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INTERVIEW

2023.12.21

【連載】“リスアニ!LIVE 2024”――『UniteUp!』知っておかないと! 第4回:下前祐貴(JAXX/JAXX:桂 ほまれ役)

【連載】“リスアニ!LIVE 2024”――『UniteUp!』知っておかないと! 第4回:下前祐貴(JAXX/JAXX:桂 ほまれ役)

2024年1月27日(土)・28日(日)に日本武道館にて開催される“リスアニ!LIVE2024”へ、「UPCOMING ARTIST」として両日出演することが決まった「UniteUp!」。本プロジェクトは、声優、シンガーソングライター、役者、と様々なフィールドで活動しているメンバーが集結して紡いでいく「多次元アイドルプロジェクト」だ。

伝説のアイドル・Anelaが設立したsMiLeaプロダクション所属のアイドルである彼らは、ポジティブな想いの満ちるナンバーを歌い上げる正統派アイドルユニット・PROTOSTAR、クールかつエモーショナルなダンスビートに彩られたナンバーでシーンを席捲するLEGIT、強い絆で繋がり真っ直ぐな応援ソングを届けるバンド・JAXX/JAXXで構成される。“リスアニ!LIVE”で彼らのパワー漲るステージを目撃する前に、そんな「UniteUp!」を「知っておかないと!」ということで、彼ら一人ひとりにフォーカスしていく短期集中連載を公開中。第4回はJAXX/JAXXの“お母さん”的な位置にいるキーボードの桂 ほまれを演じる下前祐貴が登場。大人な雰囲気でメンバーを見守るお料理男子のほまれを演じる下前は、ステージやイベントではファンを笑顔にするムードメーカー。そんな下前が見る「UniteUp!」とは。

【連載】“リスアニ!LIVE 2024”――『UniteUp!』知っておかないと!

INTERVIEW & TEXT BY えびさわなち

「UniteUp!」と出会ってから“楽しい”と“ワクワク”がずっと継続中

――キャストの皆さんがキャラクターと出会ってから、実に3年近い時間が経過している「UniteUp!」ですが、ここまでやってきた今、改めてどんなコンテンツだなと感じますか?

下前祐貴 「UniteUp!」って、成長を感じることができるコンテンツだと思っていて。新しい試みもありつつ、新しいからこそどうやってファンの人たちと共に成長していくかが、時間が経過するなかでどんどん見えてくるようになったんです。ファンの方や、これから「UniteUp!」に出会う人たちと僕らとの一体感として、まさに「Unite(繋がる)」している感覚をこの3年をかけてより実感しています。そのうえで“成長”を感じるから、まだまだ大きくなるし、まだまだ楽しいことがたくさん詰まっているコンテンツだと思うので、3年が経ってもワクワクが止まらないです。先日、池袋の“AGF”のステージでもたくさんの方に来ていただいて、「こんなに愛されているんだ」と気づくことが出来ましたし、今後「UniteUp!」と出会う人たちに知ってもらえることや、繋がっていけることが楽しみです。

――2021年末にYouTubeチャンネルが開設され、動画配信もスタートし、アニメ化されたときに全貌が明らかに。そして、アニメの最終話のライブを実際に体感するリアルライブ(“sMiLea LIVE -Unite with You-”)もあり、どんどん広がってきた「UniteUp!」ですが、演じるほまれの成長、ご自身の成長もあり、JAXX/JAXXの絆も強くなった今、どのような想いがありますか?

下前 バンドも声優も初心者でしたが、今もずっと楽しんでいます。それはスタッフさんやファンの皆さんも感じてくださっていると思いますが、その「楽しい!」がずっと続いていることはすごいことだなと感じています。だって、飽きることがないわけですから。楽しみながら、みんなとの関係性もわかってきました。もちろんJAXX/JAXXのメンバーとも、ほかのユニットのみんなとも仲が良いですが、順風満帆というよりもちゃんと話し合いを重ねてきたからこそ、今の関係性があるんですよね。周りが良いことも悪いことも、全部言ってくれるんです。アドバイスや褒めてくれることもそうですし、言葉にしてちゃんと伝えてくれるメンバーなんですね。だからこそ、物語で描かれるようなJAXX/JAXXの関係性とも近いものが僕らにはあると思います。それにほまれさんとは何年も一緒に歩んでいる感覚でいるので、僕がほまれさんの新しい一面を発見することもあるし、逆に僕がほまれさんの魅力を引き出すことも可能だから、そういった相互発見みたいなものがまだまだたくさんあって、すごく楽しいです。ただ、よく言われるのは、「下前さんとほまれさんの印象が全然違う」っていう言葉なんですよね。良い意味で(笑)。でもそれも1つの個性なんですよね。ほまれさんはほまれさんとして、僕は僕として。並び立っているからこそ良い魅力を掛け算して世に届けられていたら嬉しいですし、それは間違いなく伝わっていると感じます。

――ほまれさんと下前さん、すごく近い感覚なんですね。

下前 友達みたいな感覚です。声は僕だけど、全然違う人なんですよね。でも、友達として一緒にいるような感じがしています。「ほまれさんはそんな感じなんだ?」「下前くんはそういうふうに感じるんだ?」みたいな対話がいつも行われているように、お互いがお互い、好きなようにやりながら隣に並んでいる感覚ですね。

下前祐貴(桂 ほまれ役)

下前祐貴(桂 ほまれ役)

ライブの際には1人、ステージセットの高い位置にいた下前。そこは特等席だった!?

――「UniteUp!」はアニメ第2期の制作が発表されました。第2期ではどんな彼らを見たいですか?

下前 第1期でフィーチャーされた子たちのその後も見たいし、ほまれさんも含めてまだ掘り下げられていないメンバーの過去のことや迷いや成長が見たいです。それに彼らの作る音楽も第1期を経てどんなふうに変わっていくのかが気になります。このキャラとこのキャラの繋がりってあったんだ、みたいなエピソードも見たいですし、それこそ三次元の僕らの成長が反映されたら面白いだろうなぁって思います。バンドが大変だったり、ほかのユニットとダンスを共有したり教えてもらったりしている僕らのリアルとリンクしているような彼らが垣間見ることができたら面白そうですよね。

――そして、ここまで多くの楽曲を制作している「UniteUp!」ですが、特に思い入れのある楽曲を教えてください。

下前 これは本当に難しい!たくさんありますから。JAXX/JAXXの曲からお話をすると、全曲好きではあるのですが、なかでも特に「A.P.P.L.E.」が大好きです。楽曲を提供してくださったBURNOUT SYNDROMESの熊谷和海さんが、僕らの個性を忠実に反映してくださって出来た1曲なんです。レコーディングでもそれ以外の時間でもすごくコミュニケーションを取ってくださったからこそ、僕らの歌の個性+人柄も含めて反映させて作っていただいた曲なので、思い入れは強いですね。「STORM’s EYE」も熊谷さんが提供してくださったのですが、当時は「初めまして」でもあったので、「A.P.P.L.E.」ではより一層僕らの個性を織り込んでくださったと思います。なおかつこの曲は掛け声などでライブでも本当に盛り上がったので、大好きな曲です。

――“sMiLea LIVE -Unite with You-”で披露した「A.P.P.L.E.」はトロッコで登場して歌っていましたが、ステージでバンド演奏でのパフォーマンスの際にはアニメ劇中でもほまれさんは1人、ステージの高いところで演奏していました。同じく下前さんも1人で高い場所で演奏して、笑顔を会場に向けていらっしゃったのが印象的でしたが、実際にどんな景色でしたか?

下前 ライブの特等席でした。

――特等席?

下前 東京ガーデンシアターって、客席が結構高いところまであったんですね。僕のいたステージセットの位置も高い場所にあったので、お客さんに一番近かったんです。視線を合わせることもできましたし、僕1人しかそこにいないですから。ステージセットの下段では客席の上の階が見づらいところもありましたが、僕は3、4階の人がよく見えたので、皆さんと視線でコミュニケーションを取れて、本当に幸せな場所でした。

未来への約束を交わしたライブに――『UniteUp!』sMiLeaプロダクションのアイドルが集結した“sMiLea LIVE -Unite with You-”レポート

――思い入れある曲はほかにもありますか?

下前 実は作品を通して、シンプルに好きな曲があって……。

――それはどの曲ですか?

下前 Anelaの「希望の声」です。この曲は本当に大好き。ライブで聴いたとき、涙が溢れそうになりました。メロディも好みなんです。それからもう1曲、JAXX/JAXXのボーカルである春賀楽翔がバンド結成前に「はる賀」として歌っていた「DAYDREAM BELIVER」が大好きです。

――その「UniteUp!」では、まもなく待望のEPのリリースもあります。新たなEPの聴きどころを教えてください。

下前 EPだけどドラマになっているんですよね。今までの各ユニットの曲調とは違った新鮮味があるんです。それがまとめて全部聴けるので、順番に、全部聴いてほしいですし、この1枚によって見える景色が変わってくると思います。日常で聴いていてもすごくテンションが上がっているときはこういう感じで、落ち込んでいるときにはこんな感じで、みたいな、様々な表情の楽曲が詰まっています。そして、「ELEVEN」は、メンバー同士の想いや「UniteUp!」に対する想いが詰まっている楽曲になっているので、より一層「UniteUp!」が好きになるEPになっていると思います。

次ページ:「UniteUp!」の一体感と“UNITE”する感覚を味わってほしい!

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