INTERVIEW
2023.12.18
2024年1月27日（土）・28日（日）に日本武道館にて開催される“リスアニ！LIVE2024”へ、「UPCOMING ARTIST」として両日出演することが決まった「UniteUp!」。本プロジェクトは、声優、シンガーソングライター、役者、と様々なフィールドで活動しているメンバーが集結して紡いでいく「多次元アイドルプロジェクト」だ。
伝説のアイドル・Anelaが設立したsMiLeaプロダクション所属のアイドルである彼らは、ポジティブな想いの満ちるナンバーを歌い上げる正統派アイドルユニット・PROTOSTAR、クールかつエモーショナルなダンスビートに彩られたナンバーでシーンを席捲するLEGIT、強い絆で繋がり真っ直ぐな応援ソングを届けるバンド・JAXX/JAXXで構成される。“リスアニ！LIVE”で彼らのパワー漲るステージを目撃する前に、そんな「UniteUp!」を「知っておかないと！」ということで、彼ら一人ひとりにフォーカスしていく短期集中連載を公開中。第3回はJAXX/JAXXの“お父さん”的存在、暖かく包み込むような優しい視線が印象的なドラマー・香椎一澄役の馬越琢己が「UniteUp!」を熱く語る！
INTERVIEW & TEXT BY えびさわなち
――関わってこられて3年近い時間が流れました。今、改めて「UniteUp!」はどんなコンテンツだと感じていますか？
馬越琢己 自分の中では「音楽」が本当に強いコンテンツだな、と思っています。アニメでも音楽が軸にあるだけではなく、JAXX/JAXXではシンガーソングライターがキャストとして起用されていて、実際にユニットやキャラクターが歌う楽曲を作っている。そんなコンテンツってなかなかないものだなと思っていて。そして、元々のコンセプトにもある「多次元アイドルプロジェクト」というものも稀有な存在だなと思います。二次元と三次元の境目にあるような、それぞれをある意味融合させたようなプロジェクトは発明だなと感じますし、しかも自分の素の部分も愛してもらえるようなコンテンツだとも思っているので、僕としても参加することができてすごく嬉しいです。
――2021年末にYouTubeチャンネルが開設されて、そこから動画の投稿が始まり、「これはなんだろう」とユーザーが思っているなかでアニメ化されたことで全貌が明らかになった作品。そして最終回で描かれたライブ（“sMiLea LIVE -Unite with You-”）をリアルでも開催することへも繋がりましたね。演じる一澄の成長も含めて、コンテンツが本格始動してからの日々をどう感じていましたか？
馬越 正直、表に出るまでにかなり時間がかかったんです。「UniteUp!」を応援してくださっている方々と、共に走ってきたのは1年と少しだと思いますが、水面下で制作してきた時間が3年くらいあったので、自分の中ではようやく日の目を浴びて嬉しいなと思いました。
――アニメ化から動き出してからの反響はいかがでしたか？
馬越 口コミでどんどん広まっていっているなっていう感覚がありました。アニメが放送された直後よりも、そのあとから「アニメ観てみよう」といった声がSNSでも見られるようになって、徐々に広がっていっているように感じています。最近、僕が買い物に行ったときにお店で「UniteUp!」の曲が流れていたこともあって、すごく嬉しかったですね。
馬越琢己（JAXX/JAXX：香椎一澄役）
―― 一澄と同じくドラムを担当されている馬越さんですが、元々楽器はやっていたのでしょうか。
馬越 色んな楽器の経験はありましたが、ドラムはやったことがなかったです。JAXX/JAXXの一澄と本当に同じで、このプロジェクトに参加してから初めてドラムを触りました。バンドの中では（ボーカルのmasaを除いて）高本 学くんだけがギター経験者で、あとのメンバーも担当楽器に触れるのは初めてだったので、みんな喰らいつくように練習を頑張りました。ドラム担当はリズムが絶対にズレてはいけないですから、ほぼほぼ毎日スタジオでドラムを叩いて、家では布団を叩く日々でしたね。それだけ練習しても、ライブのときはめちゃくちゃ緊張しました。
――これまでもステージに立つことは経験されていますよね？
馬越 ライブの経験もありますし、ステージ慣れはしているんですが、まるで違うステージでした…。幼い頃に習っていたバイオリン教室の発表会でド緊張した記憶が蘇りましたね（笑）。ステージに立った瞬間にスティックを持つ手が震えていて、久々に「緊張しているな」と思いました。
――実際に一澄も、楽翔と出会ってから、バケツでリズムを叩き出すところからドラムのキャリアが始まっていますし。
馬越 本当にアニメとリンクしていましたよね。なんだったら二次元と三次元の境目がなくなっている感覚もありました。そういう部分からも皆さんから気持ちを込めて応援していただけているのを感じて、すごく嬉しくなりましたね。みんなが一澄を応援しているのですが、僕のことも応援してくれているような気持ちにもなりましたし、力をもらっていました。
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