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INTERVIEW

2024.01.24

鷹村彩花・宮原颯希が語る、3年前と比べた楽曲と自身の成長とは? DIALOGUE+ニューシングル「イージー?ハード?しかして進めっ!」リリースインタビュー

鷹村彩花・宮原颯希が語る、3年前と比べた楽曲と自身の成長とは? DIALOGUE+ニューシングル「イージー?ハード?しかして進めっ!」リリースインタビュー

5周年というめでたい節目に向けて、2人が達成したい目標とは

――では続いて「誰かじゃないから」についても、楽曲自体の最初のイメージからお聞きできますか?

鷹村 最初は「精神的に、すごく自立した曲だなぁ」と思いました(笑)。やっぱり人間って自分のことだけにいっぱいいっぱいになりがちじゃないですか?でも、そのうえで相手にここまで寄り添うことができるというのが……“温かい”んですけど、ただの“温かい”という言葉だけでは表現しきれないような深みがあるという印象を持ったんです。それは、楽曲の視野が広がったからなんですかね?歌詞でも“足元ばかり見て歩いていたら気づけなかった”みたいに自分の成長をさらに自分で俯瞰して見られていたりと、精神的にオトナになったように感じました。

宮原 私が最初にこの曲を聴いたのは、田淵(智也)さんが歌う仮歌が入ったもので、そのときは「すごく地に足のついた落ち着いた曲だなぁ」という印象だったんです。でもいつも、田淵さんの仮歌のときと8人の歌声で出来上がったときの印象は、やっぱり私の中では全然違っていたので、「きっとレコーディングして出来上がるものは、違う形になるんだろうな」と期待しながら聴いていました。

――そのレコーディングでは、まず全体としてどういう部分を大事にされていきましたか?

鷹村 優しい曲だとは思うんですけど、一本ちゃんと芯や軸がある、地に足がついた優しさというものを意識しました。“強い”まではいかないけれども“弱く”はならないように、でもふわふわしすぎて飛んでいかないように、気をつけながら歌いましたね。

宮原 私は田淵さんの仮歌を通じた印象から、「眉をしかめて歌う」というか……自分の心の中の気持ちを強めで練習して持っていったんです。「8人バージョンになったらきっと印象も変わるだろうから、歌い方も変わるだろうな。でも、私が入れるならこんな感じ」と思いながら。そうしたら、レコーディングでは田淵さんから「あ、宮原さんはそれでいいかも」と言われたんですよ。

――そこはちょっと、予想外だったと。

宮原 はい。なので、結局内の気持ち強めでぐっとしながらずっと歌ったんです。でもこの曲では、みんなとの違いを自覚できて持っていけたことも良かったですし、自分の内面とすごく向き合いながら歌ったことがポイントになったと思っています。

――オーディションの部分も、お二人ともそういったイメージをベースに臨まれたんでしょうか?

鷹村 この曲ではメンバー指定がなくて全員が受けるオーディションだったので、前に歌う人がどういう感じでくるかとかがわからないから、「8人で1人の人物像を描く」のではなく「8人がそれぞれ各々の人物像を描いている」という意識を持って歌いました。

宮原 オーディション部分自体も少なかったからね。そんななかで私は内側に、顔をしかめた感じで……ちょっと陰な部分というか葛藤強めな感じを持ってオーディションに臨んだので、「今回は、そういう表現をして歌うんだよね?」ということをちゃんと維持できるように、頑張りました。

――それも、先ほど鷹村さんがおっしゃられた「自分の中で1人の人物像を作って、それを持っていく」というか。

宮原 そうですね。「多分8人の感じと、この陰強めな感じは違うな」というのはわかっていたんですけど、「私は私で、この感じ。選ばれなくても、合わなかっただけだね」くらいの気持ちで臨みました。

――ちなみにこの2曲、完成版を聴いてより好きになった部分などはありますか?

鷹村 自分の話になっちゃうんですけど……私、お芝居でも歌でも低い音域を求められることがあまりなかったんです。でも今回、低音を前面に出すという取り組みをしたら、「私結構……こういう低い感じもアリじゃない?」みたいに思いまして(笑)。今まで「好き」とか「嫌い」みたいな感情になることすらなかったくらい放置していた部分に触れて、新たな自分を発見できて、好きにもなりました。

宮原 私、この曲はBメロの掛け合いの感じが、想像していたよりも遥かに良かったんですよ。私たちの声って結構みんなバラバラで、歌い方も8人全然違いますけど、それがこんなに良い感じに合わさるんだ!と衝撃を受けたくらい、このパートをすごく好きになりました。

――さて、2024年はDIALOGUE+にとって5周年イヤーとなります。その5周年を迎える前に、クリアしたい目標みたいなものはありますか?

鷹村 これは「できたらいいなぁ」くらいのふわっとしたものなんですけど……「『好きだよ、好き。』のMVを撮影した東京国際フォーラムでライブできたらアツくない?」みたいな気持ちはあります(笑)。5周年に限らなくても、何かのメモリアル的なときにできたらエモいよね?

宮原 たしかに。「好きだよ、好き。」のMVって、自分の気持ちを叫んだシーンがあったりと、私たちにとってターニングポイントの1つになるものだったので……その流れで言うと、私たちは5年間ずーっと一緒にいてたくさん活動をしていますけど、1人1人が何を思って今活動しているかを聞く機会ってあまりないんです。なので、この5周年という節目に「どういう気持ちで、今、私たちって一緒にいる?」という話をしてみたいなという興味があるんですよ。これは目標というより、私の個人的な希望なんですけど……(笑)。

鷹村 そういえばさ、案外8人だけでご飯行ったことってなくない?

宮原 ない。スタッフさんもいなくて8人だけって、1回もないんじゃない?

鷹村 だから「8人でごはん行こう」みたいな感じにしたら、できるんじゃない?

宮原 あ、たしかに!行ってみたいかも!

鷹村 そうしたら、やったことがないから現実的な「目標」にもなるし。

――それと合わせると、鷹村さんの目標までの道筋ができたようでもありますね。

鷹村 たしかに。非現実的すぎた私の目標が(笑)、ちょっと現実的になったかもしれないです。

宮原 そうだね。だからまずは8人だけでご飯、行きたいです!

■1月7日開催 ワンマンライブ“LIFE is EASY?”を終えての感想コメント

――“LIFE is EASY?”全体を通しての感想や、ステージに立っていたなかで特に深く記憶に残っていることをお教えいただけないでしょうか。

鷹村 もうとにかく楽しかったです!毎回耳中に田淵さんが指示や労いの言葉をかけてくださるのですが、それがとても面白くて。ハケる時にきょんちゃん(=守屋亨香)と一緒に笑ってしまいました。今までのライブでは毎回毎回いっぱいいっぱいで暗転中はもうとにかく「無」だったのですが、今回は耳中に意識を向けて田淵さんの言葉を拾うことが出来たのでライブが終わってからそんな自分に驚いています。

宮原 すごく!すごく良いLIVEだったと思います。2023年はメンバーもLIVEづくりにたくさん関わり始めた年でして、いろんな対話を重ねて今の形に仕上がってきた。その成果を今公演では存分にお見せできたと思います。特に記憶に残っているのは、村上まなつのMC中の景色です。会場にいる皆さんに「出会ってくれてありがとう」と私も心から思った瞬間でした。

――インタビューでも話題に出た「好きだよ、好き。」が久々のアカペラ始まりだったのもハイライトのひとつだったように思います。あの曲の歌唱中の心境をお教えください。

鷹村 とても懐かしい気持ちになりました。といってもMV撮影も「ぼくたちのかくめい!オンライン」もそこまで前の事では無いのですが(笑)。あっという間に5周年目が迫っていますが、4年という歳月は人生の中では長くないけれど振り返ってみたらとっても濃密で「あれ?まだ4年?」って気もするんですよね。当時はハモにも一部の振りにも苦手意識があったのに、今はとても楽しくて。そんなふとした瞬間に成長を感じられて温かくなりました。

宮原 今公演は「ログっ子の皆さんにたくさん還元して感謝を伝えたい」と思って臨んでいたのですが、あのアカペラ歌唱のときだけは100%メンバーに想いが向いていました。今もこうして8人で目を合わせて歌えていることが嬉しかったですし、「ここまでいろんなことがあったけど一緒に頑張ってこられて良かった!ありがとう!これからも頑張ろうね!」という気持ちで歌っていました。貴重な時間だったと思います。

――最大規模のワンマンライブを経た今、お二人には2024年のDIALOGUE+が、どんなものになっていきそうな予感がしていますか?

鷹村 今年は5周年を迎えますがRECなりライブなり、目の前のものを一つ一つ丁寧に全力でやっていく事に変わりはありません。振り返ってみれば毎年、毎月、毎仕事が特別でDIALOGUE+を築き上げてきたものなので、そういった意味ではいつも通りの一年になるのではないかなと思います。今年もどうぞご期待くださいませ!

宮原 唯一無二の楽しさをさらに生み出せるチームになると思います!私達はどんどん最高を更新していますし、更新するためにチーム全員たくさん考えてLIVEを創っているので。今年で5周年を迎えますから、長く応援してくれている方も最近好きになった方も、全員幸せにできるような活動ができたらいいなと思います。


●リリース情報
10th Single
TVアニメ『弱キャラ友崎くん 2nd STAGE』OP & EDテーマ
「イージー?ハード?しかして進めっ!」
2024年1月24日(水)発売

■mora
通常/配信リンクはこちら
ハイレゾ/配信リンクはこちら

【初回限定盤(CD+BD)】

品番:PCCG-02327
価格:¥4,400(税込)
・フルカラーブックレット(12P)

【通常盤(CD)】

品番:PCCG-02328
価格:¥1,400(税込)
描きおろしアニメイラストアナザージャケット

<CD>
1. イージー?ハード?しかして進めっ!
作詞・作曲:田淵智也 編曲:伊藤翼
2. 誰かじゃないから
作詞:大胡田なつき 作曲・編曲:成田ハネダ
3. イージー?ハード?しかして進めっ!(TV Size ver.)
4. 誰かじゃないから(TV Size ver.)
5. イージー?ハード?しかして進めっ!(Instrumental)
6. 誰かじゃないから(Instrumental)

<Blu-ray>
「イージー?ハード?しかして進めっ!」ミュージックビデオ・メイキング
「SUMMER LIVE ~Welcome to D+~」ライブ映像 セレクション(2023年8月20日公演)
―セレクション 収録内容―
・デネブとスピカ
・夏の花火と君と青
・MAHOROBA-Deli
・僕らが愚かだなんて誰が言った
・あやふわアスタリスク
・好きだよ、好き。
・D+ has come
・20XX MUEの光
・人生イージー?2023
・はじめてのかくめい!2023
+全力じゃんけん大会(1部 & 2部)

●ライブ情報
DIALOGUE+ 5th Anniversary Tour「DIALOGUE+学概論」
https://dialogue-music.jp/live/20240512_gakugairon/

2024年5月12日(日) 開場 16:00/開演 17:00
@Niterra日本特殊陶業市民会館 フォレストホール

2024年6月9日(日) 開場 17:00/開演 18:00
@あましんアルカイックホール

2024年6月23日(日) 開場 16:00/開演 17:00
@TOKYO DOME CITY HALL

出演
DIALOGUE+
DIALOGUE+バンド

プレミアムチケット(FC会員限定):11,000円(税込)
通常チケット:8,800円(税込)
※プレミアムチケットは会場別限定グッズ付き。会場によってデザインが異なります。

DIALOGUE+ 10th Single「イージー?ハード?しかして進めっ!」にチケット優先販売申込券が封入。

関連リンク

DIALOGUE+公式サイト
https://dialogue-music.jp/

DIALOGUE+公式リンク
https://potofu.me/dialogue

公式X
https://twitter.com/DIALOGUE_staff

公式Instagram
https://www.instagram.com/dialogue_staff/

公式TikTok
https://www.tiktok.com/@dialogue_official

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