――そしてこの曲は、青山さんが意図された「愛」を受け取るのと同時に、聴く人の数だけ様々な受け取り方のできる曲でもあるように思います。
青山 たしかに、いつ聴くかによってもだいぶ感じ方が変わる気がしますよね……そうあれたことも嬉しいです。あとはこの曲、「ライブの追体験になったらいいなぁ」とも思っていたんですよ。なので「がっしり、私の世界に皆さんをいざなう」というよりも「あ、俺もそこにいたわぁ」という気持ちになってほしいですし。もちろんライブに行けなかった方やまだ青山吉能を知らない方にも、曲を通じて「こんな暖かい空間でライブしてるんだ」と雰囲気が伝わったら。
――逆にこれから、またライブでも歌われていくでしょうし。
青山 ね!逆に完成されたものを皆さんの前で歌っていないので、自分でも「これ、ライブで歌うとどうなるんだろう?」という想いはあります。
――そしてジャケット画像にも、たくさんの花を用いられています。その花や布の色合いなどからアルバム『la valigia』も連想したのですが、青山さんもアイデアなどは出されたんですか?
青山 もちろんジャケット写真やMVのミーティングには全部参加させてもらったんですけど、そこでデザイナーさんやスタイリストさんと意見を交わす……というよりも一方的に受け取って「めっちゃ良いでーす」とお伝えしていたというか(笑)。毎回デザイナーさんたちやカメラマンさんがたった数分の曲から私の想いを汲み取ってくださって生まれるアイデアって、自分の脳ではまったく考えつかないものなので、すごく良いチームにビジュアル周りも支えていただいているなぁと思っているんですよ。逆に、ジャケット写真を通じて「レコーディングは終わってるけど、ライブではこうしてみよう」みたいなインスピレーションは、自分の中にどんどん湧いてきます。
――では続いて、MVの内容と撮影の模様についてもお聞きしたいのですが。
青山 今回もMVは、いつもお世話になっている藤田(宏治)さんという方にお願いしまして。寒空のもとオール外ロケで撮ったんですけど……私、映像こそどうしても似通っちゃう部分があるんじゃないかと思っていたんです。やれることが「外か内か」しかなくて、ゴリゴリCGを使うような曲でもないから。でもやっぱり、完全に「Flowery」のためのMVになっているんですよね。例えば、花をいっぱいくっつけたアクリル板越しに私が佇んでいたり……。
――まさに、ファンの皆さんとの関係性を連想させてくれますね。
青山 そうですね。……まぁ、まだ完成版が上がってきていないので使われてない可能性もあるんですけど(笑)。でも、そういうものを感じられるような撮り方はしていただいていました。あと、撮影場所は牧場だったんですけど、そこにヤギがいまして。それを見て「よし、ヤギ借りよう」となって、私が座っている隣にヤギをおいてみる……みたいな発想にもびっくりしましたね。
――MVに青山さん以外が登場するのは初めてですよね?
青山 そうなんです。今回は初めてゲストにシロヤギのユキに登場してもらって……あ、本当の名前は知らないので「ユキ(仮名)」なんですけど(笑)。
――座っていたというのは、芝生の上にですか?
青山 いや、あえてアンバランスさを狙って、芝生には到底置くことがないような豪華なソファが置かれたんです。草原に置かれる椅子っていったら「木製で年季の入った白いベンチ」みたいなイメージがあるじゃないですか?でも青空の下、芝生の中に黄色のどかーん!としたソファが置かれているのが、あまりにも映えて!その発想も自分にはないものだったから「すごいなぁ」と思いました。
――色の相性的にも、すごく良さそうですね。
青山 本当に色んな人の衆智が結集して、寒さも吹き飛ばす春をお届けできるような温かい映像にはなっていると思うので、私も完成がすごく楽しみです。
――さて、最後に「Flowery」というタイトルにちなんで青山さんの中に今ある好奇心の種といいますか、気になっていたり「面白そうだなぁ」と思っていることをお聞きしたいのですが。
青山 うーん、あったはずなんですけど……なんだっけ!?「これ、おもろっ」って思って、昨日脳内でクイズ大会までしたのに……。
――脳内でクイズ大会……?
青山 脳内での架空のファンクラブイベントで、ファンの人に向かって「私が今、一番気になってるものは?」みたいな三択クイズを出したんですよ。最初はAの「書道を習い直す」を答えにしたんですけど、「クイズの答えとして弱っ」と感じて……で、「意外なところをついてるわ!」というものを正解のBにして、Cはなんでもいいやと思って「実はお笑いの養成所に入った」みたいな……うわ、答えだけ忘れちゃった!これ多分、出てこないです……。
――ただ、「書道を習い直す」という気持ちもあるんですよね?
青山 そうなんです。それこそずっと「特技」みたいに言っているんですけど、10年以上ちゃんと筆を持っていないのでだんだん書き方も自己流になって、正直もう上手とは言えない出来になってきたんですよ。それに、実は一番長く続いた習い事って書道だったんですよね。書いている時間だけはほかのことを何もかも忘れられるから。大人になってから「そういう時間って、ものすごく大事なんじゃないか?」と思っているので、もう一度大人の書道として、学び直したいです。
――ちなみに音楽の面だと、そういうものってありますか?
青山 うーん……最初のほうにお話ししたようにとりあえず今あるものは出し尽くしたところなので、一旦またインプットの期間に入って、歌いたいものや出会ったものがあったときにそれを音楽に落とし込めたらと思います。理想みたいなものがどんどん高くなっているのも感じているので、だんだん「あれも良い」「これも良い」にはなっていかないような気はしているんですけど、そこは自分も妥協せずに活動していきたいですね。
●配信情報
5thデジタルシングル
「Flowery」
2月28日(水)配信
Music&Lyrics&Arrange:hisakuni
Pre-add / Pre-save はコチラ
https://aoyama-yoshino.lnk.to/Flowery_paps
青山吉能
公式サイト
https://www.teichiku.co.jp/artist/aoyama-yoshino/
公式X(旧Twitter)
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