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INTERVIEW

2023.12.28

【連載】“リスアニ!LIVE 2024”――『UniteUp!』知っておかないと! 第6回:坂田隆一郎(LEGIT:東郷楓雅役)

【連載】“リスアニ!LIVE 2024”――『UniteUp!』知っておかないと! 第6回:坂田隆一郎(LEGIT:東郷楓雅役)

2024年1月27日(土)・28日(日)に日本武道館にて開催される“リスアニ!LIVE2024”へ、「UPCOMING ARTIST」として両日出演することが決まった「UniteUp!」。本プロジェクトは、声優、シンガーソングライター、役者、と様々なフィールドで活動しているメンバーが集結して紡いでいく「多次元アイドルプロジェクト」だ。

伝説のアイドル・Anelaが設立したsMiLeaプロダクション所属のアイドルである彼らは、ポジティブな想いの満ちるナンバーを歌い上げる正統派アイドルユニット・PROTOSTAR、クールかつエモーショナルなダンスビートに彩られたナンバーでシーンを席捲するLEGIT、強い絆で繋がり真っ直ぐな応援ソングを届けるバンド・JAXX/JAXXで構成される。“リスアニ!LIVE”で彼らのパワー漲るステージを目撃する前に、そんな「UniteUp!」を「知っておかないと!」ということで、彼ら一人ひとりにフォーカスしていく短期集中連載を公開中。第6回はセクシーながら後輩を優しく見守るお兄さん、LEGITの東郷楓雅を演じる坂田隆一郎が登場。全員歌唱の新曲「ELEVEN」で歌い出しを担当する楓雅に対して、坂田はどんな想いを抱いているのだろうか。

【連載】“リスアニ!LIVE 2024”――『UniteUp!』知っておかないと!

INTERVIEW & TEXT BY えびさわなち

東郷楓雅であり、坂田隆一郎でもある――そのシンクロは不思議だけど充実感のある瞬間

――オーディションから数えると約3年近い時間を共に過ごしてきた「UniteUp!」ですが、今改めてこの「UniteUp!」はどんなコンテンツだと感じられますか?

坂田隆一郎 「多次元アイドルプロジェクト」として、アニメがあって、ライブもする、というざっくりとした概要は知っていたのですが、オーディションが終わりアニメが始まっても、「多次元ってなんだろう」と周りの方から言われることも多く、自分の中でも「これだ」という説明が出来ない時期が長かったんです。でも、ステージに立つ機会や様々な活動をしていくうちに「可能性が無限にあるまったく新しいコンテンツだ」と感じるようになりました。アニメだけでもないし、2.5次元でもない。だからこそまだまだ色んな展開が出来るのだろうな、と期待が高まるコンテンツだと感じています。

――その可能性を感じる出来事はありましたか?

坂田 アニメの最終話をライブ(“sMiLea LIVE -Unite with You-”)で再現したときに、自分たちもキャラクターの衣装を着ていて、「東郷楓雅」でもあるし、「坂田隆一郎」でもある…シンクロしているけれど、どちらかではないという感覚を味わったんです。これが多次元なんだ、とステージの上で感じた瞬間でしたし、「東郷楓雅」としても「坂田隆一郎」としても見ていただいているという感覚は、今までに感じたことのないものでした。その感覚は不思議ではあるけど、それこそが「UniteUp!」の魅力だろうなって思います。

坂田隆一郎(LEGIT:東郷楓雅役)

坂田隆一郎(LEGIT:東郷楓雅役)

――2021年のYouTubeチャンネルの開設、動画の配信スタート、そしてアニメ化、ライブ。着実にファンに知られてきた「UniteUp!」ですが、現在に至るまでの時間の中で思い出深いことを教えてください。

坂田 楓雅はアニメ第1期だと面倒見の良いお兄ちゃんであったり、LEGITの2人の喧嘩を見守っていたり、みんなと話し合う場面では「こうじゃない?」って提案をしたり、後輩である明良に対して「俺はこう思っているんだ。だから頼む」なんてお願いが出来る。そんなふうに後輩にお願いが出来る楓雅はどんな人生を送ってきているのだろうと思うし、あの性格や受け止め方が出来るようになるまでに色々あったんだろうな、って視聴者の皆さんも感じたと思うんですよ。アニメの中での楓雅たちと共に、僕らも声優として、そして歌に関しても成長をしてきていると実感できるので、それはすごく感慨深いですね。

――キャラクターへの解釈が深まってきたからこそ、LEGITの3人の絆も深まっているのを感じます。3人の連携はいかがですか?

坂田 最初から仲良くなれたのですが、確かにオーディションからレッスンを始めたばかりの頃は「頑張ろうね」「わからないことは聞いてね」みたいに気遣いあっている感じではありましたね。3人とも声優自体が初めてではあったのですが、森蔭がアフレコ現場で悔し涙を流しているところも見ていたんです。自分も真剣にやっていたつもりだけど、本気でぶつかって悔しがって涙する森蔭を見て、俺も助川も「コイツを支えたい」と思ったし、超えたいと思える壁にならないといけないと思っていたのも、今では良い思い出です。最近では助川の実家にお邪魔してBBQに参加することもあって(笑)。最初は仕事上の関係だったけれど、プライベートでも友だちになれたことは今後の収録にもその影響が出てくると思います。

――アニメ第2期の制作も発表になっていますが、仲の良さも滲みそうですね。

坂田 第2期の制作が発表になってから脚本家の方と僕らでお話させていただく機会があって、今後楓雅をどうしていきたいかも聞いてくださったんです。楓雅はこういう人だと思うんです、という僕の楓雅像や、僕と似ている部分や共感する部分についてお話をしたりも出来たので、どんどんシンクロしていき、もっと近づいていけるのかなと僕自身も今後を楽しみにしています。

次ページ:ソロ曲はLEGITの2人に出会う前の、1人で活動していた楓雅の姿

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