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2024.04.04

「私をここまで連れてきてくれて、ありがとう」――心を震わす歌声と決意を届けた“こはならむ1stワンマンライブ ~あなたに 届けたかった~”レポート

「私をここまで連れてきてくれて、ありがとう」――心を震わす歌声と決意を届けた“こはならむ1stワンマンライブ ~あなたに 届けたかった~”レポート

後半戦はライブ感溢れるナンバーをセレクト!

ライブも後半戦。鍵を開けるかのごとく、ボックスのレースが少しずつ上がり始め、こはならむの半身が露わになっていく。不思議なもので、1枚のレースがなくなっただけで、繋がりがさらに濃くなるように感じる。それは彼女も同じだったのかもしれない。

「涙の融点」のイントロで「よかったらこっから立ってー!」と積極的に話しかけ、サプライズで「らむからプレゼント!取って!」と総立ちの客席にプレゼントを投げようとしたものの……まさかの失敗(笑)!間奏で「今度こそ受け取って!」と再度チャレンジするというハプニングも、ある種ライブならではの出来事といえるもの。そのあとも「歌って!」「ちゃんと見えてるからね」と呼びかけ、観客との共鳴に拍車をかけた。そして「盛り上がっていきましょう!」とハンズクラップを出囃子にしながら、疾走感溢れる「主人公」を熱演。“私は私の物語の中の主人公だから”と胸を張り、全力で生きている主人公のあなたを鼓舞。間奏でバンドメンバーを紹介する一幕もあった。

ラスト2曲のタイミングで「今日は来てくれてありがとう!この曲は途中に合唱部分があるので、歌詞がわかる人は歌って、わからない人はラララとかで歌ってほしいです。ちなみにこの曲なんだかわかる?配信リリースのときから“合唱したいな”って言ってた曲です!」と語りかける。始まったのは「10年後の私になら」。「見えてるからね!」「そこのあなた元気いいね!ありがとう!」「そこも元気!もっと元気出して!」と、観客のテンションを高めていた。

「私をここまで連れてきてくれて、ありがとう」

最後の曲に移る前に感謝の言葉を含めた、長めのMC。「次が最後の曲。だからいっぱい喋っておきたい」と思いの丈を一気に吐露していく。

「クラップや合唱をありがとう!今日のためにグッズを着てくれていたり、プレゼントをくれたり、本当にありがとう。私の音楽をたくさん聴いて、見てくれているそこのあなた。あなたも、いつも私の力になっています。ありがとう。消えてしまいたいと思っても、私の心のそばに、いただいた手紙、コメント、色々な言葉があって、思い出して、元気をもらっています。今日はじめて私の音楽に触れてくれたあなた、昔から私の音楽や歌声を好きで応援してくれているあなたにももし今日、私の音楽を好きになってくれたとしても、すごく昔から音楽を好きでいてくれている方も。私は平等に歌を届けていきたいなと思っています。あと、私の音楽を聴かなきゃ、推しごとしなきゃって思わなくても大丈夫なので、これからも聴きたいときに、たくさん聴いてもらえると嬉しいです」

「誰にも相談できないとき、泣きたいとき、元気を出したいとき、色々な場面で、私の歌があなたの心の支えになれれば嬉しいです。あなたがもし忙しくなっても、私はあなたの心から離れるつもりはないので、ちょっと離れたとしてもいつでも戻ってきてくれていいし。もし次のライブに来られなくても、忙しかったら無理をしなくてもいいし──来て欲しいけれど(笑)。自由に、私の歌を聴いてほしいなって思っています」

「さっき言ったことと被っちゃうんだけど」と前置きすると、彼女の声が少し震える。

「何回も私、もういなくなっちゃいたいなって思ったことがあったんだけど。あなたが歌を聴いてくれたから、私は今ここに立っています。(客席を見て)泣かないで。もしあなたが、ものすごく思い悩んだとしても消えてしまいたいなって思ったとしても、私はあなたに支えられて生きているので、私のためにも、これからも笑顔で……無理に笑顔とは言わないけれども、これからも生きていってくれたらいいなって思っています。最後の曲になっちゃうけど……最後の曲にいきたいと思います。私をここまで連れてきてくれて、ありがとう」

ラストを飾ったのは、HoneyWorksとのコラボレーション曲「ごめんなんか聞きたくなかった」。最後の“ごめんね”という言葉で結ぶと「ごめんね、で終わらせたくないから!今日は来てくれてありがとうございました!またね!」と、感謝の言葉で上書き。また、後日行われた振り返り配信でも「ありがとう!」と改めて感謝の気持ちを文字で伝えていた。

そして「あたしだけだったのに。」で編まれたエンディングムービーを迎えると、最後に自身の誕生日である10月4日に、Zepp Shinjuku(TOKYO)にてバースデーライブを開催することを発表。観客から大きな声が上がった。

挫折を経験して音楽に助けられ、今度は私の番だと言わんばかりに音楽を発信したきたこはならむ――その彼女の決意の強さとピュアネスが光ったライブだった。そして“あなたに 届けたかった”を叶え、これからの未来でどのような景色を見せてくれるのか、楽しみに待ちたい。

■こはならむ1st ワンマンライブ ~あなたに 届けたかった~
<セットリスト>
01.不完全花
02.生きるを選んだ私へ
03.リセットボタン
04.心做し(cover)
05.アイロニ(cover)
06.天ノ弱(cover)
07.着信まち
08.数センチメンタル
09.Attitude
10.私の幸せは私が決めるの!
11.恋してる自分すら愛せるんだ
12.涙の融点
13.主人公
14.10年後の私になら
15.ごめんなんか聞きたくなかった


●ライブ情報
こはならむ BIRTHDAY LIVE

日程:2024年10月4日(金)
会場:Zepp Shinjuku(TOKYO)
時間:開場17:30/開演18:30

チケット料金:
・グッズ&終演後AfterTalk付き 9,800円(税込)
・グッズ付き 7,800円(税込)
・一般 5,870円(税込)
*全自由
*グッズは当日会場のみでのお渡しとなります。
*入場時ドリンク代を別途いただきます。予めご了承ください。
*開場・開演時間は変更になる可能性がありますので、ご注意下さい。

チケット販売スケジュール:
<ローソン独占先行>(抽選)
受付期間:2024/4/4(木)15:00〜4/9(火)23:59
当落発表/入金期間:4/13(土)12:00〜4/16(火)23:59まで

お申込みはこちら
https://l-tike.com/kohanalam/

関連リンク

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