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INTERVIEW

2024.07.31

UniteUp!が7曲連続デジタルリリース!平井亜門(PROTOSTAR/五十鈴川千紘役)、森蔭晨之介(LEGIT/二条瑛士郎役)、馬越琢己(JAXX/JAXX/香椎一澄役)撮りおろしインタビュー(Part1)

UniteUp!が7曲連続デジタルリリース!平井亜門(PROTOSTAR/五十鈴川千紘役)、森蔭晨之介(LEGIT/二条瑛士郎役)、馬越琢己(JAXX/JAXX/香椎一澄役)撮りおろしインタビュー(Part1)

「才能と才能を“Unite up”する」をテーマにした、多次元アイドルプロジェクト「UniteUp!」。TVアニメの新シリーズも発表となり、来る日を待ちわびるファンの元に届いた「7曲連続デジタルリリース決定」の報。ワンマンライブでの大発表で沸いた歓声は忘れられない。そんな「UniteUp!」の連続リリースが続く今、PROTOSTAR・五十鈴川千紘役の平井亜門、LEGIT・二条瑛士郎役の森蔭晨之介、JAXX/JAXX・香椎一澄役の馬越琢己に集まってもらい、それぞれのユニットの新曲について語らってもらう連続インタビュー企画。まずは、LEGITだ。オフのLEGITを思わせる「Summer Vacation」、LEGITの熱い思いが息づく「MOVE MOVE MOVE」を語ってもらった。

INTERVIEW & TEXT BY えびさわなち
PHOTOGRAPHY BY 小島マサヒロ

武道館のステージという経験がUniteUp!に及ぼしたもの

――少し前の話になりますが、まずは今年1月に開催された“リスアニ!LIVE 2024”への出演、ありがとうございました。“UP COMING ARTIST”として出演いただいた2日間。日本武道館のステージという経験は皆さんにとってどんなものになりましたか?

平井亜門 お話を聞いたときには、武道館のステージに立たせてもらっていいのかなぁ、という感覚でした。でも立たせていただくからには、精一杯表現をさせていただきますし、精一杯楽しませられるように頑張ります!という想いでした。こんな景色を見る機会は初めてでしたから、存分に堪能しました。もちろん最終的にはUniteUp!単独で立つことを目標にしていきたいです。

馬越琢己 もちろんそうだよね。

森蔭晨之介 立ちたいよね。

――2日間共にステージに立たれました。気持ちに違いはありましたか?

平井 初日のほうが断然緊張しました。何度もパフォーマンスしてきた曲だったのに、急に頭が真っ白になって、振りを飛ばしてしまいそうになってしまって。でもお客さんがすごく温かかったんです。UniteUp!単独公演だと女性のお客さんが多いのですが、武道館では男性も多くて。その男性のお客さんたちがすごく温かく受け入れてくださって、そのおかげもあって2日目には緊張もほぐれて、力もかなり抜けて楽しめたな、ということを憶えています。

――お二人はいかがでしたか?

森蔭 僕は東京ガーデンシアター公演が初めて立ったライブの舞台だったんです。下積みを積んできて、大きなステージに立つというよりも、一発目で規模が大きいステージに立たせてもらったことで、次のステージ、僕の中では異次元のような規模の武道館に立たせてもらったときには驚きを感じる間もなかったように思います。例えば馬越くんや亜門くんはこれまでにも色んなステージに立っているからこそ、武道館の重みを感じることもあるでしょうけれど、僕の場合は緊張のしようもないんですよね。何もわからない感じで武道館に臨めたのが良かったように思います。緊張していなかったわけではなかったのですが、「どんなものなんだろう」というワクワク感が大きかったです。

――「UniteUp!」でのトンネルを抜けていく振りのときにはどんなことを感じましたか?

森蔭 ありがたいことにほぼ満員の武道館で、あのペンライトが揺れている景色はそうそう見られるものではないですから。イルミネーションのような規模感のペンライトの光でした。

平井 普通に生活していたら、あの景色を見ることはないもんね。

森蔭 感動しました。1つ1つの光からエネルギーを感じると同時に、僕の中では一瞬、時が止まったような感覚もあって。泣きそうになりました。

――馬越さんはいかがでしたか?

馬越 これまでにもホールでのライブ経験はあったのですが、武道館のあの景色は初めてでした。横にだけ広がっているのではなく縦にも広がっていて、斜め45度の角度を見上げてもお客さんの顔が見えるんです。その景色に圧倒されました。今まではステージの上であまり緊張はしなかったですし、ステージ慣れもあったと思うのですが、初めての武道館は緊張よりも高揚感があって。今まで女性ファンがすごく多かったのですが、男性ファンの声はイヤモニをしていても振動として響いてきたんです。それがまた1つ僕らを奮い立たせてくれた、特別な環境でした。皆さん、振りも覚えてきてくださって、すごく温かい環境だなと思いました。

平井 2日目は1日目よりコールをより勉強してくれた気がするよね。

馬越 初日を経て2日目でお客さんもレベルアップしていたよね。一体感が2日目のほうがあったのかなって思いました。

平井 ライブとしても仕上がった感はありましたね。

 

近づくメンバーの距離感が温かな気持ちになる夏のうた

――ではここからは7曲連続デジタルリリースのお話を。まずは6月19日に配信がスタートしたLEGITの「Summer Vacation」。これまでと雰囲気の違う1曲ですが、楽曲を最初に聴いたときにはどのような印象がありましたか?

森蔭 大きくみると、「MAGIC」に続いて、LEGITの曲でもバチバチのサウンドよりもオフ感のあるラインでの2曲目という感じですが、含まれる歌詞の雰囲気が好きです。サビ前に“みんなでまた来年も”って、こうやって騒ごうって歌っているんです。「MAGIC」はライブ終わりに作った曲で、頑張ってきたからオフを楽しもうっていう過程のある曲だったんですけど、それを経て、時間が経つにつれてのLEGITの距離感が、何かのきっかけで近くなっていっている様が歌詞になっていっているんですね。そのファミリーのような、リリックの距離感の近さがいいなぁ、と思いました。

――その1曲をレコーディングでどう表現しようと思いましたか?

森蔭 各々のソロパートがたっぷりあるので、そこでの良さを出したいと思いました。坂田(隆一郎)くん、助川(真蔵)、森蔭の声の違いや歌い方も、何曲も作ってきたからこそ自分の声の活かし方や歌う歌詞を合うようにそれぞれ分けてくれているので、気を張ってレコーディングするというよりも、3人ともいい意味でノリよく録ることができたように思います。

――録り終わってから皆さんでお話はされたのでしょうか。

森蔭 坂田くんが、僕のラップのパートが好きって言ってくれました。顔に似合わず声が一番低いのですが、あんなにゆっくりたっぷり低い声質でラップする曲はLEGITでも珍しいんです。いい意味でサビ前の僕の声で落ちていく構成になっていますし、そこからサビで「Summer Vacation」という夏らしさが出ているところがいいよね、と話をしました。

――お二人はこの「Summer Vacation」はどのような感想がありますか?

馬越 系統的には「MAGIC」に近いのかなとは思うのですが、決定的に違うのは、ノリですね。ノリが違っているからこそ、ダンスではどんなふうに表現するんだろうって思いました。「MAGIC」とは違ったトリッキーさもありますし、そこもどんなふうに見せてくれるんだろうって楽しみにもなりました。

平井 僕も「MAGIC」からの地続きな歌だな、と感じました。でもサンプリングとか遊びがある感じとか、よりヒップホップの軽さが強調されているなって感じました。やっぱりJAXX/JAXX、PROTOSTARだと出せないやんちゃな感じが垣間見られて、すごく良かったです。

――森蔭さんご自身が「ここが好き」と思うポイントは?

森蔭 “かけがえない日々”から落ちていって、サビの前に坂田くんが“おいで”って言うんですけど、そのフレーズが好きです。さっきも言ったのですが、このフレーズのメンバーの距離感がいいなと思っていて。“また来年も”って歌詞の中だけど、僕らも「来年も続けばいいなぁ」と思っているし、それが言えるのも今の距離感の近さだからこそだと思うんです。適当に言える言葉じゃないなって感じて、好きです。

次のページ:オフ感ある楽曲を経たLEGITが見せる原点回帰のパワー

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