1998 年のTVアニメ『COWBOY BEBOP』(渡辺信一郎監督)の放送25周年を記念し、当時のテレビシリーズ、劇場版に関わる7枚のオリジナルアルバム&マキシシングルすべてと、新編集盤3アイテムのアナログ盤シリーズがリリースされることとなった。そこで改めて、『COWBOY BEBOP』という作品の成立に大きな影響を及ぼした“音楽”の存在と、その生みの親である作曲家/プロデューサー・菅野よう子に注目。第13 回日本ゴールドディスク大賞「アニメーション・アルバム・オブ・ザ・イヤー」(1999年)を獲得するほどの人気を誇った本作のサウンドトラック音楽を振り返り、25年を経た今、あの音楽の何がすごかったのかを見つめ直してみたい。
TEXT BY 不破了三
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