INTERVIEW
2023.12.25
ミュージックレイン発の、新たな音楽マネジメントチーム「MiCLOVER」が始動!2024年1月7日には初のライブイベント“LAWSON premium event MiCLOVER FES. 2024”の開催も決定している。MiCLOVERのアーティストが登場するこの連載もいよいよ最終回。最後はMiCLOVER所属アーティスト5人による座談会をお届けする。個性豊かな5人のアーティストの関係性がわかる、ここだけのトークをお楽しみあれ!
INTERVIEW BY 冨田明宏
TEXT BY 金子光晴
PHOTOGRAPHY BY 堀内彩香
冨田明宏 いよいよ“MiCLOVER FES.”の開催が近づいてきました。皆さん今の心境はいかがですか?
シユイ 実は、“MiCLOVER FES.”のことを夢で見たんですよ。なぜか私が当日の午前中くらいに会場から家に帰っちゃって。
halca なんで帰っちゃうの!?
シユイ そのあと電話がかかってくると思っていたんです。でも、何の連絡もなくて。しばらく経ってから「私いなくて大騒ぎになってるかな……。もう出番終わってしまったかなぁ」とか思って戻ったら、「どこ行ってたの!?」と驚く感じじゃなくて、みんなが「あっ……」みたいな感じで……。それがすごく悲しかったです……。
冨田 心の底から「夢でよかった」エピソードですね(笑)。
シユイ なので、もし本番で帰ろうとしたら止めてください。 ちなみに夢ではチャリで帰りました(笑)。
冨田 チャリで帰ったということはチャリで来たってことだからね(笑)。でも、それを夢に見たということは潜在意識の中に不安を抱えていたのかな?
シユイ うーん、焦りですかね……。
halca でも、夢で起こるよくないことは現実では逆になるから、だいじょぶっ!
シユイ よかったです。ありがとうございます。
冨田 (笑)。someiさんはいかがですか?
somei シユイさんと同じで、私も夢で見たんですよ。
小玉ひかり someiさんも!?
somei 段取りとかリハーサルとか何もしてないのに、本番の朝を迎えてしまって……。とりあえず会場に行こうとするんですけど、何かに阻まれて会場に辿り着けないんです。回避してもまた違う何かに阻まれて……。怖すぎて目が覚めました。目が覚めて、「とりあえず練習しよう!」って(笑)。
冨田 2人も夢に見てるとは(笑)。小玉さんはいかがですか?
小玉 どうしよう、私はまだ夢を見てないです……。
冨田 そうじゃなくて(苦笑)、“MiCLOVER FES.”が近づいてきた心境について!
小玉 ですよね(笑)。先日、メジャーデビューしてリリースイベントがあったんですけど、「“MiCLOVER FES.”楽しみにしてます」という方が大勢いらっしゃって、皆さんの言葉でフェスが近いんだなって改めて思いました。今日のインタビューもすごく楽しみにしていて、5人でこうやってお話しするのも初めてなので、本当に開催が近づいて来てるんだなというワクワク感がありますね。
冨田 CHiCOさんは?
CHiCO 私もまだ夢には見てないんですが(笑)。
冨田 見なくても大丈夫です(笑)。
CHiCO CHiCOソロとして長い時間のライブをするのは“MiCLOVER FES.”が初となるので、自分自身のことで頭がいっぱいではあるんですけど、全体会議で「私たちでライブも作っていきたいし、MiCLOVERも育てていきたいね」という話があったので、頑張りたいですね。私のファンの方もシユイの配信を観に行ってくれてたり、ほかのアーティストのSNSをチェックしてたりして、私たちだけじゃなくみんなで「MiCLOVERを楽しもう」というのをSNSで感じられるので、すごく楽しいですね。
冨田 ではhalcaさん、今のお気持ちはいかがですか?
halca 今日、すごく緊張してるんです。先日お会いしたときのほうが気楽に話せていた感じがして、今日みんなと目が合わせられないんです(笑)。先輩だし引っ張っていかなきゃいけない立場だからしっかりしなきゃって思うんですけど……。今日でちゃんとみんなと近づいて、フェスに備えたいと思います。
冨田 シユイさんはこの間のお三方(CHiCO、halca、シユイ)のお話では、「みんなにこねくり回されたい」と話されていましたね。
シユイ そんなこと話しましたっけ?
halca また忘れてるー!(笑)
冨田 someiさんと小玉さんの対談では、お二人で曲を作ってるという話を聞いたんですが、進捗はいかがですか?
somei 実はフルサイズの曲が……。
小玉 できました!
全員 おおー!(拍手)
冨田 これはCHiCOさんの発案なんでしたっけ?
CHiCO 全体会議のときに、スタッフから「アーティストが自分で発信するイベントにしてほしい」と言われたから、「じゃあテーマソングとかほしいですよねー」ってすっごく軽い感じで言ったんです(笑)。それができたらライブでも恒例で歌えるし、デジタルシングルとかMVとか展開もできるかもしれないから、面白いんじゃないかと思って。そうしたら「じゃあやるなら今だよ!」って急に真面目なトーンになったんです(笑)。テーマソングを作るなら、折角曲を作れる小玉ひかりちゃんとsomeiちゃんの2人がいるんだし、ということで急展開で実現しました。
halca あっ!歌詞、わたしが書くことになった!
冨田 じゃあ全体曲は小玉さんとsomeiさんが書いた曲に、halcaさんが作詞をするわけですね。
halca 曲を受け取って、今書いてる途中です!
CHiCO じゃあ楽曲は3人に任せて、完成を楽しみにしています!
冨田 まだ完成はしてない段階ですけど、5人で歌う曲はどんな感じで作られたんですか?
somei 最初はみんなで歌える感じの曲がいいねっていうのがあって「ラララ……」っていう合唱ができるパートを入れようかという話になりましたね。
小玉 ライブの最後に皆さんで歌えたらというのがあったので、初見で聞いてくださったお客さんでも口ずさんでもらえるようなわかりやすいメロがあるのが理想だねって2人で話しました。
somei 大団円感があったらいいね!っていう構想で、あっちこっちさまよいながら作りました。
小玉 最初に書いたものがあったんですけど、そこからもう1曲違う感じで書いてみようということでフルサイズの曲ができたので、進化を経た感じですね。イメージ的には、5人でフェイク合戦みたいになっても面白いかなって。みんなで「ラララ……」してるときにも5人それぞれの歌声の個性が光るような楽曲になったらいいなとは思ってます。
somei 「この部分はCHiCOさんに歌ってほしいね」とか「halcaさんに歌ってもらいたいね」というのを考えながらメロディをつけていきました。
冨田 それぞれの個性が活きる1曲、聴きごたえがありそう!
小玉 コーラスを掛け合いで入れてみたりとか、5人で歌うからこそ意味がある曲になったかなと思います。そこにhalcaさんがリリックを乗せてくださるということなので、すごく楽しみです!
冨田 CHiCOさんとシユイさんはまだ聴いてないんですよね?
CHiCO 聴いてないです。どうしよう、何しようかうちら(笑)。
小玉 じゃあシユイちゃんにはテーマソングのイラストを描いてもらって……。
CHiCO 待って、私の仕事がない!(笑)
somei CHiCO先輩はどっしり構えててもらって。
halca でもCHiCOもイラスト描けるもんね。曲も共作だし、イラストも共作とかどうかな。顔出してる人は顔写真を出して、イラストと融合してもらうとか。
シユイ 顔出しパネル作りましょうか(笑)。
CHiCO じゃあ工作は私がやるよ(笑)。
冨田 「ここは誰に歌ってほしい」というイメージを浮かべながら曲を作っていったということで、halcaさんもそれぞれのイメージを歌詞に落とし込んでいくような感じになるのかなと思ったんですが、その辺りはいかがですか?
halca それもすごく悩んで、みんながデビュー前に頑張ってきたこととか、デビューしてからのこととかを調べてまとめたりしたんですけど、私たちだけのことじゃなくて、観に来てくれたお客さんにとっても特別な曲になったらいいなと思ったんですよ。だから、私たちから贈るだけじゃなく、みんなで歌い合えるように、「ラララ……」のところもみんなで手を振って大合唱するイメージが湧いたので、どちらにも良く作用するような内容になるように書き進めてます。
冨田 「MiCLOVERの曲」であり、「MiCLOVERが好きなみんなの歌」にもなるわけですね。
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