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INTERVIEW

2023.12.11

【連載】“リスアニ!LIVE 2024”――『UniteUp!』知っておかないと! 第1回:高本 学(JAXX/JAXX:森ノ宮奏太役)

【連載】“リスアニ!LIVE 2024”――『UniteUp!』知っておかないと! 第1回:高本 学(JAXX/JAXX:森ノ宮奏太役)

2024年1月27日(土)・28日(日)に日本武道館にて開催される“リスアニ!LIVE2024”へ、「UPCOMING ARTIST」として両日出演することが決まった「UniteUp!」。本プロジェクトは、声優、シンガーソングライター、役者、と様々なフィールドで活動しているメンバーが集結して紡いでいく「多次元アイドルプロジェクト」だ。

伝説のアイドル・Anelaが設立したsMiLeaプロダクション所属のアイドルである彼らは、ポジティブな想いの満ちるナンバーを歌い上げる正統派アイドルユニット・PROTOSTAR、クールかつエモーショナルなダンスビートに彩られたナンバーでシーンを席捲するLEGIT、強い絆で繋がり真っ直ぐな応援ソングを届けるバンド・JAXX/JAXXで構成される。“リスアニ!LIVE”で彼らのパワー漲るステージを目撃する前に、そんな「UniteUp!」を「知っておかないと!」ということで、彼ら一人ひとりにフォーカスしていく短期集中連載がスタート!第1回はJAXX/JAXXのムードメーカーにしてエッジの効いたギターを響かせるギタリスト・森ノ宮奏太役の高本 学をフィーチャーする。

【連載】“リスアニ!LIVE 2024”――『UniteUp!』知っておかないと!

INTERVIEW & TEXT BY えびさわなち

観てくれる人の明日の活力になろうと誓い、始まった「UniteUp!」

――このコンテンツに参加されて3年近い時間が経ちましたが、今改めて「UniteUp!」はどんなコンテンツだと思われますか?

高本 学 スタート時点では何も出来ない僕らでしたが、俳優やシンガーソングライターなどそれぞれの活動の中で自分の表現を磨いてきたメンバーが集まって生まれるエネルギーは、本当にすごいなと感じています。最初にライブをしたのは2023年の“AnimeJapan 2023 ”のスペシャルステージだったんですが、そのときに「エネルギー」を感じたんです。全然違う職業の僕らがやるからこそ生まれる相乗効果がたくさんあるなと思いましたし、僕らが新しい挑戦をしていく姿がお客さんに勇気を与えられるんじゃないか、背中を押せるコンテンツになれたらいいな、という目標をメンバーと話し合って掲げました。まずはお客さんの明日の活力になるようなグループを作っていこうという話をしたのですが、それが着実に形になってきているのではないかと感じています。

――目標としてきたことを叶えられているなと感じたのはどんなときですか?

高本 ライブやアニメのイベントに出演させていただく機会が多くなってきてから特に感じるようになりました。アニメ『UniteUp!』で声優として活動するためにもレッスンなどで新しいことに挑戦をさせていただいていましたが、お客さんと直に触れ合う機会はなくて。皆さんがどういうふうに受け取ってくださっているのだろう、とまだ見えない景色を想像しながら一生懸命に準備をしていたんですね。それがやっと最近になってから皆さんの前に出る機会を多くいただいて、僕らが出ていくことでお客さんが笑顔になってくれて、その笑顔は僕らにとっても勇気になるし、元気をもらえる、そんなコンテンツだな、と実感しています。

高本 学(JAXX/JAXX:森ノ宮奏太役)

高本 学(JAXX/JAXX:森ノ宮奏太役)

「JAXX/JAXXの物語は、現実の僕たちの物語でもある」

――2021年末にYouTubeチャンネルの開設。そこから動画投稿が始まり、その後2023年1月にアニメ化、そしてアニメ最終回のシーンがそのまま再現されるライブも開催。ここまで奏太を演じてこられて、キャラクターの成長、そしてご自身の成長など、プロジェクトが走り始めたことでの変化はありましたか?

高本 すべてが変わった気がします。JAXX/JAXXのキャストは、出会ったときにはお互いのことをまったく知らない5人だったんです。同じ事務所だけど、関わったことのないシンガーソングライター、まだ共演したことのないメンバーという5人が集まって結成をして。声優としても初挑戦でしたし、キャラクターが登場してからもまだまだ初心なところから回を重ねるなかで色々なことを学び、キャラクターも掘り下げることができました。演じていくなかでキャラクターの成長はもちろん、声優としてまだまだ未熟な僕らの成長も重なっていき、一歩一歩前に進んでいることを感じたんですよね。楽曲についても、最初はパフォーマンスについても何も知らないままみんなで模索して、経験を重ねていきながら、実際にお客さんに見てもらったことが自信となりました。そこで応援の声をもらい、自信をもらうと同時に改善するべき点も見えてきて、また大きく成長ができた。キャラクターと僕らは限りなく似ていて、僕たちが成長するからこそキャラクターも成長するなと実感させてもらうことばかりです。このあとにはアニメ第2期もありますし、僕らがアニメをやっていない期間で得た成長を新たなアニメシリーズに活かしていけたら、さらに多くのお客さんにも知ってもらえると思うので、もっともっと頑張っていきたいですね。

――役者という仕事をしているけれど、ギターを背負って歩く日々でもありましたよね。

高本 そうなんです!それがすごく楽しくて。僕の性格上、常日頃色んなことに触れていたいという気持ちがあるんです。それに、“経験”したことはすべて役者という仕事に還ってくるなと思っていて。「UniteUp!」では踊ること、歌うこと、そして何より声優としてこれまでとは違うジャンルのお芝居をやらせてもらうことによって、舞台の中で発揮できることもあるんですよね。色々なことに触れて挑戦していくことは、自分の感性を刺激するんだなと「UniteUp!」から改めて教えてもらいました。

——そこはJAXX/JAXXとも重なる部分もありますね。彼らも、本来はアイドルだったものの、楽器を手にしてバンドで活動していくことになりましたから。

高本 「UniteUp!」のキャラクターがどんどん新しいことに出会って、そのなかでアイドルとしての活動に挫折しそうになって、でも春賀楽翔と出会ったことでバンドとして一致団結して華が咲いていっている……僕たちもまさにそうで。シンガーソングライターであるmasaが、役者をやってきた僕らに音楽という道を教えてくれたんですよね。音楽という表現力を僕らに与えてくれた。役者をやってきた僕ら4人としては、アニメの中でやっていることと現実の僕らも一緒だな、と感じながらバンド活動を一生懸命にやっています。

僕ら5人に自信と確信をくれた「A.P.P.L.E.」

――「UniteUp!」はアニメ第2期の制作も発表になっています。新たなシリーズでどんな彼らが見たいですか?

高本 第1期は観てくださっている方が「UniteUp!」をまったく知らない状態から入って、PROTOSTARやLEGITは「こういうキャラクターですよ」とか「こういう過去がありましたよ」と掘り下げて伝えていくシーンがありましたが、JAXX/JAXXは第9話のストーリーが主で、みんなを支えるポジションとして登場したんです。なので、JAXX/JAXXのメンバーのこともぜひもっと掘り下げてもらいたいですね。悩み、葛藤しながらも前に進んでいく彼らの成長を、声優業を通して僕らも体験していきたいです。それはきっと僕らの成長にも繋がると思っていますし、楽しみにしています。特に、奏太と(若桜)潤がどう出会ったのか、(桂)ほまれや(香椎)一澄がどう育ってきたのかも知りたいですし、まだまだ知らないストーリーが待っていると思うと僕自身もワクワクしますね。

――ここまで多くの楽曲を歌ってこられましたが、思い入れのある楽曲を教えてください。

高本 本当に全部の楽曲が素敵で、特にJAXX/JAXXの曲はライブでも演奏したので思い入れも強いですが、強いて1曲に絞るならJAXX/JAXXの「A.P.P.L.E.」ですね。ファンの方からの反響も多い曲ですが、僕ら5人だから出せる音色が入っている曲だなとも思っています。2023年7月に開催したライブ(“sMiLea LIVE -Unite with You-”)で歌ったときに、この5人だったらどこまでも進んでいけるな、とライブで歌いながら確信できて、自信を持つことができたんです。思い入れというよりも、僕らを羽ばたかせてくれる楽曲というか。ぜひこの「A.P.P.L.E.」は聴いてもらいたいですね。

未来への約束を交わしたライブに――『UniteUp!』sMiLeaプロダクションのアイドルが集結した“sMiLea LIVE -Unite with You-”レポート

――ライブで歌ったときにはどんな景色が見えましたか?

高本 以前のライブではバンドとして演奏しながらではなく、トロッコの上からハンドマイクで歌ったのですが、お客さんがみんな笑顔だったことが印象に残っています。感動して泣きそうになりました。僕らの歌で、僕らの姿で、心の底から楽しんでもらえる楽曲を届けられて良かったな、と。そういう楽曲をJAXX/JAXXとしても、そして「UniteUp!」の11人で届けられるように頑張っていこうと思えた景色でしたね。

次ページ:観てくださる皆さんを魅了できるように、頑張ります!

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