2次元(Digital)と3次元(Physical)の境界を越えて活動する、“だつりょく系アーティスト”の長瀬有花が、自身初となる有観客ワンマンライブ「長瀬有花 LIVE “Eureka”」を、8月25日に東京・恵比寿LIQUIDROOMで開催した。バーチャルアーティストとして2次元の姿を用いた活動を行う一方で、(顔を隠した状態ではあるが)3次元の姿での配信や動画も積極的に展開している彼女。ハトを追いかけたり、公園の遊具で遊んでいるゆる~い動画で和ませてくれたかと思えば、実在するスーパーマーケットや銭湯を舞台にしたちょっと実験的なコンセプトライブを届けてくれている。そんな長瀬の創意工夫とワクワク感に満ちた活動の、現時点での集大成であり、新しい姿を発見できたのが、今回の“Eureka(=ギリシャ語で発見・発明したことを喜ぶときに使われる感嘆詞)”というライブだった。
TEXT BY 北野 創
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