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INTERVIEW

2024.03.21

今年も“飛躍する年”に――MyGO!!!!!「砂寸奏/回層浮」リリース!羊宮妃那、立石 凛、小日向美香がバンドの“今”を切り取った本作、MyGO!!!!!が見据える未来を語る

今年も“飛躍する年”に――MyGO!!!!!「砂寸奏/回層浮」リリース!羊宮妃那、立石 凛、小日向美香がバンドの“今”を切り取った本作、MyGO!!!!!が見据える未来を語る

立希と楽奈のストーリーに寄り添った“呼吸”の歌

――カップリング曲の「処救生(こきゅう)」はスマートフォン向けゲーム「バンドリ! ガールズバンドパーティ!」(以下、「ガルパ」)発の楽曲で、イベントストーリー「君の隣で息をする」に合わせて追加されました。

羊宮 懐かしい!

立石 たきらな(立希と楽奈)のお話しだったよね。

小日向 アニメの中で「碧天伴走」は愛音ちゃん、「詩超絆」はMyGO!!!!!のみんなのためではあるんですけど、そよちゃんのためという要素も強く感じる楽曲があったなかで、立希ちゃんと楽奈ちゃんにフォーカスが当たった楽曲は今までなかったので、それが「ガルパ」を通して実現してすごく嬉しかったのを覚えています。燈ちゃんは立希ちゃんと楽奈ちゃんに対してはこういう歌詞になるんだなあと思いながら聴いていました。

立石 「処救生」は立希ちゃんと楽奈ちゃんのストーリーを踏まえた部分もあると思うんですけど、生きづらい人に向けて歌っている曲が多いMyGO!!!!!自体も、呼吸と密接に関わっていると思うんですね。生きているだけで息が詰まったり呼吸がしづらい感情がたくさんあるなかで、燈ちゃん自身も生きづらいと感じていたり、楽奈ちゃんは自分の大切な居場所がなくなって息ができない。そういう人たちが集まったバンドなので、ここにきて呼吸をテーマにした楽曲ができたのはすごく嬉しかったです。“スー ハー スー ハー ハー”の部分も、仮歌では実際に“スー ハー”と発音していたんですけど、レコーディングではみんなの息の音で表現したのも印象深いです。

小日向 “スー ハー”録ったねえ。難しかった。

立石 普段、キャラクターで呼吸の音を表現することなんてないもんね。「愛音ちゃんだったらどうやるんだろう?」って考えたなあ。

羊宮 この曲はMyGO!!!!!の初期の楽曲と同じように感情がシンプルに伝わってくるなと感じていて。歌詞は前半が立希ちゃん、後半が楽奈ちゃんの気持ちをすくい取って書かれているんですけど、それがわかりやすく伝わってきましたし、最後の“帰ろう”という言葉も今は帰ろうと思える場所があるということなので、すごく良いなと思います。

――ちなみに歌うときは立希や楽奈のことを思い浮かべたりするのですか?

羊宮 そこは羊宮としての感じ取り方だったので、歌うときは特に意識していなくて、燈ちゃんなりに書いた歌詞を、燈ちゃんなりに歌っています。その意味では「碧天伴走」と同じ感覚ですね。「詩超絆」はまた別で、あの曲は自分の意志を届けるような歌なんですけど。

――羊宮さんの解釈と燈としての受け止め方は別物というのはおもしろいですね。自分の中での整理が難しくないですか?

羊宮 でも、そこは演技やアフレコで演じる感覚と一緒かもしれないです。

――もう1つ、今回のシングルの生産限定盤には昨年8月にKT Zepp Yokohamaで行われたライブ“MyGO!!!!! 5th LIVE「迷うことに迷わない」”の映像が収録されます。振り返ってみてどんなライブだったと思いますか?

“僕”の歌から“僕たち”の歌へ――MyGO!!!!!キャスト解禁後初のワンマン5th LIVE「迷うことに迷わない」レポート

羊宮 だいぶみんなで練ったよね。

小日向 今までで一番みんなで話し合いをしたかもしれない。

羊宮 今だからこそ言えることですけど、アニメは第9話まで放送されてすごく大変な状況でのライブだったので、皆さんがどういう心境で来てくださるのか、私たちはその場でどう振る舞うのか、お客さん視点のものと我々が大事にしたいものを釣り合わせつつ、皆さんが楽しめるライブにするために色んな視点を擦り合わせて皆さんにお届けしました。「今このキャラクターがこういうことをするのはおかしいよね」ということを話し合って。

小日向 それぞれが自分のキャラクターに向き合っていると、私も「そよちゃんはきっとそういうことはしないと思うから、それはやりたくない」と思うこともあって、演出をみんなと相談していました。その話し合いもあって、みんなのMyGO!!!!!に対する熱い想いを再確認できたライブでした。

立石 きっと第9話のあとじゃなかったらまた別の見せ方もできただろうし、思うことはそれぞれにあったと思うんですけど、一筋縄でいかないのもMyGO!!!!!らしいのかなって。世界観を重視し過ぎて第9話に引っ張られ過ぎるライブは違うんじゃないかと思うし、「焚音打」というすごく熱い曲もこの日が初披露だったので、ようちゃんもどういう気持ちで歌ったらいいか悩んだと思うんですけど、あのときにできる最大限のことはできたし、色んなことを話し合ったうえで一番正解に近いライブができたと思います。

ツアー、合同ライブ、野外フェス――MyGO!!!!!が見据える未来

――今はツアーの最中ですが、バンドの状態としてはどんな感触でしょうか。

羊宮 MyGO!!!!!らしい状況かなって思います。

立石 ツアーとしては残り3公演あるんですけど、初日のライブも全力ではありつつ、自分たちの中では悔しいところもあったので、今は「もっとできるぜ!」という気持ちになっています。

小日向 やっぱりライブももちろんですが、ライブを作る上でいろんな経験を重ねることがバンドの成長に一番繋がると思っていて。それをこのツアーを通して実現できればと思います。

――それができそうな感覚はありますか?

立石 やるしかない(笑)。

羊宮 本当にそうだよね(笑)。やるしかない。

小日向 「できない」とは思っていないし、MyGO!!!!!のみんなとならできると思っています。私自身は結構マイナス志向な性格なのですが、前回の取材で「日本武道館でのライブは楽しみの気持ちのほうが勝っている」とお話しさせていただいて、実際にすごく楽しんで弾くことができたんです。それはライブを重ねてMyGO!!!!!の団結力が上がってきたからこそ生まれた感情だと思いますし、前向きになれている今のこの状態、この感情が私の人生において貴重なものなので、それを2024年、ツアーやその後のライブでも確立していけたら、また違った景色も観られるのかなと思ってワクワクしています。

――ツアー後にはPoppin’Partyとの合同ライブ「Divide/Unite」や“JAPAN JAM 2024”で初の野外フェス出演も決まっています。それぞれどんなライブを見せたいでしょうか。

立石 この2つのライブは、全力で楽しんでいこうと思っていて。まず先輩と合同ライブができるなんて、私たちはもちろんMyGO!!!!!のキャラクターたちとしても、すごく嬉しいことだと思うんです。

小日向 私自身、この世界に入ったきっかけがPoppin’Partyさんに出会ったことなので、本当に夢のようなことで。実は“ブシロード15周年記念ライブ in ベルーナドーム”でMyGO!!!!!がオープニングアクトを務めさせていただいたときに、Poppin’Partyの皆さんが袖で見守ってくださっていたんです。なので「バンドリ!」のファンの方だけでなく、Poppin’Partyさんにも私たちの成長した姿を見届けていただけたらと思っています。もちろん私の私情ではなくそよちゃんとして立つのですが、色々な決意を持って挑みたいです。

立石 “JAPAN JAM 2024”に関しては、個人的に最近フェスに行くことが多いので単純に嬉しいです。タイムテーブルにMyGO!!!!!が載っているのを見て、「自分だったらこう回るな」っていうのを考えたりしていました(笑)。

小日向 しかも“JAPAN JAM 2024”のステージは野外ということで、「碧天伴走」のMVに野外でライブしているような映像があるのを観たときに、みんなでいつか野外の会場で演奏したいという想いを話していたんです。それが叶うのが嬉しいですし、MyGO!!!!!のことをまだ知らない方がたくさんいると思うので、また新しく応援してくれる方を増やせるように頑張りたいです!

羊宮 私は、今は本当に目の前のことを1つ1つやっていかないとおろそかになりそうなくらい自分のキャパがカツカツになっているので、まずはツアーに向けて頑張りつつ、燈ちゃんがPoppin’Partyさんとの合同ライブや野外フェスでどんなふうに感じるのかをよく考えたうえで臨みたいです。

――2024年はすでに「輪符雨(リフレイン)」や「孤壊牢(こころ)」といった新曲も発表されていますが、MyGO!!!!!にとってどんな年にしたいですか?

立石 去年はそれこそMyGO!!!!!のことを新しいバンドとして注目してもらえることが多かったですけど、2024年はもっと演奏技術や世界観みたいなもので色んな人を取り込んでいけるような年にできたらと思います。

小日向 これは私自身の問題になるんですけど、2023年は目の前のライブ1つ1つにテンパることが多くて、実は“ANIMAX MUSIX 2023”の前は不安な気持ちが溢れてしまったことがあったんです。でも、2024年は“リスアニ!LIVE”で心の底から楽しいと感じることができました。私自身が前向きになってきたことは確かですし、今までの自分から変わっていきたい気持ちもあるので、もっと視野を広げて「魅せるライブ」を作っていきたいですし……辰年なので昇っていける年にしたいです。

立石 新年の挨拶みたい(笑)。

小日向 いきなりヘタクソになっちゃった(笑)。でも、そよちゃんと一緒に歩んでいけたら、という気持ちは変わらないので、より色んな人にMyGO!!!!!を聴いてもらえる1年にしたいです。

羊宮 これはずっと変わらないんですけど、今年も「飛躍する年」にしたいです。「MyGO!!!!!!の勢い止まらないね」ってずっと思っていてもらえるように、成長を止めないように私はずっと燈ちゃんと向き合っているので、安心して、迷いながら一緒に迷子になっていただけたらと思います。


抽選で1名様にMyGO!!!!!より羊宮妃那さん、立石 凛さん、小日向美香さんのサイン色紙をプレゼント!

●応募期間
2024年3月21日(木)~2024年3月28日(木)23:59

●応募方法
1:リスアニ!編集部の公式アカウント(@Lis_Ani)をフォローする
2:該当ポストをRPする

【応募に関する注意事項】
・厳正なる抽選の結果当選された方には、リスアニ!編集部公式アカウントのダイレクトメールにて後日連絡させていただきます。リスアニ!編集部公式アカウント(@Lis_Ani)のフォローをお願いします。
・プレゼントキャンペーンは予告なく変更・中止することがあります。あらかじめご了承ください。
・応募期間中にフォローを取り消された場合は、応募が無効となります。
・複数のアカウントで応募された場合は、1アカウントのみ有効となります。
・Xアカウントを非公開にしている場合は、応募対象外となります。
・落選者へのご連絡はございませんのでご了承ください。
・当選結果に関してのお問い合わせにはお答えすることはできません。
・応募は日本国内にお住まいの方に限らせていただきます。
・賞品および当選の権利は当選者本人のものとし、第三者への譲渡・転売することは一切禁止させていただきます。譲渡・転売が発覚した場合、当選を取り消し賞品をお返しいただく場合があります。
・賞品の不具合、破損に関する責任は一切負いかねます。

【個人情報の取り扱いについて】
・お客様からいただいた個人情報は、当キャンペーン当選者へのお問い合わせのために利用いたします。なお、個人情報を当該業務の委託に必要な委託先に提供する場合や関係法令により求められた場合を除き、お客様の事前の承諾なく第三者に提供することはありません。上記をご承諾くださる方のみご応募ください。


●リリース情報
MyGO!!!!! 4th Single
「砂寸奏/回層浮」
2024年3月20日(水)リリース

【Blu-ray付生産限定盤】

定価:¥7,700円税込)
品番:BRMM-10770

【通常盤】

定価:¥1,760(税込)
品番:BRMM-10771

<収録内容>
・CD
1.砂寸奏
2.回層浮
3.処救生
4.砂寸奏 -instrumental-
5.回層浮 -instrumental-
6.処救生 -instrumental-

・Blu-ray付生産限定盤
MyGO!!!!! 5th LIVE「迷うことに迷わない」
1.壱雫空
2.迷星叫
3.無路矢
4.Time Lapse
5.栞
6.音一会 ~Acoustic Ver.~
7.迷星叫 ~Acoustic Ver.~
8.君の神様になりたい。
9.潜在表明
10.影色舞
11.swim
12.碧天伴走
13.焚音打

ENCORE
1.名無声
2.音一会

詳しくはこちら
https://bang-dream.com/discographies/3575

●イベント情報
Poppin’Party×MyGO!!!!! 合同ライブ「Divide/Unite」
4月29日(月・祝)開催
会場:横浜アリーナ

詳しくはこちら
https://bang-dream.com/events/pp_mygo

©BanG Dream! Project

関連リンク

公式サイト
https://bang-dream.com

公式X
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YouTube「バンドリちゃんねる☆」
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