「約束しようって思った。みんな、13人で会おう！」“TVアニメ『アイドルマスター シンデレラガールズ U149』スペシャルトークイベント ～トゥインクルパーティー～”DAY2昼夜公演レポート

キャスト念願のサントラの発売も決定！

夜の部も米内プロデューサーの前説と司会進行のもとイベントが行なわれた。

アニメの思い出のシーンを振り返るトークでは、照井は第4話のバンジージャンプのシーンをチョイス。光と影の演出による心情描写の巧みさの例として、日傘による影のかかりかたなどを挙げていた。言いたいことや想いが溢れている様子の照井だったが、「桃華はかわいくてかっこいい！」ということはひしひしと伝わってきた。春瀬が照井のバンジーのシーンの演技を褒めると、久野が我がことのように得意げだったのが印象的だった。

小市は第6話の最後のシーンを選ぶと、「晴がみんなと同じスタートラインに立てた瞬間で、原作コミックを初めて読んだときに一番心に残ったシーンでした」と語ったほか、一ノ瀬志希の「ここまで来たまえ」の台詞の良さや、的場梨沙とのケンカのようなやり取りのニュアンスを原作と変えた話などを語っていた。ソロ曲「ACE」については「1曲目にはこういう曲が一番ほしいと思っていた」と絶賛すると、キャラクターとしての結城晴とアイドルとしての結城晴の微妙な違いについて熱弁していた。

中澤は、第13話で雪美がプロデューサーを心配して助けを求めに行くシーンをチョイス。雪美が汗をかいて、全力で走って、（雪美的には）大きな声で助けを求める姿の新鮮さに「こんな一面もあるんだと思った。U149の仲間との絆も感じてあたたかい気持ちになりました」。花谷が「こずえや雪美ちゃんはゆっくりだけど一生懸命」と語ると、中澤も「我らはゲームの速度で話すと絶対尺に入らない」と、決まった尺のなかでアイドルらしいテンポで話す難しさについて意気投合していた。ソロ曲「とくとく…… とく……」については、「最初にソロ曲の歌詞を見て、雪美が書いてるのかと思って、今までの雪美の収録を思い出して泣きました。1秒でも早くプロデューサーに聴いてもらいたいと感じました」と思い入れの深さを感じさせた。

夜の部では米内プロデューサーのお気に入りのシーンも紹介された。米内は第12話のライブで、ガラスの靴のシャンデリアが13人分あって、客席に4人のアイドルが映るシーンを挙げると「みんなに紹介したい子たちがいるんですよ！僕はこのシーンがたまらなく好きです」と語ると会場からは大歓声が起こっていた。

夜の部のゲームコーナーは、替え歌対決の一本勝負！好きなスイーツでチーム名を決める、名前決めの時点で盛り上がっていたのが微笑ましい（相談の結果、もちタルトチーム対いもエクレアチームに）。そしてプロデューサーたちへの感謝をテーマに、「ゼロトゥワン!!」の歌詞替え歌に挑戦した。想いを込めた歌詞対決の結果は、米内のプロデューサー裁きにより「ぴったり引き分け!!」となったのだった。

朗読劇では、ライブでお客さんの前で歌うと、まるで手をぎゅっと繋いでいるような気持ちになる不思議な感覚をモチーフにした物語を熱演。3公演目になると、ちょっとアドリブっぽいやり取りが入ってきたりするのも生ならではで楽しい。「これからもずっとずっと、第3芸能課をよろしくお願いします！」というプロデューサーの熱のこもった叫びを受けて、アニメ『U149』OPテーマ「Shine In The Sky☆」のライブステージへ。手を握り合って歌い出すアイドルたちが本当に良い笑顔をしているのが印象的だ。曲中にはサインボール投げが行なわれたのだが、投球の失敗の悲鳴や、演者が笑い合っている呼吸がそのままマイクに乗っているのがヘッドセット着用のイベントライブならではだった。

告知コーナーでは、TVアニメ『アイドルマスターシンデレラガールズ U149』と国産イヤホンブランド「Maestraudio」がコラボした、ハイパフォーマンス・ワイヤードイヤホンの追加生産決定が告知された。さらに「佐城雪美」「遊佐こずえ」のモデルの新規追加が発表されると、会場は大きな歓声に包まれた。

そして、前日キャストからも強い要望が出ていたサントラの発売決定が告知された。タイトルは『THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS U149 ANIMATION MASTER 07 ORIGINAL SOUNDTRACK』で、2023年12月20日に発売される。

ラストの挨拶では、時折涙も交えながら、特別な2日間と応援に対する感謝が伝えられた。挨拶の最後を受けた佐藤が「約束しようって思った。みんな、13人で会おう！」と力強く宣言すると、米内も「まだまだ見たい景色があります！一緒にその景色を見に行ける日を楽しみにしています」と、これからの夢を語っていた。

イベントを締め括るラストナンバーは「キラメキ☆」。米内が構えたプロデューサーカメラがステージを往復し、ステージのそこここで涙と笑顔の華が咲いていた。歌い終えた佐藤が音頭を取って、2日間頑張っていた米内プロデューサーに「米内くん、いつもありがとう！」と感謝を伝えると、米内も「みんなー！こちらこそ、ありがとう！」とアイドルたちと会場のプロデューサーに返礼していた。最後は「これからもアイマスですよ、アイマス！」の大合唱で、イベントは幕を下ろしたのだった。