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REPORT

2023.10.03

Anly、ORANGE RANGE、KANA-BOON、CHiCO、FLOWが世界へと届く『NARUTO-ナルト-』の歌を謳い上げる熱い時間に!“NARUTO THE LIVE”DAY 2 レポート

Anly、ORANGE RANGE、KANA-BOON、CHiCO、FLOWが世界へと届く『NARUTO-ナルト-』の歌を謳い上げる熱い時間に!“NARUTO THE LIVE”DAY 2 レポート

20年前。共に走り出した瞬間に響かせた、あの曲を!

「次は、今から20年前『NARUTO』のEDを担当してくれた、あの兄ちゃんたちだ!」とナルト。大歓声の中、姿を現したのはORANGE RANGEだ。沖縄のエイサーをエレクトロミックスしたようなSEに乗ってステージに登場。「『NARUTO』が大好きな皆さん!ORANGE RANGEですよ~。よろしくお願いしますね~」とHIROKIが挨拶し、会場の心を一つにする最初の曲は「以心電信」だ。“だっていつも僕等は繋がっているんだ!”と声を重ねるオーディエンス。YAMATOと観客とのコール&レスポンスのシーンもあり、黙っていたってわかる『NARUTO』愛を確かめ合った。

「みんな、もっと熱くなれる?もっと熱くなれる!沖縄の風を感じてください!」とそのままライブは「イケナイ太陽」へ。『NARUTO』の曲ではないものの、イントロだけで歓声が起きる。残暑というよりもまだまだ盛暑と言えるこの日の気温のような灼熱ロックンロールを、先ほど「以心電信」で心を繋げたORANGE RANGEと観客とで大きな歌声の塊を放った。

「最高だね!本当にありがとうございます!みんなの『NARUTO』に対する愛がばしばしと伝わってくるよ」とRYO。唸りを上げるNAOTOのギターから、踊れるロックナンバー「上海ハニー」が響き出すと、幕張メッセは灼熱のダンスホールへと姿を変える。広いステージを“狭い”と言わんばかりに歌いながら移動していくボーカルの3人。「始まってから数分。『NARUTO』とはまったく関係ない曲をやっちゃってます!ごめんなさい!」とHIROKIが言うと、会場は“なんくるないさー(問題ないさ)”とばかりに「イェーイ!」と声を上げる。そんな1曲の途中では会場一体となって沖縄のカチャーシー(手踊り)を踊り「イーヤーサッサ」の掛け声で歌う場面も。ORANGE RANGEと『NARUTO』ファンが共に謳う夏の祭りとなった。

「『NARUTO』20周年おめでとうございます。伝説的な作品と思っています。その『NARUTO』とORANGE RANGEが交わった曲を今からやるんだけど、ORANGE RANGEもデビューから20周年なんです。つまり、今からやる曲はお互いの物語が走り出したときに一緒にやらせてもらった曲だな、と。だからここで歌わせてもらうのが本当に感動的なんだけど、みんなとこの時間を共有して終わりたいと思います」と真っ直ぐに語り掛けるRYOが「ビバ★ロック」をコールすると、ドラムのビートとYOHのベースが轟き、世界に響くハッピーチューンが鳴り出し、“Oh Yeah”とオーディエンスも大きく手を上げる。2003年10月から『NARUTO』3代目のEDとして流れた1曲。当時のED映像に、まだまだ少年の頃のナルトの物語が散りばめられたスクリーンの映像と共に会場を煽るように盛り上げながら歌い上げる3人とオーディエンスの歌声が、割れんばかりに会場に響き渡ったステージだった。

叫べ!ナルト愛!世界へと届く『NARUTO-ナルト-』の歌を謳い上げる!

2日間に渡って開催された、アニメ『NARUTO』の20周年を祝う“NARUTO THE LIVE”。その大トリを務めるのはやはりこのバンド、FLOWだ。ナルトと観客とで声を合わせた「だってばよ!」コールのあとに登場したFLOWは、この日もベースにKANA-BOONの遠藤を加えた“忍連合FLOW”というスペシャルな編成でのパフォーマンスを見せる。「Re:member」、「SUMMER FREAK」、「虹の空」と自身が作り上げてきた歴代OP&EDをアニメで流れたテレビサイズで披露すると、スクリーンにはアニメ映像がそのままに流れる。映像に生で演奏をつけるような臨場感に会場のテンションはヒートアップ!大きな歌声も生まれ、『NARUTO』愛が会場を包む。

「皆さん、『NARUTO』愛、爆発させてますかー!?」とKEIGOの雄叫びに大きな歓声が応える。「こんな最高なイベント、あります?『NARUTO』大好き、『NARUTO』愛に満ち溢れております!」と笑顔のKEIGOは、すべてのアーティストのライブをアニメ映像と共に見たことで心がぐちゃぐちゃになったと明かすと、同意の拍手が湧く。「僕ら、『NARUTO』は勝手に戦友だと思っています。「GO!!!」で『NARUTO』と出会わせてもらって、バンド人生を変えてくれた作品です。ORANGE RANGEも言っていましたが、我々もデビュー20周年で(『NARUTO』の)同期であります!」と作品への感謝を告げる。この20周年の感謝の想いを込めて制作したカバーアルバム『FLOW THE COVER ~NARUTO縛り~』収録曲から、井上ジョーの「CLOSER」を披露する5人。飛段、角都との戦いで師であるアスマを失うシカマルたちの物語が描かれた2008年の『NARUTO 疾風伝』のOPの力強いビートを刻むIWASAKI、そんな音に乗る伸びやかなボーカルを聴かせるKEIGOとKOHSHI。色褪せることのない物語とのシンクロを改めて感じさせた。

世界中、どこで歌おうとも、どの国だろうとも、オーディエンスが日本語で共に歌ってくれると話す「Sign」では、そのイントロから歓声が沸き、冒頭の英詞のフレーズへも会場の歌声が重なった。大きく揺れるオレンジの光の中、拳を上げて歌うKOHSHI。最後は『NARUTO』とFLOWの出会いの曲であり、FLOWにとって初めてのアニメタイアップとなった1曲「GO!!!」だ。会場一体で歌うと、「それじゃあ皆さん、フィナーレにウェーブしますよー!」とKEIGOの合図で、DAY1よりも大きな波を起こした幕張メッセ。そんなウェーブと共にTAKEのギターも昇っていく。

ラストのジャンプの場面では銀テープが発射され、ステージにKANA-BOONのメンバーが駆け込んできて観客は大歓声が!新旧『NARUTO』の代名詞バンド揃い踏みで「GO!!!」と声を上げ、2日間に渡る『NARUTO』愛の結晶イベント“NARUTO THE LIVE”は幕を閉じた。まだまだ過酷な戦いの日々の中にいるボルト、そしてナルトたち。これからも多くのアーティストが『NARUTO』サウンドを響かせていくことだろう。彼らの音楽がアニメ『NARUTO』シリーズを世界へと届けていくことへの期待も高まる2日間だった。


■アニメ『NARUTO-ナルト-』20周年記念
NARUTO THE LIVE DAY2セットリスト
9月3日(日)公演

・KANA-BOON
M1. バトンロード
M2. ダイバー
M3. 遥か彼方/ASIAN KUNG-FU GENERATION ※カバー
M4. きらりらり
M5. シルエット

・Anly
M1. VOLTAGE
M2. ラヴァーズ/7!! ※カバー
M3. TAKE OFF
M4. カラノココロ

・CHiCO
M1. 悲しみをやさしさに/little by little ※カバー
M2. Wind/Akeboshi ※カバー
M3. 光のありか
M4. 我武者羅

・サウンドトラック 生演奏
M1. 動天
M2. 臨界
M3. 疾風伝
M4. NARUTO メインテーマ’16
M5. 形勢逆転

・ORANGE RANGE
M1. 以心電信
M2. イケナイ太陽
M3. 上海ハニー
M4. ビバ★ロック

・FLOW
M1. Re:member~SUMMER FREAK~虹の空 ※メドレー
M2. CLOSER/井上ジョー ※カバー
M3. Sign
M4. GO!!!


●ライブ情報
アニメ『NARUTO-ナルト-』20周年記念
NARUTO THE LIVE
会場:幕張メッセ イベントホール

出演アーティスト:
9月2日(土)出演:いきものがかり/KANA-BOON/CHiCO/ハンブレッダーズ/FLOW
9月3日(日)出演:Anly/ORANGE RANGE/KANA-BOON/CHiCO/FLOW

©NARUTO THE LIVE実行委員会

関連リンク

NARUTO THE LIVE
公式サイト
https://naruto-20th.jp/live/

公式X(旧Twitter)
https://twitter.com/naruto_20th

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