リスアニ!WEB – アニメ・アニメ音楽のポータルサイト

REVIEW&COLUMN

2023.09.16

「飛天」「壱雫空」「シェケナーレ」…2023年夏クール、アニクラでDJが流しまくったアンセム楽曲を紹介!

「飛天」「壱雫空」「シェケナーレ」…2023年夏クール、アニクラでDJが流しまくったアンセム楽曲を紹介!

DJが流すアニソンを楽しむアニソンクラブイベント。通称アニクラは全国各地で開催されており、足を運んだことのある読者もいるでしょう。お酒を飲みながらとにかくたくさんのアニソンを聴ける愉快な空間です。そこではもちろん放送中の“旬”な最新アニメの曲が流れることも。今回は夏クールの終わりということで、この夏に流行った最新アニメの楽曲をピックアップして紹介します。

ちなみに、アニクラは全国各地で色々なコンセプトで開催されているため、流行は様々。「◯◯流行ったっけ?」「××が入ってない、やり直し!」などのご意見もあるでしょう。よければ、皆さんの行かれているイベントでの夏クールアンセムも、SNSなどで教えてください!

TEXT BY はるのおと

今クール、絶対に外せない鉄板な2曲

■飛天/Ayase×R-指定(『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』オープニングテーマ)

“Yeah,yeah 傷有りのさすらいの身”から始まるイントロがインパクト抜群の「飛天」は、多くのアニクラのピークタイムを彩ったのではないでしょうか。YOASOBIのAyaseとCreepy NutsのR-指定というアツいタッグによる鍔迫り合いのような密度の高い展開、知名度抜群の週刊少年ジャンプ原作アニメ、130とDJ的に使いやすく踊りやすいBPMなど盛り上がる要素てんこ盛り。

しかし「飛天」がこれだけウケていることを思うと、あの名曲「そばかす」(そばかすは剣心の頬の傷のメタファー、などの素晴らしいアニソンであるとことを示す説はまたどこかで)も世が世なら受け入れられたのかもしれません。

■ソングオブザデッド/KANA-BOON(『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』オープニングテーマ)

「飛天」と並ぶ、夏クールのアンセムが「ソングオブザデッド」。コールの入れやすさ、超ノリやすいサビと、こちらもとにかく盛り上がること必至(これはオープニングに歌詞が表示されていて、多くの人が覚えやすいことも寄与しているのではと推察しますが)。「まっさら」や「スターマーカー」、「ぐらでーしょん feat. 北澤ゆうほ」など数々の名アニソンを世に送り出してきたKANA-BOONの手腕に惚れ惚れするばかりです。

アニソンDJにとっては、「ゾンビ」や「100」などわかりやすく文脈で繋ぎやすい(『ゾンビランドサガ』の各曲や『モブサイコ100 II』の「99.9」など)タイアップ先なのもナイスですよね。

大穴『シンデュア』から生まれたオタ芸アンセム

■眩惑Desire/シエル(CV:青山なぎさ)(『SYNDUALITY Noir』第7話挿入歌)

今どき嬉しいオリジナルのロボットアニメ『SYNDUALITY Noir』の第7話で、シエルが戦闘シーンでいきなりバリバリに歌い出したのは、夏クール最大級のサプライズでした。しかもその歌が、2023年の現代からするとほんの少しレトロさも感じさせながらも、オタクの血を滾らせてくれる強強なTHE・アニソン。この挿入歌は放送後、早々にオタ芸アンセムとなりました。あと、このイラストも最高でしたね。

■壱雫空/MyGO!!!!!(『BanG Dream! It’s MyGO!!!!!』オープニングテーマ)

「今期一番ハラハラしたアニメは?」と聞かれたら、『バンドリ』シリーズの最新作『BanG Dream! It’s MyGO!!!!!』を挙げる人は多いでしょう。劇中には「春日影」や「迷星叫」、そして「詩超絆」と印象的な曲が多かったものの、アニクラで一番聴くのはやはりオープニングを飾っていた「壱雫空」。彼女ららしい爽やかなメロコアですが、物語を観終えた今となっては「この5人で、ここまで辿り着いて良かったね……」や「この半分になってる衣装、あれかよ!」などと感慨深くなる人も多いのでは。

アニクラは少し遅れて曲が流行ることもあり、『MyGO!!!!!』はブシロードアニメの例に漏れず再放送されるでしょうし、これからも息長く愛されるかもしれません。

■バグちゃん/なすお☆(『聖者無双~サラリーマン、異世界で生き残るために歩む道~』オープニングテーマ)

今クールだと「リセットライフ?」(『実は俺、最強でした?』オープニングテーマ)でアニメキャラと同じように回ったり歩いたり、『好きな子がめがねを忘れた』の曲で眼鏡を外したりといったことをして、フロアのみんなで一体感を得るのもアニクラの醍醐味(改めて文字にすると恥ずかしくなりますが)。

そういったベクトルでは「バグちゃん」が今期最強でしょう!ただでさえ強烈な映像ですが、作中のドリンクである物体Xを景気よく飲む主人公よろしくグイッと酒を飲んでキマったり、そして最後にキャラクターと同じようにクラップ&謎の振り向きしたりと絶好の盛り上がりポイントが多数あります。ただ「BUG」の人文字はまだ見たことがありませんが……DJは1番をそのまま流すことなく、きちんとラスサビに飛ばしてフロアからクラップ&謎の振り向きを引き出すのがポイントですね。

「もっと流行れ!」な2曲

(本来の意味で)閑話休題。ここまでは割とアニクラで聴ける曲ですが、個人的に「もっと流行ってほしい!」と感じているものを最後にいくつか挙げさせてください。いえ、もちろん多少は聴けるのですがもっともっと聴きたい!

■シェケナーレ/OCHA NORMA(『シャドウバースF セブンシャドウズ編』エンディングテーマ)

もはや説明不要、夏クールだけでなく恐らく今年を代表するかわいらしい映像になりそうなのが「シェケナーレ」。ハロプロアイドルのOCHA NORMA(オチャ ノーマ)の曲を、同じ振り付けでレン、ツバサ、そして“ジェントルマン”シオンの『シャドバF』3ヒロインが踊りまくります。これをフロアのみんなで踊りたい!シェケ!シェケ!

少年向けのカードゲームアニメ、しかも長く続くシリーズの後ろのほうのエンディングということで取っつきにくさを感じる人もいるかもしれません。しかし、この3人は全員がほかのアニメと比較しても超エース級のヒロインたち。萌え萌え必至なたまらんエピソード揃いなので、ぜひアニメもご視聴を。

■Crack-Crack-Crackle/CLASS:y(『アンデッドガール・マーダーファルス』オープニングテーマ)

個人的には、初めてオープニングを観た際に「かっこいいいいい!」と震えたのがこれ。韓国発のガールズグループによるちょっとダークなサウンドにコケティッシュなボーカルが乗ったスピードナンバーで、公式によると「最新のK-POPに日本の70年代音楽シーンのフレイバーが加わった、“ネオレトロガールクラッシュ”」だそう。焦燥感を煽るような曲に高い熱を感じられて、夏クールにピッタリだと思わされたんですよね。

CLASS:yのダンスがキレッキレかつユニークなので、これを「シェケナーレ」のようにアニメのみんなが踊る動画も観てみたい……と思ったものの、主人公の輪堂鴉夜ちゃんには体がなかった!以上、お茶目な生首ジョークでした。

SHARE

RANKING
ランキング

もっと見る

PAGE TOP