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INTERVIEW

2023.12.03

【特集】10年の時を経たからこそ表現できた“春日未来”の姿――TVアニメ『アイドルマスター ミリオンライブ!』春日未来役・山崎はるかインタビュー

【特集】10年の時を経たからこそ表現できた“春日未来”の姿――TVアニメ『アイドルマスター ミリオンライブ!』春日未来役・山崎はるかインタビュー

「REFRAIN REL@TION」「Rat A Tat!!!」のこだわり

※アニメ最終話までのネタバレを含みますので、ご注意ください。

――アニメでは39人が8つのチームに分かれて続々とデビューしていく物語だったので、そこからしばらくはほかのアイドルたちの歌のシーンがあり、未来たちMILLIONSTARS Team8thは、最終話で「REFRAIN REL@TION」を歌います。

山崎 このアニメの中だけでも、未来ちゃんは本当に色々なことを経験しているし、こけら落とし公演の最中でも未来の気持ちは動き続けているから、この曲は第12話で流れている体でレコーディングをしているんです。だから「REFRAIN REL@TION」の音源を聴いている人は、第12話だと思って聴いてくれないと困ります(笑)。第11話と第12話で起こったことで、未来ちゃんの心は変わっていくので、練習しているときよりも、さらに心が動いている未来ちゃんで歌っているつもりです。

――未来って、思っていることがストレートに歌に出る子ですよね。アニメを観ていると、視聴者もその感情がわかるから、より歌に込められた想いが伝わってくるというか。では、これまでやってきたレコーディングとは全然違ったのですね。

山崎 少なくとも、私の中では全然違いましたね。

――セリフが入っているアニメバージョンは、それだけでも泣けてしまいました。

山崎 未来ちゃんも多分感動していて、袖でも泣きそうでしたからね。だからその感じでセリフも言っていました。私が言うのもなんですけど、加藤陽一さんの脚本が本当に素晴らしいんです!

――ちなみに「REFRAIN REL@TION」を受け取ったときは、どう思いましたか?

山崎 歌詞が全部良いんですよ!未来ちゃんたちはアイドルになってからデビューまでをずっと待っていて、メタな感じに聴こえてしまうかもしれないですけど、私たちもお客さんも、“ずっと待っていたような気持ちなんだ”と言われたときに、「それー!」って思うじゃないですか。だから、メタも含めて感動しちゃったというか。この曲のエモさと歌詞にも共感してしまったし、アットマーク曲ってこれなんだ!という印象もありましたね。

――「M@STERPIECE」もそうでしたが、アットマークが付くエモさってありますよね。

山崎 アイマス的なメタでいうとそうですよね!本当に曲も歌詞も素敵で、好きだっていう人はキャストでも多いです。今までのことを全部思い出させてもくれるので。

――765プロライブ劇場でみんなで歌うから、そういう意味でも特別な曲ですね。そう考えると「Rat A Tat!!!」の歌詞もエモく感じてきました。

山崎 確かに「Rat A Tat!!!」も、ずっと追ってきたアイマスPやキャストから見たら、メタ的なエモさはあるんですけど、実際の未来ちゃんたちにとっては、扉をまだ開けてないワクワクとかを歌っているのでエモではないんです。だから歌ったときにそういう気持ちは込めていないんですよね。でも、「REFRAIN REL@TION」は未来ちゃんたちにとってもエモい曲なんです。チームがみんなデビューしていくのを見てきて、やっと自分たちの番だ!っていう未来ちゃんの気持ちを込めてもいいのかなと思って歌っているので。

――その他で、印象深い曲はありましたか?

山崎 めっちゃ迷いますね……。本当に全曲好きなんだけど、春日未来役が付いてない山崎はるかだとして、普通に第1幕から第3幕を観て、うわ~!って思ったのは「トワラー」ですね。単純に好きな曲なんです。アコギ曲には、それこそエモさを感じちゃうし、アニメではステージ上でのライブシーンはなかったんですけど、いつかステージで観たい!ってその先を想像させる余地もあって。きっとライブで生で聴いたら、この曲のあとの記憶なくなるんじゃない?って思ったくらい、生歌も良いので、「トワラー」強っ!って思いました。

――nano.RIPEのお二人が作っている『ミリオンライブ!』の曲って良いですよね。「プラリネ」とかも、自分でギターを弾くからこその良さもありますし。 

山崎 明るくて楽しくてエモいんですよ。それが私のオタク心に刺さっちゃうから、絶対みんなにも刺さってると思う。ほかの曲も刺さるけど、どれが好きかと言われたら「トワラー」になっちゃうかなぁ。Team1stの「Star Impression」も良いですよね!なんだろう、未来ちゃんがあまり歌わないような曲が好きなのかも?自分が歌わないタイプの曲に惹かれてしまいますね。

――「トワラー」のシーンは、アニメでもすごく良かったですね。

山崎 ジュリアが弾き語っている後ろで、メンバーが楽しそうに踊っていたのも良かったし、「歌いたくなってさ」って言うジュリアも良いし、呼んだわけでもなく、みんながステージに集まってくる感じも良かった。

――わかります。

山崎 そのあとのこけら落とし公演でプロデューサーは緊張していたんですけど、アイドルたちは一緒に緊張するのではなく、ドンと構えて落ち着いていて、1つの塊になっていたと思うんです。それって前日合宿の「トワラー」のおかげじゃん!って、私は勝手に思っているんですよ。あそこで39人が集まって、みんな一緒なんだって思えたんですよね。歌い終わったあとに「ちょっとあのときみたいに歌いたくなってさ。忘れられないんだ、手作りライブ」と、原っぱライブを思い出してジュリアが言ったから、あのときはみんなで集まれなかったけど、今度はみんなで歌えるんだ!って改めて思えたんじゃないかなって。だから、あのシーンで「トワラー」という曲があって良かったなと思いました。でも、ほかのチームの演出も全部良かったんだよなぁ。Team4thの「catch my feeling」がED映像になっているのも良かったし、全部が全部、ステージのパフォーマンスで見せるのではなく、この曲はこういう見せ方っていうのがそれぞれあったことに感動しました。チーム分けされた8チームが、それぞれEDでライブパフォーマスをすると簡単に思っていた自分の考えが浅かったというか、曲によって使い方や役割が違っているのが良いんですよね。

――そう考えると、本当にTVアニメ『アイドルマスター ミリオンライブ!』は、39人の魅力がギュッと詰まったアニメですね。

山崎 う~ん、それで言うと39人の魅力が詰まっているのは「ミリシタ」のほうが正しいかもしれないです。1人1人にフィーチャーしているので。TVアニメ『アイドルマスター ミリオンライブ!』は、『ミリオンライブ!』の魅力が詰まっている作品だと思います。やっぱりアニメは全12話ですし、セリフ量の差ももちろん出てしまう。それを揃えたら面白いのかと言えば、絶対に違うんですよね。やっぱりプロデューサーがいて、誰かが中心になってストーリーを進めていき、そこに先輩や仲間がいる。だから『ミリオンライブ!』の魅力を、全12話に、すごくきれいに収めてくれたんじゃないかなって思っています。

――それは監督が、『ミリオンライブ!』が好きだったということも大きかったかもしれないですね。

山崎 本当にありがたいです。アニメどうするんだろうって不安もあったんですけど、素晴らしかったです。CGだけど、本当に表情豊かで、スタッフさんの熱を感じました。ライブの表情もすごく細かく作ってくださったんだと思うんです。日常シーンも、私たちは、CGで動いているものにアフレコをしたわけではなく、動く前の状態だったんですけど、出来上がった映像を見て驚きましたから。ころちゃんともよく話していたんですけど、私たちの息遣いとか、セリフに込めた想いも全部表情で汲み取ってくれているから、すごく嬉しかったというか、伝わって良かったなぁと思いました。

――アニメをきっかけに『ミリオンライブ!』を知った方もいると思います。改めて『ミリオンライブ!』の魅力を教えてくれますか?

山崎 アニメから入った方は心配していないというか、すごく好きになってくれるだろうなと思っているんです。今までで一番、新規さんにオススメしやすい媒体ができたと思うくらい、見やすくてわかりやすいし、全員のことも知ることができるので。なので、これからもよろしくお願いしますと思っています(笑)。また、この記事だけを読んで、まだアニメを観ていない方は、とりあえず、第1~2話を観てほしいです。「アイマス」って、いっぱいアイドルがいるんでしょう?とか、歴史が長くて新規さんからするとどこから触れていいのかわからないと思うかもしれないけど、第1話を観たら、続きが観たくなると思うので、なんとしてもこのアニメに辿り着いてほしいです。そのくらい『ミリオンライブ!』の魅力が全部アニメに詰まっているので!

――そこでハマったら、実際のライブもありますしね。

山崎 そうですね。2024年の2月24日と25日に、“THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 10thLIVE TOUR Act-4 MILLION THE@TER!!!!”がありますので。新規さんも古参の方もすべての方が満足するリアルライブになるはずなので、ぜひ、遊びに来てください!


●TV放送情報
アニメ『アイドルマスター ミリオンライブ!』

春日未来・最上静香・伊吹 翼を中心に、765プロダクションに新たに集まった39人のアイドルと、彼女たちの活動拠点となる765プロライブ劇場の、始まりからその成長を描く。

【TV放送情報】
放送時期:毎週日曜日 朝10時よりテレビ東京系6局ネット 、BS11ほかにて放送中

・テレビ東京系6局ネット 毎週日曜10:00~
・テレビ東京 毎週日曜25:35~ ※再放送
・BS11 毎週月曜23:30~
・BS日テレ 毎週木曜24:30~
・AT-X 毎週金曜20:30~
-毎週火曜8:30~ ※リピート放送
-毎週木曜14:30~ ※リピート放送

※放送時期は変更となる場合がございます。

【配信情報】
●ニコニコ<単独先行配信>
毎週日曜日10:30~ ニコニコチャンネル ※最新話1週間無料・SVOD・都度課金サービス
毎週日曜日21:00~ ニコニコ生放送
毎週木曜日20:30~ ニコニコ生放送  ※リピート放送

●毎週木曜24:00~
TVer ※最新話1週間無料
ネットもテレ東 ※最新話1週間無料
ABEMA ※最新話1週間無料・SVOD

PrimeVideo ※SVOD・都度課金サービス
Hulu
U-NEXT
アニメ放題
DMM TV
dアニメストア
FOD
Lemino
Google Play ※都度課金サービス
TELASA ※SVOD・都度課金サービス
J:COM STREAM ※SVOD・都度課金サービス
milplus ※SVOD・都度課金サービス
auスマートパスプレミアム

●毎週金曜12:00~
HAPPY!動画  ※都度課金サービス
ムービフルプラス  ※都度課金サービス

●毎週金曜18:00~
バンダイチャンネル ※SVOD・都度課金サービス

●毎週木曜12:00~
ふらっと動画

【スタッフ】
企画・製作・原作:バンダイナムコエンターテインメント
監督:綿田慎也
CG監督:塩谷大介
シリーズ構成・脚本:加藤陽一
アニメーションキャラクターデザイン:石井哲哉/蔦 佳穂里
コンセプトアート:白田真人/緒方菜海/肥田竜二
美術・設定:坂本夏海
美術ボード:ビック・スタジオ
色彩設計:滝川ひかる/佐藤美由紀
撮影監督:織田賢太郎
編集:齋藤朱里
音響監督:菊田浩巳
音楽:ランティス
協力:バンダイナムコスタジオ
アニメーション制作:白組

©Bandai Namco Entertainment Inc.

●ライブ情報
THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 10thLIVE TOUR Act-4 MILLION THE@TER!!!!

開催日時:
2024年2月24日(土) 開場16:00 / 開演17:30
2024年2月25日(日) 開場16:00 / 開演17:30
※公演時間等は予告なく変更になる場合がございます。
※公演内容の都合上、公演終了時間が大きくずれる可能性があるため、公演時間の明確なお時間はお伝えしておりません。あらかじめご了承ください。

開催場所:Kアリーナ横浜

詳細はこちら

関連リンク

公式サイト
https://millionlive-anime.idolmaster-official.jp/

公式Twitter
https://twitter.com/imasml_765PRO

公式Tiktok
https://www.tiktok.com/@765production

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