲もちゃんと歌うことができるんだぞ!」ということをしっかり表現しようと思って。“暑い夏を一緒に乗り越えて、キラキラとした夏を満喫する手毬”を強く意識して歌いました。実際に完成したものを聴いたら、手毬が楽しんでいるのが感じられたので良かったです。

3人の団結力もみせて、楽しいライブをお届けしたい

――目前に迫ったライブツアー“学園アイドルマスター DEBUT LIVE 初 TOUR -初声公演-”への意気込みをお聞かせください。

小鹿 手毬の曲は、ただ立って感情を込めて歌い切るだけでも難しいので、そこに踊りや振付が加わったときは「これは無理かもしれない……」と不安な気持ちでいっぱいでした。でも、レッスンを重ねるにつれ、ダンスの先生に褒めていただけることが増えて、自分の中でもだんだん自信がついてきました。今はライブで披露するのがすごく楽しみです。(花海)咲季、(藤田)ことね、手毬の団結力・結束感も表現して、プロデューサーの皆さんに楽しいライブをお届けしたいと思っています。

――手毬の曲はかっこいいだけでなく、「Luna say maybe」のライブシーンでの観客のクラップのように、一体となって楽しめそうですね。

小鹿 「Luna say maybe」のラストはぜひ全力でクラップして欲しいです!実際にライブで皆さんがクラップしている光景を見たら、すごく幸せな気持ちになるんだろうなと思います。

――では最後に、今後手毬にどんな曲を歌わせたいか、個人的な希望で構いませんのでお聞かせください。

小鹿 私は昔からロックバンドが好きだったので、ゴリゴリのロック曲もいいなと思います。それから、「初」はミュージカルっぽいとも言われているので、もっとミュージカルみたいに歌い上げるような楽曲、演奏が少なめで、歌で勝負するような曲も歌ってみたいです。


●リリース情報
初星学園
月村手毬 1st Single「Luna say maybe」
8月7日(水)リリース

品番:BNEI-00166
価格:¥2,500(税込)

<CD>
01 Luna say maybe
02 初 [月村手毬 Solo ver.]
03 Campus mode!! [月村手毬 Solo ver.]
04 Luna say maybe [Instrumental]
05 初 [Instrumental]
06 Campus mode!! [Instrumental]

関連リンク

「学園アイドルマスター」公式サイト
https://gakuen.idolmaster-official.jp/

【公式】アイドルマスター ポータル
https://idolmaster-official.jp/

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