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REPORT

2024.05.09

20周年を迎えたFLOWが全国各地で2マンライブ“FLOW THE PARTY 2024”を開催!DOESをゲストに迎えた熱いPARTYの恵比寿LIQUIDROOM公演をレポート!

20周年を迎えたFLOWが全国各地で2マンライブ“FLOW THE PARTY 2024”を開催!DOESをゲストに迎えた熱いPARTYの恵比寿LIQUIDROOM公演をレポート!

続けてこられたからこそまみえるステージ!Side FLOW!

そして、SE響くステージにいよいよFLOWが登場した。PARTYのFLOWサイドの幕開けはTVアニメ『帰還者の魔法は特別です』のOPテーマ「GET BACK」。メロウで物語的なTAKEのギターの旋律と感情をつまびらかにするようなGOT’Sのベースが絡み合い、力強くたたき出されるIWASAKIのドラムのビートに、KEIGOとKOHSHIの声が重なると、クラップで迎えるフロアのオーディエンス。続いたのは「TOY MACHINE」。10周年記念アルバム『FLOW THE MAX!!!』収録のカラフルなダンスロックチューンで会場をダンスフロアへと変貌させる。

 

 

「いやぁ、もう(ライブが)終わっちゃうんじゃねぇかってくらい盛り上がっていましたね。DOES、最高!」とKEIGO。この日のDJタイムから盛り上がりが継続中であることに驚きの声を上げながらも「今日が最高のPARTYだということを“この際はっきりさせとこうか!”」とライブは「この際はっきりさせとこうか!」に突入。軽快なビートとTAKEとKOHSHIの軽やかなギターが重なって色彩感豊に放たれる。ステージの歌声にオーディエンスの声も重なって、ご機嫌なパーティソングが熱でフロアを浸食していくと、TVアニメ『NARUTO-ナルト-』のOPテーマである「Re:member」が響く。そう、“ニンジャソング”の登場だ。歌声は会場一体の大きさとなってフロアに熱を充満させていくと、そのまま「ANTHEM」のイントロが響く。ドラマチックでスケール感のある1曲はデビュー5周年アルバム『#5』収録の1曲だ。2009年に生まれたこの曲に紡がれた彼らの想いは15年の時を経た今も変わらないでいるのだろうと感じさせる。そんな想いが込められた曲をKOHSHIの「カモーン!」の声に引っ張られるようにフロアは大合唱。20年という時をかけて彼らがファンと育ててきた絆に改めて気づかされる。

 

「みんな、楽しんでいますか?改めてこうしてまた“FLOW THE PARTY”ができていることが嬉しいです」とKEIGO。快く出演してくれたDOESにも感謝を述べると、会場からは大きな歓声と拍手が湧いた。「今日は最初から声が出せますね。俺たちは声を取り上げらあれちゃって、一時期はライブも取り上げられちゃったけど、でもそんな経験したからまたライブが超楽しいんですよ。当たり前が当たり前じゃなくなっちゃった時期を俺たちは経験しているから、今日も当たり前じゃない1本、みんなで作らせてください」とKEIGOの声からTAKEのギターとピアノの旋律が広がっていき、KOHSHIが歌い出すと、「United Sparrows」へ。TVアニメ『バック・アロウ』のEDテーマである1曲は、ライブもない、声を出すことも憚られていたあの時代に藻掻いた日々から力強く立ち上がるような1曲。静けさと力強さとが同居する1曲に、オーディエンスは拳を上げて応えた。IWASAKIのゆっくりとしたカウントから鳴り出した1曲に悲鳴が上がる。メジャー10枚目のシングル収録に収録された「KANDATA」だ。2006年にリリースされ、KEIGOとKOHSHIの“歌”をフィーチャーして聴かせたナンバーだ。オーセンチックな雰囲気で都会的なこの曲は、今もFLOWのベースにあり、変わらぬ表情の1つを感じさせた。続いたのはKEIGO作詞のスペシフィックな「蒼き惑星」。エレクトロロックながら抒情的で胸に刺さるエモーショナルなサウンドワールドと伸びやかなボーカルが印象的なナンバー。「Wow Wow」とフロアから湧き出す歌声が重なっていく。アニメに縛られない、“FLOW THE PARTY”ならではのライブを堪能させた。

  

「ヤスくんが最高のDJをやってくれたしね。DOESもライブでがっつり盛り上げてくれて最高でした」とKOHSHIが笑顔を見せた。対バンは数えるほどしかなかったというジャンルの違う2バンドながら、20年を経た今も交流していることに感謝を述べると、「本当に骨太なロックでね。今日はいつも以上に男の声が聞こえるなって思って」というKOHSHIに「イェーーイ!」と男性の歓声が。今回のツアーで初めてモッシュを見たと言うFLOW。新鮮だ、と笑顔を見せるとKEIGOも「<バクチ・ダンサー>、超楽しそうだったもん!」とうなずく。バンドを続けてきたからこそこうして相まみえることができたというと、大きな拍手が湧く。ここでロックバンドが初めて主催するアニソンロックフェス“FLOW THE FESTIVAL 2024”の告知と共に「その前に、PARTYはまだまだ続くぞ!」とKEIGOが声を上げ、ライブ終盤の幕が開く。「いくとこまでいっちゃおうか!恵比寿!」の声にドラムのカウントが入り、「COLORS」。TVアニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』のOPテーマであり、世界中を熱狂させてきたドラマチックで広がりのある1曲に、会場は大きく跳ね、モッシュも起きる。そして次世代“ニンジャソング”、ナルトの息子・ボルトの物語へFLOWが贈った「GOLD」では「みんなの本気を見せてくれー!」とKEIGOが叫び、フロアから「オイ!オイ!」と声が上がる。ステージ前には次々にオーディエンスがローリング。ダイブにモッシュで熱が高まっていくとフロアの熱もさらにヒートアップ。KEIGOとKOHSHIのボーカルも力強いユニゾンで会場を席捲し、会場一体での「一番でっかいジャンプ」で恵比寿LIQUIDROOMは1つになる。そして畳みかけるように、架空のアニメソングとして作られた疾走感とパワフルさに満ちた「AWAKE」へ。GOT’Sのベースがテンションをかけ上がるように唸り、色鮮やかなリフを繰り出すTAKEのギターと共に観客を煽っていく。最後はリリースから今年で20周年を迎え、令和の今、8cmCDをリリースしたばかりの「GO!!!」。これぞ“ニンジャソング”の真骨頂だ。ファンも「We are Fighting Dreamers!」と声を上げ、心をオレンジに染めて力いっぱい手を挙げる。FLOWの代名詞ともいえる1曲で、見事なウェーブを生み出したフロア。高まり続ける会場の熱に、DOESの3人もステージへ。ラストはFLOWの5人とDOESの3人とで大きく腕を上げて歌い上げ、“当たり前じゃないたった1つのPARTY”を締め括ったのだった。懐かしい曲からライブの定番曲まで。存分にPARTYを堪能させたFLOW。そして彼らに火をつけたDOES。2バンドが灯してくれた熱はまだまだ消えそうにない。

<DOES セットリスト>
01.道楽心情
02.サブタレニアン・ベイビー・ブルース
03.KNOW KNOW KNOW
04.ブレイクダウン
05.夢見る世界
06.紅蓮
07.僕たちの季節
08.修羅
09.ロックンロールが死んで
10.曇天
11.バクチ・ダンサー

<FLOW セットリスト>
01. GET BACK
02. この際はっきりさせとこうか!
03. TOY MACHINE(頭アレンジVer)
04. Re:member
05. ANTHEM
06. United Sparrows
07. KANDATA
08. 蒼き惑星
09. COLORS
10. GOLD
11. AWAKE
12. GO!!!

●ライブ情報
『FLOW THE FESTIVAL 2024』
[日程]2024年6月29日(土)、30日(日)
[開場/開演] 10:00/12:00 ※両日共通
[会場]ぴあアリーナMM

[6月29日(土)出演アーティスト]
GRANRODEO・SPYAIR・KEYTALK・オーイシマサヨシ・KANA-BOON
[6月30日(日)出演アーティスト]
SCANDAL・BURNOUT SYNDROMES・Creepy Nuts・ORANGE RANGE・JAM Project

<チケット詳細>
VIP指定席 1日券 ¥26,550
VIP指定席 2日券 ¥41,260
アリーナ 指定席 1日券 ¥12,000
アリーナ 指定席 2日券 ¥22,000
スタンド 指定席 1日券 ¥9,900
スタンド 指定席 2日券 ¥17,000
車椅子席 1日券 ¥9,900
車椅子席 2日券 ¥17,000

チケット先行
5月7日(火)12:00 ~ 5月19日(日)23:59
https://pia.jp/v/flow24of/

特設サイト
https://flow-official.jp/cam/flowthefestival2024/

関連リンク

FLOW オフィシャルサイト
https://www.flow-official.jp/

FLOWオフィシャルX
https://twitter.com/FLOW_official

FLOW オフィシャルYouTube
https://www.youtube.com/channel/UCLakaKEelmUdqQISLjwIRmg

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