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REPORT

2023.12.13

息もつかせぬきらめくステージは、アイドルたちからの素敵なプレゼント! “プリパラ&キラッとプリ☆チャン&ワッチャプリマジ! Winter Live 2023”ロングレポート

息もつかせぬきらめくステージは、アイドルたちからの素敵なプレゼント! “プリパラ&キラッとプリ☆チャン&ワッチャプリマジ! Winter Live 2023”ロングレポート

12月3日、幕張メッセイベントホールにて“プリパラ&キラッとプリ☆チャン&ワッチャプリマジ! Winter Live 2023”が開催。『プリティーシリーズ』のうち3作品による冬の恒例大型ライブ、今回は史上最多となる44人が出演した。

林 鼓子(桃山みらい役)、久保田未夢(萌黄えも役・北条そふぃ役)、厚木那奈美(青葉りんか役)、芹澤 優(赤城あんな役・南みれぃ役)、若井友希(緑川さら役・レオナ・ウェスト役)、森嶋優花(紫藤める役)、茜屋日海夏(金森まりあ役・真中らぁら役)、徳井青空(黒川すず役)、佐々木李子(だいあ役)、指出毬亜(輝イブ役)、山下七海(キラッCHU役・太陽ペッパー役)、大森日雅(メルパン役・月川ちり役)、田中美海(ラビリィ役・真中のん役)、斎賀みつき(ソルル役・紫京院ひびき役)、山村響(ルルナ役)、山北早紀(東堂シオン役)、牧野由依(黒須あろま役)、渡部優衣(白玉みかん役)、真田アサミ(ガァルル役)、佐藤あずさ(緑風ふわり役・ファララ・ア・ラーム役)、山本希望(北条コスモ役)、伊藤かな恵(赤井めが姉ぇ役)、伊達朱里紗(夢川ゆい役)、大地 葉(虹色にの役)、山田唯菜(幸多みちる役)、朝日奈丸佳(華園しゅうか役)、山下誠一郎(夢川ショウゴ役)、小林竜之(三鷹アサヒ役)、土田玲央(高瀬コヨイ役)、河合健太郎(大江戸シンヤ役)、鵜澤正太郎(ウシミツ役)、飯田里穂(香田澄あまり役)、橘龍丸(マリオ役)、廣瀬千夏(陽比野まつり役)、内田彩(弥生ひな役)、相良茉優(甘瓜みるき役)、鈴木杏奈(心愛れもん役)、庄司宇芽香(皇あまね役)、藤寺美徳(御芽河あうる役)、青野紗穂(ジェニファー・純恋・ソル役)、小池理子(みゃむ役)、引坂理絵(チムム役)、吉河順央(きゃろん役)が、次々と輝きと熱量に満ちたステージをみせていき、ときには観客のすぐそばでのパフォーマンスも交えつつ、大観衆を魅了してくれた。

本稿では2回の公演のうち、夜の部の模様をお届けする。

TEXT BY 須永兼次

大観衆からの歓声を初めて浴びる『プリマジ』チームから、今年のお祭りはスタート!

今回はメインステージの奥行きがかなり深く取られており、そこから客席へと延びるレッドカーペットや、センターステージとその上手・下手、さらには客席奥側と計4つのスペシャルステージが存在する特徴的なステージ。コロナ禍を経たからこその、距離の近いセッティングだ。

そして、いつものように開演を告げるチャイムが響いて出演者紹介のOP映像が上映され、カウントダウンをコールする声が響き渡ったところで、『ワッチャプリマジ!』のプリマジスタ6人(廣瀬・内田・相良・鈴木・庄司・藤寺)が登場。わちゃわちゃお祭り騒ぎなナンバー「ワッチャ!プリーズ!マジック!-What’s your “Please” Magic?-」で幕開けを飾る。間奏では廣瀬の先導により場内に観客の大きなコールが響き渡ってのっけから場内のボルテージを高めていくと、その廣瀬の「マジ・ワッチャパレード」から、この6人のソロ曲がメドレー形式で次々と披露されていく。この曲では“早く会いたい”との歌詞どおりに、早速6人は客席通路へ。笑顔でコミュニケーションを取りつつセンターステージへ向かうと、その中央に立って廣瀬は笑顔を輝かせながら軽快にステップ。観客を煽ってさらに大きなクラップと歓声を呼び起こすと、内田の「Starlight!」とともに客席の輝きは一気にオレンジに染まる。堂々と笑顔を振りまきながら観客眼前の通路を歩み行き、サビではステージの上でシャープに踊りながらスタイリッシュな歌声を響かせる姿は、まさに誰もが憧れる弥生ひなでしかなかった。

続く「イワナイ」を歌う相良も、ステージ上での佇まいはみるきそのもの。1人残っていたセンターステージでライティングとみんなの視線を見事に独り占めしてから、ラブリーなパフォーマンスを展開。さらに作中でみるきとデュオを組むれもん役の鈴木の目の前で大サビでは「だ・い・す・き」を浴びせ、鈴木の歓喜の表情を引き出す。そんな鈴木も、ソロ曲「こんな世界に告ぐ」が始まるとれもん同様にスイッチをカチッと切り替え。メタルサウンドに負けないパワフルな歌声を響かせ、振付にも力強さを感じさせる堂々たるパフォーマンス。曲中では不敵な笑みまで浮かべ、余裕感さえも漂わせながら魅せていく。

そして庄司による「The Secret Garden」冒頭のセリフとともに、場内のカラーは一気に真紅に。スポットライトを浴びてのスタイリッシュなパフォーマンスを繰り広げつつカメラにも視線を配り、距離無関係に全観客を魅了するステージを作り上げた。また、一転してサイバーな雰囲気の「滲む、馨る、」では藤寺が、ビートはっきり刻まれるEDMに乗せてピタリと正確にリズムを取ったダンスを披露。終盤の表情にはほのかに微笑みも混じり、あうるとしての成長も滲ませたところで、怒涛のメドレーを締め括った。

MCパートでは、前述したステージ構成とレッドカーペットについて廣瀬が「プレゼントを開いたかのような形がモチーフ」と明かす。そんななか、みゃむ(小池)の声が響き渡って、チュッピ(=人間)からマナマナ(=魔法使い)へとバトンタッチ……と思いきや、小池・引坂・吉河のマナマナ3人と同時に、“ゴーゴー!マスコッツ”の山下七海・大森・田中が元気よく登場。アドリブ混じりのかわいい小競り合いを経て、まずはチムム(引坂)が命名した“マナマナーズ”による「チェックワンツー」のバックダンサーを担わせてマスコッツの力試しをすることに。

その「チェックワンツー」のイントロでは、小池がみゃむらしく「お前らわかってるよなー?」と煽ると、Aメロから場内にはコールが起こり、サビでも一緒にダンシング。ただかわいらしいだけではなく、美しく響き渡る吉河の歌声が、この日も楽曲を適度に引き締めていった。そしてメインをバトンタッチし、マスコッツによる「おやくそくセンセーション」がスタート。にぎやかさを増すステージへと、さらに大きなコールが響き渡る。サビでのトライアングルフォーメーションのポジションチェンジをはじめ、チームワークはやはりバッチリ。バックで曲に合わせてはしゃぐマナマナーズとともに、細部までスキル高くキュートなステージを届けてくれた。

次ページ:各キャラの関係性やエピソードを丁寧に盛り込んだ、夢のようなステージが次々と!

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