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INTERVIEW

2023.09.08

【連載】アニソン野外フェス「ナガノアニエラフェスタ2023」突撃!開催前インタビュー 第4回:白井悠介×寺島惇太――長野県出身の2人ならではの“地元トーク”とともにイベント開催への想いを語る!

【連載】アニソン野外フェス「ナガノアニエラフェスタ2023」突撃!開催前インタビュー 第4回:白井悠介×寺島惇太――長野県出身の2人ならではの“地元トーク”とともにイベント開催への想いを語る!

いよいよ開催目前となった長野発のアニソンイベント“ナガノアニエラフェスタ2023”。そんな“アニエラ”初日の9月16日(土)には、長野出身の声優である白井悠介寺島惇太がそれぞれ出演する。過去にも“アニエラ”に出演した経験のある2人は、地元で開催されるアニソンフェスをどう見ていたのか――そして彼らだから話せる長野の魅力についてもたっぷりと聞いてみた。

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【連載】アニソン野外フェス「ナガノアニエラフェスタ2023」突撃!開催前インタビュー

INTERVIEW & TEXT BY 澄川龍一

いつかは自分の地元でイベントをやれたらいいなと思っていた(白井)

――お二人はフェスが開催される長野県出身ということで、まずは地元で開催されるフェスへの第一印象をお伺いさせてください。まず、2018年に初出演となった白井さんは、今回の会場となる佐久市出身ですよね。

白井悠介 一番最初に“アニエラフェスタ”に出演したのが5年前だったんですが、長野県でアニメのフェスってあまり聞いたことがなかったこともあり、2017年の白馬でスタートした頃から存在は気になっていました。それで2018年にお声かけいただいて、しかも会場は僕の地元の長野県佐久市!僕が小学校の頃によく遊んでいたあの駒場公園で、ということでめちゃくちゃ驚きましたし、いつかは自分の地元でそういうイベントをやれたらいいなと思っていたので、この想いを“アニエラフェスタ”で実現できてすごく嬉しかったです。不思議な気持ちもありましたが、実際とても楽しかったので、今回も楽しみにしています。

白井悠介

白井悠介

――そして寺島さんは、長野県の上田市出身ですよね。昨年初めて出演されたわけですが、元々フェスの存在は知っていましたか?

寺島惇太 はい。それこそ白井さんと一緒に当時からラジオ番組をやってまして、そのなかで白井さんが長野のアニソンフェスに出演するというのは聞いていたんです。「どうして長野出身の俺は呼ばれてないんですか!?」という気持ちはありました(笑)。

――やはり地元長野でのフェスとなると出たい気持ちは強いですよね。

寺島 白井さんにも「なんだったらもう1人長野出身のやつがいるって主催者に勧めておいてください」みたいなことは言った気がします(笑)。

白井 たしかに、伝えた気がする(笑)。

寺島 なので、昨年に声をかけていただけてすごく嬉しかったです。もちろん親にも報告しましたし、僕も上田市出身ではあるんですけど佐久市は割と近いので。プールが駒場公園の中にあるんですけど、僕も小学校6年生くらいまでは毎年夏に母親がプールに連れていってくれたんです。僕は“佐久のプール”ってざっくり名前で覚えていたんですけど、去年実際に呼んでいただいて会場入りしたら、自分が子供の頃に行っていたプールが目の前にあって「ここだったんだ……!」って。それが衝撃でした(笑)。

白井 上田にはプールないんだっけ?

寺島 いや、あるよ!上田の市民プールを軽んじるなよ、すごく深いんだから(笑)。

寺島惇太

寺島惇太

“アニエラ”はお互いを思いやる「長野の県民性」が出ている(寺島)

――そんな縁の深いお二人が、それぞれ“アニエラ”のステージに立たれた感想はいかがでしたか?

白井 そもそも僕、フェスというものに参加したことがなかったんですよ。自分が出るのも、観に行くという経験もなかったので、ステージに立ってみて「あ、フェスってこんな感じなんだ」みたいな感想がありました。あと、当日は色んなところで同時に何かしらの催しが行われていたり……僕がステージに立っているときは、少し離れたところでマフィア梶田さんが何かやってたりとか(笑)。それと、やはり“アニエラ”といえば野外!というイメージがあったんですけど、野外で歌うことも初めてだったのでそこも含めて楽しみ尽くしたといいますか。

――なるほど。

白井 本当に僕の地元ということで、会場も実家からめちゃくちゃ近いんですよ。ステージ上で僕がいざこれから歌うというときに、客席にめちゃくちゃ見覚えのある顔がいるなと思ったら、高校の時の同級生が観に来ていて、びっくりして。それも地元ならではというか、すごく嬉しかったですね。今年もそういうのないかなあ。

――一方、寺島さんが出演された昨年のステージはいかがでしたか?

寺島 僕も自身のライブがようやく去年くらいから有観客でやれるようになったんですよね。そもそもデビューが2019年ということもあり、お客さんを前にして歌う経験がなかなかできない状況で、去年ようやく徐々に解禁していった感じで。なので、自分の歌を目の前にお客さんがいる状況で歌う、という念願がようやく叶ったという点でも嬉しかったですね。

――ご自身の歌を目の前のお客さんに届けられることがまず大きかった。

寺島 はい。あと、やはり地元である長野独特の温かみというものも感じましたね。個人的にフェスに行ったことはあるんですけど、僕は最前のほうが苦手で後ろの方で眺めるタイプの楽しみ方をしていたんですよね。でも“アニエラ”は長野県民のお互いを思いやる県民性がすごく出ているというか……マナーも良くて、ニコニコしながら体を揺らしながら音楽を聴いてくれていて、そこに地元のおじいちゃんおばあちゃんや近くに住んでいる方が「なんかお祭りをやってるぞ」的な感じで観に来てくださるんですよ。きっと僕のことは初めて見る方も多いとは思うんですけど、歌い始めると興味を持ってステージを見てくれたり、自分の父親と同じくらいの年齢の方が「イェーイ!」と盛り上げてくれていたりと、めちゃくちゃ地元愛を感じましたね。

――多くのアーティストが長野のお客さん含め“アニエラ”のお客さんの雰囲気の良さを語ってくださっているのですが、地元のお二人だからそれがよりわかるといいますか。

白井 長野県民は、みんな結構穏やかな雰囲気だよね。

寺島 そうですね、あと知らない曲や知らないアーティストが出てきてもみんなちゃんと盛り上げてくれるみたいな。

白井 気を遣える。

寺島 そう、気を遣ってくれる(笑)。初めて聴く曲だけど、雰囲気を楽しんで「イエーイ!」みたいな。多分同じ日に出ていたほかのアーティストさんを目的に観に来たであろう層の方も、僕が歌い始めてもステージ前に残ってくれたりして、それは嬉しかったですね。

――引き続き地元トークになりますが、“アニエラ”では長野のフード&ドリンクを楽しめるというのも売りですよね。地元のお二人が長野でおすすめしたいご当地フードはなんですか?

白井 お客さんもきっと色んなところから来てくれますし、そういう方々に長野県の良さを感じてもらえる、知ってもらえるチャンスだと思うので、フード的な試みはすごく良いですよね。佐久市は鯉料理がすごく有名なんですよ、“アニエラ”のロゴにも鯉が書かれているじゃないですか。

――たしかに鯉が描かれていますが、佐久市では鯉が名物なんですね。

白井 そうなんですよ!なのでぜひ時間がある方は、近くのお店で鯉料理も食べていただきたいですね。長野なので蕎麦は間違いないですし、そこで地元感を味わっていただけると嬉しいなと思います。もちろん僕の実家の白秀堂に寄って、お買い物して帰っていただいても(笑)。

――“アニエラ”のあとで画材を買って帰るのもオツですね(笑)。また、上田市出身の寺島さんはいかがですか?

寺島 長野の代表といえば、やっぱりおやきですね。僕も地元に帰るたびに買って食べますけど、“アニエラ”でも売ってそうですよね。

白井 お手頃だからよさそうだけどね。おやき食べながらライブ観たり。

寺島 うんうん、フェス向けだと思うんですよね。

白井 でもまだ9月は暑いかな?

寺島 あえて夏に熱いおやきを食べて、さらに暑くなっていただいてもいいですし(笑)。でも、おやきは冷めても美味しいのがポイントなんですよ。逆に常温のおやきの美味しさを楽しんでいただくのもいいんじゃないかなと思います。あとは、佐久からちょっと離れちゃうんですけど、上田市には僕の大好きな焼きそば屋さんがあるんですよ。上田発祥のあんかけ焼きそばで、日昌亭と福昇亭というお店が有名なんですけど、結構独特な焼きそばというか。

――たしかに、画像を見るとあんかけ焼きそばのような……。

寺島 そうなんです。麺が特徴的で、パリパリの揚げた麺とツルツルの麺のちょうど中間くらいで、それがとにかく美味しい!ぜひ食べていただきたいですね。

白井 “アニエラ”がある週は3連休ですからね。そのあとに上田に行ってもいいですし、軽井沢に行ってもいいですし。

寺島 軽井沢も新幹線ですぐですからね。

白井 ぜひぜひ長野を満喫していただけたらなと思います。

寺島さんと一緒にステージ上から皆さんに「長野愛」をお伝えできたら(白井)

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