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INTERVIEW

2023.09.27

来栖りん、1stミニアルバム『Happy Lucky Diary』全曲解説!初のワンマンライブへの意気込み、“リスアニ!LIVE SPECIAL EDITION ナツヤスミ”のステージを振り返る

来栖りん、1stミニアルバム『Happy Lucky Diary』全曲解説!初のワンマンライブへの意気込み、“リスアニ!LIVE SPECIAL EDITION ナツヤスミ”のステージを振り返る

6年間アイドルグループのセンターを務め、アイドルやモデル、女優として活躍してきた来栖りんが、声優という新たな扉を開いた。同時にソロアーティストとして、シングル「I wish」(TVアニメ『神無き世界のカミサマ活動』OPテーマ)でメジャーデビュー。そんな彼女が、早くも1stミニアルバム『Happy Lucky Diary』を9月27日(水)にリリースする。さらに10月28日(土)には、初のワンマンライブも開催する彼女へ、楽曲やライブについて話を聞いた。

INTERVIEW & TEXT BY 塚越淳一

“素の来栖りん”が見られるアーティスト写真とMV

――今年の7月30日に立川ステージガーデンで行われた『リスアニ!LIVE SPECIAL EDITION ナツヤスミ』のステージはいかがでしたか?

来栖りん 私にとって、アニソンフェス初出演となる場所だったので、話をいただいたときから緊張をしていました。出演者の皆さんも、これまで自分が画面で見ていた方々だったので、同じにステージに立たせていただくことへの嬉しさと緊張でいっぱいだったんです。ただ、ライブってこれまでの活動の中で本当に楽しいと思える時間の1つでもあったので、ステージに出てしまえば緊張とかはまったくなくて。初めて私を見ていただく方とも時間を共有して、一緒に楽しんでもらえたんじゃないかなと思っています。

――TV番組で歌っている姿も拝見しましたが、すごく堂々とパフォーマンスをされているなと感じました。こうやってプロモーションを行うことについてはいかがですか?

来栖 1人だと私の発言やパフォーマンスが全て結果に出てしまうので、責任が全部自分にかかっている、と感じています。なので、常にしっかりしなければいけないなという想いはより強くなりました。

――そして、9月27日(水)に1stミニアルバム『Happy Lucky Diary』がリリースされました。すごく速いペースでリリースを重ねている印象がありますが、どのような経緯でミニアルバムをリリースすることになったのでしょうか?

来栖 まず、デビューシングル「I wish」が4曲収録で、今後ワンマンライブをやりたかったので、曲数を増やしたいよねっていう話から始まりました。「I wish」では、ピュアでキラキラした真っ白なイメージ、神秘的な感じというのをお届けできたのかなと思ったので、今回はそのコンセプトから変えて、“等身大の私”というものが、特にリード曲の「ハピ♡ラキ」には詰まっているのかなと感じていて。しかも6曲がまったく違う曲なので、こういう表現もできるようになったんだ!という意味でも楽しんでもらえるのかなと思っています。

――ミニアルバムだと、全体のコンセプトを決めて作ることもありますが、そういうわけではないのですね。

来栖 普段から、こういう曲をやりたいねとか、こういう曲が好きなんですっていうコミュニケーションをスタッフさんと取っていて、そのなかでデモを1コーラス作って、私もその段階から参加して、デモボーカルを入れて音源を残しているんです。なので、今回ミニアルバムの制作が決まったときに、そこから音源を振り返りながら進めていきました。

――普段から曲作りをされていたのですね。

来栖 そうなんです。ただ、リード曲の「ハピ♡ラキ」からアルバムタイトルやライブタイトルの“Happy Lucky Party”が決まっていったので、ライブではキラキラとしたハッピーな空間を作れたら良いなと思っています。あとは「I wish」のイメージから、さらに様々な私を見てもらいたいという気持ちもあったので、色んな方向性の曲がギュッと詰まっています。

――「ハピ♡ラキ」は、青春感たっぷりの爽やかな楽曲ですね。

来栖 とても私らしい曲だな、っていう印象で。ファンの方からも「来栖りんといえば、こういう歌だよね」「THE・ 来栖りんだよね」と言われていたので、そこは解釈一致と言いますか。客観的に見ても納得いくものなので、アルバムのリード曲に選ばれたのかなと思っています。

――その“らしさ”は、具体的にどういうところで感じますか?

来栖 歌い方ですかね……この曲には私の歌い方の癖がたくさん出ているんですよ。私、基本的に歌うときにすごく声を張って出すから、歌声に優しいイメージを持たれることが少ないんです。今作にはそういう曲もあるけれど、この曲はギラッとした強めの歌い方をしているし、感情を乗せた歌い方をしているので、そこに私らしさを感じましたね。あと息の残し方とかも特徴が出ている気がして、こういう歌い方するよな~って、自分でも思いました(笑)。

――息の残し方は、すごく特徴的だなと思いました。

来栖 結構言われるんですけど、今回聴いてみて、なるほど!と自分でも感じました。

――等身大であり、青春を感じる歌についてはいかがでしたか?

来栖 本当に青春の1ページみたいな曲で、私は学生のときから仕事を始めていたので、ゆっくり学生生活を楽しむ時間ってあまりなかったんです。だから私の理想の青春が詰まっていると思いましたし、こういうことしたかったなっていう憧れがあったので、歌っていて嬉しくなりました。

――主人公や景色が見える感じがしますよね。あと、付き合っちゃえばいいのにって思いました(笑)。

来栖 でも“今はただ追いかけてたい”と歌っていたので、そこはまだまだかもしれないですね(笑)。恋愛ソングではあるんですけど、この“追いかけてたい”という歌詞も、恋愛だけでなく今の私に重ねることもできるんですよ。声優という夢を必死で追いかけているところはリンクするので、共感するところはすごくありました。

――前向きなマインドも感じましたが、公開されているMVも「夏と青春と制服」というイメージで、すごく爽やかでしたね。

来栖 まさか制服を着るとは思っていませんでしたけど(笑)、ビクビクしながらコメント欄を見たら、皆さん喜んでくださっていたので良かったです。安心しました。

――撮影は楽しかったですか?

来栖 一緒に踊ってくれたダンサーさんには年下の方もいて、多分本当に女子高生の方もいたと思うんですけど、すごく優しくお話をしてくれて。私が人見知りなところもあってドキドキしていたんですけど、フランクに声を掛けてくれて緊張が解けました。でもこれ、本当は私がしなければいけないんですけどね(笑)。すごく良くしてもらったので、楽しく撮影ができました。

――来栖さん的な見どころは、どの辺りですか?

来栖 メインとは別のハンディカメラの映像ですね。私が撮ったり、ダンサーさんが撮ったりしていて、本当に「ハピ♡ラキ」のストーリーの中のお友達同士で撮っているような映像がそのままMVにも入っているんです。友達目線の来栖りんみたいな。そこは身近に感じていただけるような表情や動きをしていると思うので、注目していただけたら嬉しいです。

――ものすごい青春感でした。そして自然体で等身大な感じも出ていましたね。

来栖 バックダンサーさんとおしゃべりしているところをあとで見たんですけど、めちゃめちゃ素だなって思いました(笑)。あと、アーティスト写真も「I wish」のときとは違って、いつ撮られたのかも思い出せない、普通に動いているところを撮ってもらっているんです。だから、結構素の姿が色んなところに出ているのかなって思います。

ミニアルバムに収録の新曲を全曲解説!

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