INTERVIEW
2023.12.14
――Blu-ray付生産限定盤には2023年9月16・17日に有明アリーナで開催されたライブ“Farbe”の模様が収録されます。どんなことが思い出されますか?
相羽 単独ライブは久しぶりだったんですよね。
工藤 合同ライブやフェス、ゲストアクトが最近は多かったので。
志崎 あ、トロッコ!
相羽 そう、トロッコだ。
工藤 トロッコに乗りました。
志崎 初めて乗りました(笑)。すごかったです。本当にお客さんと近かったですね。
――何度もトロッコが登場するライブでしたね。「FIRE BIRD」で工藤さんと中島(由貴)さんが、DAY1の「Re:birth day」でフロント3人が、DAY2の「Sprechchor」で相羽さんが、「-HEROIC ADVENT-」では全員が乗りました。
工藤 「近い」しか言ってなかったよね。「近いね」「近いねー」「近い近い」って。
志崎 そうでした(笑)。
相羽 トロッコに乗る楽曲やタイミングはすごく話し合ったんですよ。雰囲気も考えましたし。
工藤 やっぱりサプライズ感は欲しかったんですよね。「乗りまーす。よっこいしょ」みたいな感じだと盛り上がらないので。
相羽・志崎 (笑)。
相羽 それに、(キーボードの)燐子と(ドラムの)あこも乗る、というところで驚いてほしかったんですよね。
工藤 MCから前振りしたしね。
志崎 「あれ?」って。
相羽 「私たちは行けないー」って。
工藤 「ずるいよー」みたいなMCがあったんです。でも、今振り返ると白々しいよね。「絶対リハしてるでしょ」って思われる(笑)。
相羽・志崎 (笑)。
相羽 違うよ。あれは、のんちゃん(=志崎)が怒ったから急遽やることになったんだから(笑)。
工藤 いや、副音声があったら私は「知ってたくせに」って言うと思う(笑)!「これが嘘をついている人たちですね」って。そういうところも踏まえながら見ると楽しいと思います。
志崎 あと、「-EROIC ADVENT-」は初めてメンバー全員で歌ったんですよね。楽器を持たずにトロッコに乗ったので。だから初めての試みがたくさんあったライブで。
相羽・工藤 確かに。
志崎 すごく楽しめました。
相羽 今までで一番距離感が近いライブだったよね。
工藤 初披露曲もいくつかあったしね。「THRONE OF ROSE」は難しかったなぁ。
相羽 「一逢のFull Glory」も初披露で、あとは「-HEROIC ADVENT-」や「“UNIONS” Road」が声出し初でした。だから、久しぶりにみんなの声をライブで聴けたという感覚はありましたね。コロナの間はMCでみんなに“声”を求めることもできなくて……。“声”って必要だな、ってすごく思いました。
志崎 わかります。全然ライブが変わりますよね。それから、メドレーで5曲やったのも初めてでした。
相羽 今までのMaxは3曲でした。
志崎 あのメドレーはメンバー皆がかなり頑張ったと思います。
工藤 長かったよね。あと、構成が難しかった。曲と曲の繋ぎは苦労しましたね。
志崎 でも、やって良かったと思います。ファンの皆さんがすごく盛り上がった印象があるので。
相羽 メドレーも悩んだんですよ。やっぱり1曲が短くなるので。でも、入れたかったんですよね。
工藤 ライブタイトルが「Farbe」(ドイツ語で「彩り」の意味)だったということから、ブレードでキャラクターのイメージカラーをファンの方に点灯して盛り上がってもらおうという想いがありました。
相羽 「Farbe」というテーマに合わせてのメドレーだったんですよね。
――ライブ中に流れた幕間映像も収録されますね。
工藤 内容は、見てのお楽しみというところなんですけど、色々と夏を感じています。
志崎 相羽さんがすごく「もってる」と思いました。
相羽 いやいや、皆さんのおかげですよ。でも、「私たちはあんなことでこんなに盛り上がれるんだ」とは思いましたね。ぜひそこを見てほしいです。まだまだ高校生でもいけるかもしれない。
工藤 そんなわけない(笑)。
相羽 Roseliaのライブでは盛り上がっていただいて、幕間映像では私たちの少しプライベートな部分を楽しんでいただければと思います。
――改めてですが、今回の1枚に収録される3曲については、皆さんがおっしゃるように新しいRoseliaや大きなテーマを感じさせます。バンドイメージやコンセプトがしっかりと固まったところからのスタートだったRoseliaですが、演じるキャラクターやバンドについてどのような変化を感じますか?
相羽 友希那に関しては、まずRoseliaが彼女主導で始まったバンドということもあり、「友希那が絶対」というイメージも強かったんですけど、年が経つにつれて友希那も自分の未熟さを話せるようになったり、それこそ「Call the shots」で燐子に曲のことを相談したり、友希那とメンバーとの関係性が変わってきていますよね。メンバーも、友希那のために、Roseliaのために言葉にする、ということも増えてきて、そこが音楽性にも乗ってきているな、とは感じますね。
工藤 本当に相羽さんの言う通りで。Roseliaにすべてを賭けて、自分の内面もさらけ出しているというところは感じますね。それは決して紗夜に限らず、みんなが年を重ねてきたということだと思います。作品の性質上、スタートしたときのまま、というキャラクターもいますけど、やっぱり作品に関わるなかでキャラクターの思考に変化や成長があると、運営側が描こうとしてくれているんだ、と感じられて演者としても楽しいですよね。
志崎 燐子は最初おどおどとしていて、メンバーについていくのがやっとみたいなところがあったんですけど、友希那さんに頼られるほどになって。すごく急成長を感じるキャラクターだとは思いますね。
相羽 のんちゃんが今言ったみたいに、みんなに「引っ張る」ポイントができたとは思います。そういうのって勇気がいることだと思うんですけど、Roseliaを守りたいという気持ちが強くさせるんでしょうね。
――今のRoseliaというバンドについてはどのように感じていますか?
相羽 初期の楽曲は激しさや寂しさ、孤独といったなかで歌っていたところはありましたけど、新しい出会いを経て、楽曲のレベルがアップしてジャンルも増えて、おっしゃっていただいたようにRoseliaが大きくなってきているとは思いますね。でも、キャラクターが成長しても根本にある芯は変わらないから、ブレずにRoseliaとして歌えているという感覚はあります。来年の全国ツアーにしても、お客様も含めてみんなと楽しめるんじゃないかな。以前はRoseliaだけで作っていたライブだったのかもしれない。もちろん、そんなつもりではなかったですけど、「FIRE BIRD」とか「“UNIONS” Road」とか、皆さんの声が必須なライブ曲も増えてきていますしね。
――バンド内で友希那が、バンドとしてもRoseliaが孤高の存在というスタートでしたが、メンバーとの距離もファンとの距離も近づいている印象があります。
相羽 メンバー5人が並んで歩いて、ファンの皆さんには「ありがとう。これからも私たちについてきて」というスタンスに変わってきて、だからこそ生まれるまとまりも強みだと思います。
工藤 この6年の間にはコロナ禍や色々なことがあって、目まぐるしく変わっていく時代を経験してもずっと変わらずにいられる強さ、それを見せられるバンドだと思いますね。もちろん、私たちもキャラクターも成長しているんですけど、自分たちの音楽に誇りを持っているという部分で、相羽さんも言っていた「ブレない強さ」が美しいバンドだとは思います。
志崎 そうですね。関係性という意味では、私にとってRoseliaは家族みたいな場所で。色々なことがあったけれども、ずっと絆で繋がっているバンドだと思っています。
工藤 でも、『バンドリ!』ってそれぞれのバンドにも、それぞれの絆があるのが良いよね。
志崎 あるある。
工藤 My GO!!!!!とかAve Mujicaとかを見ていて、改めて「良い作品だな」って思います。
●リリース情報
Roselia 14th Single
「VIOLET LINE」
2023年12月13日(水)発売
■mora
通常/配信リンクはこちら
ハイレゾ/配信リンクはこちら
【Blu-ray付生産限定盤】
価格:¥11,000(税込)
品番:BRMM-10730
【湊友希那Ver.】
定価:¥1,760(税込)
品番:BRMM-10731
【氷川紗夜Ver.】
定価:¥1,760(税込)
品番:BRMM-10732
【今井リサVer.】
定価:¥1,760(税込)
品番:BRMM-10733
【宇田川あこVer.】
定価:¥1,760(税込)
品番:BRMM-10734
【白金燐子Ver.】
定価:¥1,760(税込)
品番:BRMM-10735
■収録内容
<CD>
1.VIOLET LINE
2.Call the shots
3.Sunlit Musical
4.VIOLET LINE -instrumental-
5.Call the shots -instrumental-
6.Sunlit Musical -instrumental-
<Blu-ray> ※Blu-ray付生産限定盤のみ
Roselia「Farbe」DAY1
1.BLACK SHOUT
2.R
3.THRONE OF ROSE
4.ROZEN HORIZON
5.“UNIONS” Road
6.FIRE BIRD
7.Neo-Aspect
8.Special Medley
(Opera of the wasteland、Determination Symphony、Ringing Bloom、陽だまりロードナイト、Song I am.)
9.Re:birth day
10.一逢のFull Glory
ENCORE
1.-HEROIC ADVENT-
2.ZEAL of proud
Roselia「Farbe」DAY2
1.BLACK SHOUT
2.ROZEN HORIZON
3.ONENESS
4.R
5.ZEAL of proud
6.FIRE BIRD
7.一逢のFull Glory
8.Special Medley
(Opera of the wasteland、Determination Symphony、Ringing Bloom、陽だまりロードナイト、Song I am.)
9.Sprechchor
10.THRONE OF ROSE
ENCORE
1.-HEROIC ADVENT-
2.“UNIONS” Road
幕間映像 特別版
●ライブ情報
Roselia LIVE TOUR「Rosenchor」
■日程・会場
・大阪特別公演
2024年2月17日(土)・18日(日)
@大阪城ホール
・北海道公演
2024年5月4日(土)・5日(日)
@カナモトホール(札幌市民ホール)
・愛知公演
2024年5月18日(土)
@愛知県芸術劇場 大ホール
・福岡公演
2024年5月26日(日)
@福岡サンパレス
・東京公演 -Final-
2024年6月29日(土)・30日(日)
@東京ガーデンシアター
詳細はこちら(https://bang-dream.com/events/roselia_rosenchor)
BanG Dream!(バンドリ!)公式サイト
https://bang-dream.com/
Roselia | ブシロードミュージック ページ
https://bushiroad-music.com/artists/roselia
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