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INTERVIEW

2024.06.05

「リスパレ!チョイス」選出アーティスト・MyGO!!!!!インタビュー!

「リスパレ!チョイス」選出アーティスト・MyGO!!!!!インタビュー!

アニメ音楽に特化した媒体「リスアニ!」と大阪のラジオ局・FM802のラジオ番組「802 Palette(ハチパレ)」がタッグを組んだ新たな音楽メディア「リスパレ!」。アニメ、ゲームカルチャー、ネットミュージック、そしてそれらの枠を超えた様々なアーティストの魅力を伝える本プロジェクトでは、「リスパレ!チョイス」として、今聴いてほしいアーティストを独自の視点で選出。その第1弾として選ばれた6組のアーティストを積極的に紹介していく。

今回はメディアミックスプロジェクト『BanG Dream!(バンドリ!)』から誕生し、昨年放送のTVアニメ『BanG Dream! It’s MyGO!!!!!』も話題を呼んだ、現実(リアル)と仮想(キャラクター)が同期するバンド・MyGO!!!!!をピックアップ。音楽のルーツやメンバーそれぞれの自薦曲、さらにはライブへの想いに至るまで、5人にたっぷり語ってもらった。

INTERVIEW & TEXT BY 須永兼次


今改めて紐解く、メンバー各々のルーツや転機

――まずは「リスパレ!チョイス」に選ばれたことへの、率直なお気持ちや感想をお聞きできますか?

小日向美香 率直に言うと、選んでいただけてすごく嬉しいです。ありがとうございます! 私がアニメを知った幼い頃からテレビや雑誌インタビュー、あとはライブなどでずっと見てきた「アニメ好きなら誰でも知ってる」という「リスアニ!」さんと、ずっと『バンドリ!』やMyGO!!!!!のことを愛してくださっていて私自身も大好きな「ハチパレ」さんという2組による新しい音楽メディアにMyGO!!!!!を選んでいただけたことが、本当にすごく嬉しくて。その感謝を胸に、「リスパレ!」を盛り上げていけるよう私たちMyGO!!!!!も、活動を頑張りたいなと思います!

――では続いて青木さんと林さんに、ご自身の音楽におけるルーツや、影響を受けたジャンルやアーティストについてお伺いしたいのですが。

青木陽菜 私は元々バンドミュージックがすごく好きだったんですけど、なかでも一番影響を受けたのはUNISON SQUARE GARDENさんですね。今もすごく好きで、ライブに行ったりもするんですけど……すごくいい意味で、ライブでの音数が少ないんですよ。ギターボーカルとベースとドラムだけのシンプルなサウンドが、私はすごく好きなんです。そういう“ザ・バンド”なサウンドに対する憧れがすごくあるので、MyGO!!!!!の、シーケンス頼りではなく自分たちの楽器だけで演奏するスタイルは、聴く側もより“バンドらしさ”みたいなものを感じられるのではないかなと思います。

――ライブでご覧になった姿が、ご自身がステージに立つときの理想像、みたいなところもありますか?

青木 あります。リードギターを弾きながら歌うのってすごく難しいことではあるんですけど、MyGO!!!!!曲って結構コーラスパートも多いんですね。でも憧れの、ボーカルの斎藤宏介さんがそれをやっているので、「私もやりたい!」と思えていて(笑)。それがかなりモチベーションには繋がっていますね。

林 鼓子 私、今まで本当に色んな音楽に触れてきていまして。最初はクラシックをやっていたんです。ピアノと、ミュージカル音楽とかのボイストレーニングをやっていて、学生時代には吹奏楽部も所属していたので……基礎としてはクラシカルな感じがあるとは思うんですね。ただ、バンドが大好きな兄の影響でずっとザ・クロマニヨンズを聴いて育ちまして……「甲本ヒロトさんは神だ」と教えられてきたんですよ(笑)。

――一番多感な時期に(笑)。

 そう(笑)。だからロックチックな生楽器のサウンドみたいなものもすごく摂取して生きてきたので、とにかく「楽器の音」が好きなのかもしれません。年齢を重ねていくなかで洋ロックにハマった時期もありましたし、自分自身アニソンや声優ユニットをやらせてもらっていたときもあったりと、本当に色々なものに触れてきたんですよ。なので今は、これまでに触れてきたものすべてのいいとこ取りをして、MyGO!!!!!の音楽に還元できたらと思っています。

――そんなMyGO!!!!!としての活動は、開始から2周年を迎えました。ここまでの活動の中での転機となった出来事がありましたら、立石さんからお教えいただきたいのですが。

立石 凛 何か明確に「こういう出来事があって」というものは、パッとは浮かばないんですけど……でも4th LIVEの頃は、MyGO!!!!!としても個人としても色々な転機になったような印象がありますね。4th LIVEで初めて私たちの名前が出て、アニメ化も発表されたことで活動の幅が一気に広がって。それをきっかけに、私たち自身もキャラクターについてより深く知っていけて、解像度もすごく高くなっていったのを覚えています。

――それを通じて、例えばどんなことを意識するようになりましたか?

立石 演奏面では「MyGO!!!!!ならではのビートの速い曲を、安定したリズムでバッキングでサポートできるような演奏を、(千早)愛音ちゃんとして確立したいな」と、パフォーマンス面では「愛音ちゃんの天真爛漫な明るさを表現したい」ということを強く思うようになりました。それに、実際にお客さんの声を聞けたり感想が届くようになってから、「立石さんが、本当に愛音ちゃんに見えた!」みたいなものを見るとすごく嬉しくて。おかげで「あ、愛音ちゃんのパフォーマンスは、これでいいのかな?」みたいに考えられるようにもなりました。

――そんなライブの場も含めて、歌や音楽でMyGO!!!!!としての表現を行なわれていくなかで、特に大切にされていることを羊宮さんにお聞きしたいのですが。

羊宮妃那 やっぱり、キャラクターですかね。私はキャラクターありきでステージに立っているので……そういう意味では、全部が大切にしていることかもしれません。だから、ライブ中に“羊宮妃那”として楽しんでるな……という感覚はなくて。どういった感覚で(高松)燈ちゃんが楽しめているのかは、自分ではわからないんですよ。

――では、ライブ後のファンからの感想を目にして、「あ、こういうふうに受け取ってくれたんだ」のように少し意外に思うこともあったりしますか?

羊宮 あります。自分の中ではもう決まっていることもあったりするので、少し意図と違って伝わっているように感じたら、それを「もうちょっとこの表現を強めたら、もう少し軌道が戻ってくるかな?」みたいに次に活かすようにしていますね。でも、もちろんそこに生きていることを感じていただきたいので、キャラクター感が急に変わらないように成長を見せつつ意外性も出していけたら、もっと人間味を感じていただけるのかな?とも思っています。

メンバー自身が選ぶ、「まず聴いてほしいMyGO!!!!!曲」とは

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