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INTERVIEW

2024.08.08

【特集】「学園アイドルマスター」長月あおい(花海咲季役)インタビュー――初めてのソロ曲に込めた“絶対に負けられない強い思い”と“心の内の葛藤”

【特集】「学園アイドルマスター」長月あおい(花海咲季役)インタビュー――初めてのソロ曲に込めた“絶対に負けられない強い思い”と“心の内の葛藤”

「アイドルマスター」の歴史に触れるような歌詞がお気に入りです

――ソロ2曲目の「Boom Boom Pow」は、「Fighting My Way」とは違ったかっこ良さがありつつ、サビではかわいさもありますね。

長月 この曲は、佐藤貴文さん(「学マス」の音楽プロデューサー)から、「Fighting My Way」よりもちょっとかわいい要素強めの曲にしたいと言われていて。「Fighting My Way」は内心に抱えている葛藤や、複雑な心情、絶対に負けられない強い思いをたくさん乗せて歌ったのですが、「Boom Boom Pow」はステージ上で純粋にアイドルを全力で楽しんでいる咲季をイメージして歌いました。振付もかわいくて気に入っています。

――レコーディングはいかがでしたか? 1曲目に比べればスムーズに歌えたのでは。

長月 マイク前で歌うことに少しだけ慣れたこともあって、ちょっとだけスムーズに進んだと思います。でも、1曲目はとにかく強い思いを込めようと頑張ったので、「Boom Boom Pow」も力が入りすぎていたのか、最初はだいぶ力強く歌ってしまって。「もっと楽しそうに歌ってほしい」と言われました(笑)。レコーディングの段階ではまだゲームのライブ映像はできていなかったですが、「サビのところはちょっと跳ねるような振付かな?」など、笑顔でアイドルを楽しんでいる咲季を一生懸命脳内で思い描きながら歌いました。

――では、実際にゲームのライブ映像をご覧になったときは、ご自身の思い描いた解釈と一致していましたか?

長月 解釈一致しすぎてびっくりしました。「これこれこれ!」と思って(笑)。

――各アイドルの誕生日にはバースデー記念のソロ曲が発表されることも決定していますし、咲季が今後どんな曲を歌うのか楽しみにしています。誕生日といえば、咲季と佑芽が双子ではないのに同学年のカラクリは目からウロコでした(※咲季は4月2日生まれ、佑芽は翌年の4月1日生まれなので、日本の法律上では同学年となる)。

長月 皆さん考察されていましたよね。私もオーディションのときはわかっていなくて、佑芽は中等部にいるか双子のどっちかだと思っていたんです(笑)。佑芽と一緒の収録があったタイミングで初めて知りました。

――今回のシングルには全体曲である「初」と「Campus mode!!」のソロバージョンも収録されます。「初」もかなり初期の頃にレコーディングしたと思いますが、曲の第一印象はいかがでしたか?

長月 実は、この曲を最初に聴いたのは音源ではないんですよ。「Fighting My Way」のレコーディングのときに、ちょうど小鹿なおちゃんが「初」のレッスンに来ていて、そこで彼女が歌っているのを聴いたのが最初でした。初星コミュのシナリオは読んでいましたから、すごく感情移入してしまって。メロディもいいし歌詞もいいし「学マス」にぴったりで、なおちゃんの素敵な歌声も相まって本当に泣きそうになりました。

――全体曲ではありますが、アイドルそれぞれに当てはまる内容ですよね。

長月 そうなんです。本当に「学マス」を象徴する楽曲だなと思います。

――レコーディングはソロ曲とはまた別のアプローチもあったかと思いますが、いかがでしたか?

長月 “誰にも負けないわ”や“一つの夢叶えたい思いは”のように、咲季としてもすごく感情移入できる歌詞がたくさんあって。咲季のアイドルにかける思いの強さを表現に乗せられるように頑張りました。「Fighting My Way」のような負けない思い、葛藤や複雑な心情よりも、「初」はこれから始まるアイドル人生に向けたキラキラした気持ちが描かれているので、“誰にも負けない”という言葉も、キラキラした明るい気持ちを込めてほしいと言われて。強い思いがありつつ、アイドルらしいキラキラした気持ちも意識して歌いました。

――そういえば、ラストの英語の歌詞の部分に「アイドルマスター」が隠されているのは気づいていましたか? SNSでバズっていましたが(歌詞の大文字部分を並べると“IDOLMASTER”になる)。

長月 最近、現場で教えてもらったんですよ。レコーディングのときに自力で気づきたかったです!

――そして、ゲームの節目となる場面で流れる「Campus mode!!」。こちらはUNISON SQUARE GARDENの田淵智也さんが手掛けた楽曲で、「初」とはまた違う良さがあると感じますが、聴いたときの印象を教えてください。

長月 もうひとつの「学マス」のテーマソングにふさわしい素敵な曲だと思いました。この曲は歌詞が大好きなんです。アップテンポで明るくて楽しい曲なのに、なんかエモくなってしまうというか、泣きそうになります。2番には「アイマス」の歴史に触れるような、“道を刻んだ偉大な歴史 忘れずリスペクトだ”“そのすごすぎるバトンちゃんと握って”という歌詞もあって。小さい頃から「アイマス」が大好きで、色んなブランドに触れてきた身として、そこは特にお気に入りです。

――しかも、直後に“これがつまりそうだ アイドルなんだ 全力でマスター!”ですからね。レコーディングはいかがでしたか?

長月 本線のメロディライン以外にも、ハモや掛け声など色々と録るパーツが多くて、早口で歌う箇所もあったので、すごく体力を使いました。レコーディング後は汗だくで帰った記憶があります。ライブのときに1人で歌うことはないと思いますが、「ライブで歌えるのかな?」と不安にもなりました。

――この曲はゲーム内では親愛度コミュの最後(第10話)に流れるのがまたいいんですよね。

長月 あれは泣きますよね。コミュを全部見たあとに、プロデューサーやファンの方に対する“何度も何度も何度もありがとう!”とか本当に感動します。

――長月さんの声は特徴があって、9人歌唱バージョンでもいい意味で目立っていました。

長月 声優さんは特徴的な声の方が多いので、自分ではそこまで個性的な声だと思ったことがなかったんです。でも、いざ楽曲が配信されたら、すごく特徴的だと言っていただいて。咲季は目立ちたがり屋な女の子ですし、自分のパートが目立って欲しいと思うでしょうから、良かったなと思っています。

――今回の1stシングルには収録されませんが、シーズンイベントの楽曲「キミとセミブルー」はサマーソングですね。

長月 咲季のソロ曲とはちょっと違う、“ザ・アイドル”のような曲ですよね。咲季はかわいい曲をもらったら全力で“かわいいアイドル”をやると思うので、ライブで夏を全力で楽しみつつニコニコで踊る、“ザ・アイドル”の咲季を思い描きながら歌いました。

咲季のような腹筋になるには、まだ時間がかかりそうです(笑)

――今後、咲季としてどんな曲を歌ってみたいか希望をお聞かせください。

長月 咲季は幅が広いアイドルだと思っていて。かっこいい曲も、「キミとセミブルー」のようなアイドルらしいかわいい曲も似合っちゃうんです。なので、色んなジャンルの曲に挑戦して、咲季の新しい魅力をどんどん届けていきたいです。そのためにも、これから私自身がたくさん場数を踏んで、自分の歌唱力を向上させられるようにしたいです。ソロ曲はどちらも難しい曲でしたが、今後もどんどん難しい楽曲を咲季として歌っていきたいなと思っています。

――歌は元々自信があったのですか?

長月 まったく自信がなかったです。でも、自信のなさが滲んでしまうと、それは咲季じゃないんですよ。咲季はステージの上では自信満々なところが魅力的なアイドルだと思っているので、私自身は歌唱力にまだまだ自信がないですけど、咲季の力を借りて自信を持って歌うようにしています。

――楽曲と同様に、コミュでのほかの子との関係性も楽しみなところです。すでに実装されている中で、特に印象的だったものを教えてください。

長月 やっぱり佑芽のプロデュースがすごく印象的でした。咲季を演じているから、ということもありますけど、「咲季以外で好きなアイドルは誰ですか?」と聞かれたら迷わず「佑芽です!」と答えるくらい、佑芽が本当にかわいくて大好きなんです。佑芽をプロデュースするときは純粋に応援する気持ちになりますし、(コミュの)話数が進んでいくにつれ、その裏にいる咲季にも思いを馳せてしまって……もう気持ちがぐちゃぐちゃになります(笑)。親愛度コミュ第9話での咲季との絡みは特に印象的で、台本を読んだときにも泣きましたし、実際にプロデュースしてもう1回泣きました。

――そういえば、長月さんにも妹がいるそうで、妹のことが大好きだと話していましたね。

長月 そうなんですよ。私も妹のことをめちゃくちゃ溺愛しています(笑)。

――そして、いよいよ8月10日から初のライブツアー“学園アイドルマスター DEBUT LIVE 初 TOUR -初声公演-”がスタートします。となれば、やっぱりこれを聞かなければならないですね。咲季のように腹筋はバキバキになっていますでしょうか?

長月 そ、そうですね……(苦笑)。頑張って鍛えてはいるんですけど……咲季の腹筋って本当にすごくて。私はあまり腹筋がつきづらい体質みたいで、咲季のような腹筋になるにはどれくらいの年月がかかるんだろうって、咲季のストイックさを改めて感じました。腹筋、というかお腹の出る衣装を着るのがいつになるかはわかりませんが、お楽しみに!……と言ったらハードルを上げてしまいますね(笑)。

――もし着る機会があるときは、伊吹 翼役の声優・Machicoさんに相談してみるといいかもしれないです。

長月 私、翼ちゃんのことが大好きだと言いましたけど、Machicoさんのことも大好きなんです! あの美しい腹筋は努力の証ですよね。それに比べて私は……まだちょっとぷにっています(笑)。

――(笑)。腹筋は半分ネタですので、改めてライブへの意気込みをお願いします。

長月 私はダンス未経験でしたし、レコーディングを経験したとはいえステージで歌ったことがなくて。まだまだ発展途上ではありますが、少しでも咲季の魅力が伝わるように、今は人生で一番汗をかいてレッスンを頑張っています。初めてのステージでドキドキですが、咲季の力を借りて、自信を持って全力で、笑顔でステージに立ちたいと思っています。温かく見守っていただけたら嬉しいです。

――ライブはもちろん、ゲームでもコミュや楽曲が増えて、咲季の魅力がどんどん出てくるのを楽しみにしています。

長月 咲季はこれからアイドルとしても人間としてもどんどん成長して、色んな面が見えてくると思います。そんな咲季のアイドル人生を、プロデューサーの皆さんも一緒に歩んでください。よろしくお願いします!


●リリース情報
初星学園
花海咲季 1st Single「Fighting My Way」
8月7日(水)リリース

品番:BNEI-00165
価格:¥2,500(税込)

<CD>
01 Fighting My Way
02 初 [花海咲季 Solo ver.]
03 Campus mode!! [花海咲季 Solo ver.]
04 Fighting My Way [Instrumental]
05 初 [Instrumental]
06 Campus mode!! [Instrumental]

関連リンク

「学園アイドルマスター」公式サイト
https://gakuen.idolmaster-official.jp/

【公式】アイドルマスター ポータル
https://idolmaster-official.jp/

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