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REPORT

2023.10.16

大きな変化の中で歌い続けた先に待っていたのは目標としていた大舞台――。ASCA、デビュー5周年ツアー“ASCA 5th ANNIVERSARY TOUR 2023 −ⅤⅤⅤ−”を振り返る

大きな変化の中で歌い続けた先に待っていたのは目標としていた大舞台――。ASCA、デビュー5周年ツアー“ASCA 5th ANNIVERSARY TOUR 2023 −ⅤⅤⅤ−”を振り返る

「今思うのは、歌い続けること」――終わらない物語を目指して

熊谷を見送ったASCAは、続いてEDM調の煌びやかなアップチューン「Stellar」をパフォーマンス。リズムに合わせてバンドメンバーも含めた会場の全員がジャンプする光景は壮観のひと言だ。続くMCでASCAは改めて今回のツアーにかけた意気込みについて語る。冒頭で説明した通り、ツアータイトルの“ⅤⅤⅤ”とは“人生の転換期”を意味するエンジェルナンバー“555”から名付けられたものだが、ASCAはその数字に込められた“変化を恐れない”という意味が、今の自分自身にぴったりのテーマに感じたのだと語る。「新しくなったこの喉で、これからも歌い続けていきたい。新しいことにどんどん挑戦していきたいと思い、今回このタイトルを名付けました」。その言葉には、変化を柔軟に受け入れてより強くあろうとする彼女自身の揺るぎない意志だけでなく、願掛けのようなものが込められているのだろう。ASCAはこれまでも、応援してくれているファンの“声”を受けて、自らの“声”をさらに大きなものにしてきた。“ⅤⅤⅤ”を特別な数字にするには、ライブで直接得られるみんなの“声”が必要なのだ。

「ASCA、ゼロ地点の曲を聴いてください」――そう告げて歌われたのは「RUST」。雑誌「リスアニ!Vol.30」の付録CDに収録された、ASCAのプレデビューを飾った楽曲だ。スタンドマイクを握りしめて、それまで以上にパワフルな歌声を迸らせる彼女からは凄まじい気迫が感じられる。間奏で背中を向けて、音に身を委ねて踊るASCAの姿を見て、フロアの熱気もさらに上昇。“刻んでゆけ 音が枯れ果てるまで”という歌詞をそのまま体現するような、熱い想いをその瞬間に刻み付ける。そこから疾走感溢れるアップナンバー「逆境スペクトル」に繋げ、高揚した観客は「オイ!オイ!」と怒声のようなコールを上げたり、肩を組んでヘドバンしたりと、1つになって盛り上がっていく。さらにASCAが「新宿、ギラついていきましょう」と煽ると、昨年末のサウジアラビア公演に向けて生まれた新たなライブアンセム「Real Dawn」を投入。熱狂的な盛り上がりを見せるなか、終盤には「ララララ~♪」と大合唱が巻き起こり、会場が一体となって新たな夜明けを祝った。

楽しい時間には終わりがくるもの。早くも次がライブ本編ラストの楽曲に。ASCAは「喉の手術を経て、今思うのは、歌い続けること、続けることが大事だと実感しています」と、アーティスト活動に対する今の想いについて語り始める。

「この先、私が歌い続けることで、人と出会い続けることができるんだなと思っていて。今日ここに集まってくれた1人1人、これも歌い続けてきたことで出会えた1人1人だと思っています。この先、自分のこと、ちっぽけに思ってしまうことがあっても、私はいつでも、このステージで歌っているので、いつでも会いに来てください」。

決意とも約束とも取れるその優しい言葉に、会場はひと際大きな歓声で応える。ASCAは深いお辞儀で感謝の気持ちを伝えると、続いて「聴いてください、終わらない物語」と前置きして、彼女のデビュー曲である「KOE」を歌い始める。どこか悲痛で儚さも感じさせるその歌声は、エモーショナルで、心に直接訴えかけてくるような迫力がある。“まだ僅かに残った感覚”に縋りつくような、“曖昧な世界を照らす”光を追い求めるような、ひたむきな気持ち。それでも“声”を道標に歩んでいくことを選んだ彼女の“終わらない物語”が、この日の「KOE」では表現されていた。

もちろんライブという物語もここで終わりではない。盛大なアンコールを受けて再びステージに戻ってきたASCAは、ツアーグッズの紹介を挿み、ASCAの“終わらない物語”の次の章を早くも提示する。それが2023年秋クールのTVアニメ『豚のレバーは加熱しろ』のOPテーマとなる新曲「私が笑う理由は」のライブ初披露だ。ASCAの楽曲の代名詞となっているストリングスを取り入れつつ、今までになく爽やかな曲調に仕立てられたこの楽曲は、まさに彼女の新しい変化と挑戦を感じさせるものと言えるだろう。サビ終わりの“やっと会えたの ありがとう”というフレーズで手を胸元に置きながら優しく微笑む彼女の姿もまた、ステージ上ではアグレッシブな表情を見せてくれることの多い彼女には珍しいことのように感じた。

最後の最後、「この曲で叫ばないと終われないよね!」と披露されたのは「Howling」。ファンの“声”が合わさることで真価を発揮する、彼女の近年のライブには欠かせない楽曲だ。会場が一体となって「Wow!」と叫ぶたびに、その場の熱量が高まっていく。ASCAは曲中で「もしもこの先、キミが!キミが!キミが!自信をなくしたとしても大丈夫!」と、ステージ上から客席のあらゆる方向に向けてエールの言葉を吠えるように届け、ラストはお立ち台から大ジャンプしてライブを締め括った。

その後の挨拶でASCAは、この日に披露した新曲「眠くて眠くて本当に無理です。」を10月28日にデジタルリリースすること、そして2024年2月27日に東京・Zepp Shinjukuでワンマンライブを行うことを発表。Zepp会場でのワンマンは目標の1つだったとのことで涙ぐむ場面も。今回のライブ、そして11月15日にリリースされる新作EP『私が笑う理由は』で、激動の活動5周年イヤーを締め括る彼女は、早くも次のステージを見据えているのだ。いつも自身を支えてくれている“キミ”に声を届けるために。いつまでも終わらない歌をうたうために。

<セットリスト>
RESISTER
セルフロンティア
NO FAKE
regain
眠くて眠くて本当に無理です。(10/28配信開始新曲)
メドレー(金木犀~ヴィラン~命に嫌われている。)
君が見た夢の物語
雲雀
KUNOICHI(スペシャルゲスト・BURNOUT SYNDROMES 熊谷和海)
Stellar
RUST
逆境スペクトル
Real Dawn
KOE
私が笑う理由は(ライブ初披露・10/8先行配信開始)
Howling


●イベント情報
リスアニ!LIVE 2024

2024年1月27日(土)SATURDAY STAGE
開場15:00/開演16:00(予定)
2024年1月28日(日)SUNDAY STAGE
開場14:00/開演15:00(予定)

会場
日本武道館

ASCAは1月27日(土)SATURDAY STAGEに出演!

チケット(※すべて全席指定)
1月27日(土)SATURDAY STAGE、1月28日(日)SUNDAY STAGE
¥10,000(税抜)/¥11,000(税込)

最速先行受付(イープラス)
受付期間:2023年10月1日(日)0:00~10月22日(日)23:59

受付はこちらから

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関連リンク

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