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INTERVIEW

2023.12.14

【連載】“リスアニ!LIVE 2024”――『UniteUp!』知っておかないと! 第2回:坪倉康晴(JAXX/JAXX:若桜 潤役)

【連載】“リスアニ!LIVE 2024”――『UniteUp!』知っておかないと! 第2回:坪倉康晴(JAXX/JAXX:若桜 潤役)

2024年1月27日(土)・28日(日)に日本武道館にて開催される“リスアニ!LIVE2024”へ、「UPCOMING ARTIST」として両日出演することが決まった「UniteUp!」。本プロジェクトは、声優、シンガーソングライター、役者、と様々なフィールドで活動しているメンバーが集結して紡いでいく「多次元アイドルプロジェクト」だ。

伝説のアイドル・Anelaが設立したsMiLeaプロダクション所属のアイドルである彼らは、ポジティブな想いの満ちるナンバーを歌い上げる正統派アイドルユニット・PROTOSTAR、クールかつエモーショナルなダンスビートに彩られたナンバーでシーンを席捲するLEGIT、強い絆で繋がり、真っ直ぐな応援ソングを届けるバンド・JAXX/JAXXで構成される。“リスアニ!LIVE”で彼らのパワー漲るステージを目撃する前に、そんな「UniteUp!」を「知っておかないと!」ということで、彼ら一人ひとりにフォーカスしていく短期集中連載を公開中。第2回は、賑やかなJAXX/JAXXの中では寡黙ながら愛されるベーシスト・若桜 潤を演じる坪倉康晴が登場。声だけの芝居の中に潤の個性を滲ませる表現や楽曲のことなど、余すことなく語る。

【連載】“リスアニ!LIVE 2024”――『UniteUp!』知っておかないと!

INTERVIEW & TEXT BY えびさわなち

衣装を着ると「これからライブが始まるぞ」とスイッチが入る

――“リスアニ!LIVE 2024”のパンフレットの撮影もあり今日は衣装を着られていましたが、「UniteUp!」全員での衣装についてはどのような感想がありますか?

坪倉康晴 キラキラしていますよね、「UniteUp!」の一員になったなぁと実感します。全体曲「Unite up!」のMVでもこの衣装を着ているのですが、キラキラとした輝きを放っていて、着用した瞬間から「ああ、これぞ『UniteUp!』だな!」っていう感覚が強くなるんですよね。これからライブが始まるぞ、という高揚感も味わえる、そんな衣装ですね。

――「UniteUp!」は2023年1月にアニメ放送が開始されるまでの準備期間も長かったプロジェクトなので、キャストの皆さんが関わられてから今日まで、実に3年近い時間が経過しています。そんな時間を過ごしてきた今、「UniteUp!」はどのようなコンテンツだと感じていらっしゃいますか?

坪倉 最初は「多次元アイドルプロジェクト」ということで、アニメとキャストたちを押し出したうえでの活動はどういうものになるのだろうと思っていました。なんだったら、声優の経験もなかったこともあり、最初はちょっと不安でもあったんです。でも今となっては、このコンテンツは僕にとっても“居場所”であり、“落ち着く場所”にもなりました。それに、僕にとって夢の1つであった「ライブをする」ということを叶えてくれたコンテンツでもありますし、その夢を実現できたのも(若桜)潤との出会いがあったからこそ。心から感謝しています。

――特にJAXX/JAXXはバンドでもあるので、今年の7月に東京ガーデンシアターでのライブ(“sMiLea LIVE -Unite with You-”)は実際に楽器を演奏するライブステージでした。

坪倉 あのときの感動は今も少しも色褪せていません。本当に楽しかったです。

――ライブ中にステージ上で皆さんが視線を合わせて合図を送り合う姿がとても印象的でした。

坪倉 エモかったですよね。みんなで練習もしてきましたから、本番はひたすら楽しみました。

坪倉康晴(JAXX/JAXX:若桜 潤役)

坪倉康晴(JAXX/JAXX:若桜 潤役)

若桜 潤との出会いは、役者としての僕自身の可能性を大きく広げてくれた

――「UniteUp!」は2021年にYoouTubeチャンネルを開設して、動画が次々にアップされていくなか、2023年になってアニメが放送されました。アニメ最終回で見せたライブを実際にも敢行されましたね(2023年7月開催“sMiLea LIVE -Unite with You-”)。ここまでの時間の中で、ご自身が成長を感じるのはどんなところですか?

坪倉 僕自身、あまり器用なほうではないので、最初はベースの練習のことも不安ではありましたが、それ以前に「自分はこの作品にはまるのだろうか」という心配もあって。でも、やっていくうちに今ではベースを触ることが息抜きになるくらい、ベースも近い存在になって、潤がいつも傍にいる感覚なんですね。仕事をして、家に帰って、顔にパックをしている間にもベースを弾いていますし、生活の中の一部になっていることを実感しています。それに、「はまるかな」と心配だった声優としてのお芝居についても、アフレコの回数を重ねるごとに表現の仕方も徐々に学んできて、わかってきたことがたくさんあります。

――潤くんは言葉数少ないけれど、そのなかにとても表情のあるキャラクターですよね。

坪倉 そうなんです!でも、最初はその表現が難しかったんです。普段の自分の活動フィールドである舞台では、芝居と同時に自分の顔が見えていますが、アフレコをしていくなかで声だけでの表現は出来ているのかな、と不安になって。でも、アニメを見たときに「ちゃんと気持ちがのってるな」と思えたんです。声だけで芝居をすることは初めてだったのですが、声だけだからこその自由度の高さを知ることにもなりましたし、役者としての幅も広げてもらったと思っています。

――その「UniteUp!」はアニメ第2期の制作も発表されています。次なるシリーズでは、どんなsMiLeaプロダクションのアイドルたちの姿を見たいですか?

坪倉 まだどんな話になるのかはわからないのですが、みんなでライブを成功させて終わった第1期の先の物語を描くことになると思うので、ここからどこを掘り下げていくのかな、とワクワクしています。今は日本で活動をしている彼らですが、海外デビューという広がり方だってあるんじゃないかなと思いますし、楽しみしかないですね。

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