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2024.01.11

angela、デビュー20周年ライブツアー“angela Live Tour 2023 「Welcome!」”ファイナル公演でKATSUが“復KATSU”!!

angela、デビュー20周年ライブツアー“angela Live Tour 2023 「Welcome!」”ファイナル公演でKATSUが“復KATSU”!!

「おかえり!」KATSUがステージに――!

これだけでも十分に感動的なツアーの締め括りである。だが、それを大きく上回る瞬間がこの後に待ち受けていたことを、アンコールを求めるぢぇらっ子たちはこの時、まだ知らない。アンコールに応えて登場したatsukoは礼を述べ、「集まってくれる皆がKATSUさんです」と笑いを取ったり告知をしたりして、何食わぬ顔でアンコール曲に向う。その瞬間、これまでKATSUパネルを動かしていた黒子に替わり、その後ろからパネルと同じ衣装に身を包んだKATSU本人が登場!会場は悲鳴にも似た超歓声に包まれる。その第一声は「幽体離脱、KATSU、復活!」だった。「冗談じゃないよね。心配したよね。ごめんね、帰ってきたぜ!死んでらんないんだよね!」その一言ごとに割れんばかりの歓声が巻き起こる。「Are You OK?生きてるみんなのOKサインを俺に見せて!」と「OK! 岡山」をドロップ!いつかきっと戻ってきてくれると信じていたその瞬間が、こんなにも早くに、それも最初に披露するのが地元愛に溢れた明るい楽曲であるところにangelaのイズムを感じさせる。明るさしかない手拍子と解き放たれたように優しいatsukoの歌声。最後のシンガロングはいつまでも続きそうな一体感に包まれた。

「ただいまー!」に対する心からの「おかえりー」の唱和。そして間髪を入れず展開した「KIZUNA」のイントロではこれまで以上の熱い声援が湧き、そのAメロが始まるとatsukoの歌声に涙が交じる。『K』の第2期最終回EDテーマとして作られたこの楽曲、もちろんこうした事態で歌うことになろうなどとは書かれた時に想定されたわけではない。だが、“どうか一人にしないでくれ”“目一杯燃やせ命を さよならに変えないでよ 行かないでよ”と綴られた歌詞は、このときに歌うために書かれたようにすら思えてくる。これはそのくらいangelaの歌は作品以上の力を込めて作られていることの証であり、当人自身もそれに飲み込まれ、atsukoの涙腺が決壊したその時、会場中のぢぇらっ子たちが一斉にシンガロングを始め、大合唱に展開していった。涙声で歌いながらKATSUに愛情深いパンチを繰り出す。曲が終わり、歓声が落ち着くまでしばらくの時間を要し、口を開いたatsukoは「メイクが落ちた」と、うそぶき、ぢぇらっ子たちのサポートに感謝を伝える。「帰ってきました!」と改めて絶叫するKATSU。atsukoは「ラジオとか他の仕事もやっているから、『来るんだ』くらいに思っていたのに、ステージ上で声が聞こえると、いる~!と思って、これだったんだ」と実感を吐露する。ここで「どうしてもこのangelaライブツアー2023“Welcome!”というタイトルをKATSUさんも一緒に回収したいので、『Welcome!』を最後に歌わせてください!」と、改めてこの曲とライブのタイトルへの想いを歌に込め、歌い上げる。この公演を締め括るに相応しい幸福感に溢れる楽曲だ。終盤のKATSUによるボイスの尊さ、フロントの4人とスタッフダンサーズにより、なお一層のファミリー感を醸し出し、ステージングは終了した。

エンディングでは蒼井翔太が再び登場し、KATSUと熱い握手を交わし、atsukoは「今度こそKATSUさんも一緒に『晴れのちハレルヤ!』をどこかで歌える機会があれば」と約束。KATSUは「集中治療室に入ったら、自分の命とか生きることに本当に考えさせられる時間がメチャクチャあって。1個気づいたのが、俺の一番大事なものってangelaだったのね」と語る。「angelaっていうのが自分の中に特別な存在でいることがあって、それがなくなることが一番怖かった」と振り返る。この事態に一時はツアー中止も検討されたというがKATSUが「いや、それだけは。頼むからangelaのライブをやってくれ」と懇願し、atsukoとメンバーが賛同した背景を明らかにした。スタッフ陣に「僕のangelaを守ってくれて本当にありがとうございます」と、そしてこの日のゲスト蒼井翔太や、「OK! 岡山」を共作し岡山公演に駆けつけた芸人のはなわにも感謝を述べる。もちろんぢぇらっ子に対しても「一番atsukoを支えてくれたのは君たちKATSUです」と、KATSU流の笑いを交えて謝意を伝えると、温かい拍手と歓声が会場に響き渡る。病床ではangelaのLINEスタンプにある「生きろ」が関係者たちから次々と送られたことに対し、KATSUは「死んでたまるか!」で返していたという。それを踏まえ、「俺がぢぇらっ子を残して、死んでたまるか!」と絶叫し、「生きろ」「死んでたまるか!」のコールの遣り取りを交わす。atsukoは「本当に生きてこの日を迎えられてよかったです」に続けて、オフマイクで「みんな、生きろ!」と絶叫し、幸せ一杯のステージに幕を下ろした。

<セットリスト>
01. Welcome!
02. 明日へのbrilliant road
03. アロハTraveling
04. AYAKASHI
05. 全力☆Summer!
06. Start again
07. イグジスト
08. 叫べ
09. 今でも…
10. Alone
11. DEAD OR ALIVE
12. BAD END
13. 晴れのちハレルヤ!
14. 乙女のルートはひとつじゃない!
15. KINGS
16. RECONNECTION
17. アンダンテに恋をして!
18. Shangri-La ~THE BEYOND~
<アンコール>
EN1. OK! 岡山
EN2. KIZUNA
EN3. Welcome!


●リリース情報
angela×蒼井翔太
「晴れのちハレルヤ!」
発売中

【アーティスト盤(CD+Blu-ray)】

品番:KIZM-785~786
価格:¥2,200(税込)

<CD>
1.晴れのちハレルヤ!(劇場版『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』主題歌)
作詞:atsuko・蒼井翔太/作曲:atsuko・KATSU/編曲:KATSU
2.晴れのちハレルヤ! part of atsuko
3.晴れのちハレルヤ! part of shouta aoi
4.晴れのちハレルヤ! off vocal version

<Blu-ray>
・晴れのちハレルヤ! Music Video
・晴れのちハレルヤ! メイキングドキュメンタリー

【アニメ盤(CD)】

品番:KICM-2146
価格:¥1,430(税込)

<CD>
1.晴れのちハレルヤ!
2.晴れのちハレルヤ! 劇場版size
3.晴れのちハレルヤ! off vocal version

●作品情報
劇場版『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』
公開中

<イントロダクション>
原作累計発行部数600万部突破!*<異世界転生×痛快ラブコメ>シリーズ
「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」。
ついに“はめふら”が劇場版になって帰ってくる!
*電子書籍含む

TVシリーズ第1期では破滅フラグを華麗に(!)回避し、第2期では無事に(?)魔法学園を卒業した悪役令嬢のカタリナ・クラエス。シリーズ初の劇場版は、原作・山口悟書き下ろしによる完全新作ストーリー。勘違い(?)人たらしラブコメディはさらにパワーアップ!まだ誰も見たことのない、新たな物語(破滅フラグ)の幕が上がる―!

【キャスト】
内田真礼、蒼井翔太、柿原徹也、鈴木達央、松岡禎丞、岡咲美保、水瀬いのり、早見沙織、小野賢章、村瀬歩、鬼頭明里、上田麗奈、日笠陽子、釘宮理恵

主題歌
「晴れのちハレルヤ!」angela×蒼井翔太

©山口悟・一迅社/劇場版はめふら製作委員会

●配信情報
angela Digital Single
パチンコ機【Pフィーバー革命機ヴァルヴレイヴ3】搭載曲
「Fly Alive」
1月23日デジタルリリース

01.Fly Alive
作詞:atsuko 作曲:atsuko/KATSU 編曲:KATSU
02.命ノヒカリ
作詞:atsuko 作曲:atsuko/KATSU 編曲:KATSU

©SUNRISE/VVV Committee
©SANKYO

関連リンク

angela オフィシャルサイト
https://angela-official.com/

angelaオフィシャルYouTube
https://www.youtube.com/@angela-official

angelaオフィシャルX(STAFF)
https://twitter.com/angela_staff

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