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INTERVIEW

2024.07.22

「リスパレ!チョイス」選出アーティスト・岬なこ×豊田穂乃花、対談インタビュー!

「リスパレ!チョイス」選出アーティスト・岬なこ×豊田穂乃花、対談インタビュー!

アニメ音楽に特化した媒体「リスアニ!」と大阪のラジオ局・FM802のラジオ番組「802 Palette(ハチパレ)」がタッグを組んだ新たな音楽メディア「リスパレ!」。アニメ、ゲームカルチャー、ネットミュージック、そしてそれらの枠を超えた様々なアーティストの魅力を伝える本プロジェクトでは、「リスパレ!チョイス」として、今聴いてほしいアーティストを独自の視点で選出。その第1弾として選ばれた6組のアーティストを積極的に紹介していく。

今回は「ハチパレ」との連動企画!
先日、番組内で放送されたパーソナリティ・豊田穂乃花と声優アーティスト・岬なこによるクロストークに続き、ここでしか読めない対談インタビューをお届けする。岬のニューシングル「ちいさな蕾」の話題を中心に、同じ兵庫出身でトークイベントなどを通じて交流を深めてきた2人ならではの親密な対話をぜひ追体験してほしい。

INTERVIEW & TEXT BY 北野 創


声優アーティスト、ラジオDJ――お互いの目から見た印象

――ラジオでもトークされていましたが、まずはお二人の最初の接点をお伺いしたいです。

豊田穂乃花 私は『ラブライブ!スーパースター!!』のキャストが公開されたときに、なこさんのことを初めて知りました。直接お話したのは去年の夏頃に行ったインタビューが最初でしたよね。

岬なこ そっか、あれからもう1年も経ったんですね。このところ、あまりにも濃密な時間を過ごさせていただいているので、時間感覚がわからなくなってしまっていて(笑)。

豊田 そのときに初めてなこさんのパーソナルな部分に触れたのですが、すごく丁寧な方だなと思って。

 いえいえ、そんなことは全然です!私はびっくりするくらいガサツなので。

豊田 こうやってすぐ謙遜するんですよ(笑)。本心で言っているのに、嘘と思われているのかなって。

 それは違います!そう言っていただけるのはすごく嬉しくて、細胞のすべてにまでインプットされるんですけど、「そうなんです!」と認めてしまうと、自分が天狗になってしまうので。

豊田 そういう部分も含めて、ストイックな方なんだなっていうのは徐々にわかってきました。

 とんでもございません!穂乃花さんは私にとってすごくお話しやすい方で。ラジオのパーソナリティでお話上手というのはもちろんなのですが、お話を聞くのがすごくお上手なんですよ。相槌の1つ1つもすごく優しくうなずいてくださって、私のことをどんどん引き出してくださるので、お話していて毎回時間が足りないくらいです。去年の11月には番組の公開収録(“「Joshin Treasure Park」Talk Session vol.2”)でご一緒させていただいたのですが、いつも本編よりも裏で話しているときのほうが長いくらいで。

豊田 同じ兵庫出身なので、地元トークとかで盛り上がってしまって(笑)。

 私は普段、緊張してしまう性質なのですが、穂乃花さんとはそんなこともないので、きっと受け入れてくださる器がめちゃくちゃ大きいんだと思います。お会いするのは今日が3度目なのですが、安心して身を委ねられる方です。

豊田 そう言っていただけて嬉しいです。

――豊田さんは、アーティスト・岬なこの魅力について、どのように感じていますか?

豊田 なこさんの歌声や音楽はいい意味でクセが強くなくて、すごく透明感があるので、日常のどんなときにも聴きやすいですし、力をくれる部分がすごく多い気がします。それも無責任に「頑張れ!」と言うのではなく、「私も頑張るから、君もちょっと頑張ってみない?」くらいの力の分け方をしてくれているので、聴いていて安心します。

 ありがとうございます……!私は自分が思っていることを言語化するのがあまり得意ではないのですが、穂乃花さんは私が思っていることを全部言ってくださるので、基本、穂乃花さんの言葉を聞いていたら間違いないです。

豊田 いやいや、あなたのことはあなたの言葉で言うべきだよ(笑)。

――岬さんとしても、誰かの日常に寄り添えるような音楽を発信していきたい気持ちをお持ちだったりするのですか?

 そんな大それたものを持っているわけではないです(笑)。ただ、アーティスト活動云々というよりも、私は“岬なこ”として表立って活動していくうえで、ふとしたときに思い出してもらえたりだとか、踏ん張り時にそっと背中を押してくれるような、ファンの方に寄り添える存在でありたいという想いがあって。それはファンクラブ(「となりになこ」)もそうですし、デビューアルバムの『day to YOU』も“あなたの1日に寄り添う”というコンセプトで作らせていただいたので、“寄り添える存在でありたい”という気持ちは、音楽にも顕著に表れていると思います。

――岬さんはアーティストデビューからそろそろ1年が経つわけですが……。

豊田 おめでとう!(パチパチ)。

 わー!宴だー!(パチパチ)。

――いきなり宴が始まってしまいましたが(笑)。この1年の活動を通じて、どんなところに手応えややり甲斐を感じますか?

 手応えですか……?

豊田 そこは感じていてほしいけど(笑)。

 感じて……いますよ?(笑)。デビューアルバムのリリースイベントでは、初めましてのときにしかない独特の緊張感があって、「これは今日で終わってしまうかも。今までありがとう、私……」というくらい、ステージに立っていてもずっと浮足立っているような感覚があったんです。でも、そういう緊張感は徐々になくなってきたので、それは自分が少しでも自信を持ってステージに立てるようになったのかなと思います。でも、私の中では1年経った感覚がまるでなくて。それはきっと楽しいから時間が速く進んでいるように感じているのかなと思います。

「ちいさな蕾」と自分の道を歩む2人が教えてくれること

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