“リスアニ！LIVE ナツヤスミ”感想会！ angela、来栖りん、斉藤朱夏、She is Legend、halca、前田佳織里、May’n 全アクトの魅力を振り返る【リスアニ！RADIO #37】

Spotifyにて隔週火曜日より配信中のアニソン情報トーク番組「リスアニ！RADIO」。ここでは音楽プロデューサー／音楽評論家の冨田明宏、ラジオパーソナリティ・MCの青木佑磨、リスアニ！編集長の馬嶋亮の3人が旬のアニソン情報を発信している。

8月8日より配信中の最新エピソード（#37）では、東京・立川ステージガーデンで開催されたライブイベント“リスアニ！LIVE SPECIAL EDITION ナツヤスミ”についてのアフタートークを展開。ライブのMCを務めた冨田と、主催者である馬嶋を中心に、当日の盛り上がりについてじっくりと振り返った。

ここでは、当日に出演した全7アーティストについて、番組内で語られた内容の要点をご紹介！

angela

トップバッターが、フェスの大トリを飾ったことが何度もある武道館クラスのアーティスト。そしてギネス記録（『蒼穹のファフナー』関連歌曲による、「同じアーティストにより歌われたアニメーションフランチャイズの歌曲の最多数」の記録）ホルダーアーティスト。MCでは、新人くらいに声を張ってそのことを説明して（笑）。もはや名人芸でした。ライブはやっぱり、言うまでもないけど完璧でしたね。（冨田）

会場の温度を一気に上げてくれて、トップバッターの役目をしっかり果たしてくださったよね。セットリストも初っ端から爆発してました。だって、1曲目から「全力☆Summer!」だよ！新曲の「AYAKASHI」もangela節全開でかっこよかったし、そのあと「明日へのbrilliant road」（デビュー曲）もやってくれるっていう。（馬嶋）

斉藤朱夏

デビューのときから見させてもらっていて、過去に一度配信ライブ（2022年開催“リスアニ！LIVE XR World Vol.01”）に出ていただいたりもしてたけど、あのときよりさらに練り上がってきてるし、何よりキラーチューンの「パパパ」が本当にアンセムになってる。この日も、この曲が名刺代わりの1曲になっているのが顕著に見られて。すごく良かった！（馬嶋）

曲数が限られてる中で、こんなにもエンターテインメントしてるんだ！っていうのが結構感動だったね。本当にパフォーマンスも素晴らしいんだけど、オーディエンスを引き込んでいく歌と動きと、あとMC。シンプルに「ああこの人、上手い人だ！」って思わされた。（冨田）

前田佳織里

キラッキラしてて、太陽みたいな子だった。あの小さな体から、あれだけのパワフルな歌唱が出てくるのはやっぱりすごかったよね。今後がめちゃくちゃ楽しみ。（馬嶋）

超フレッシュ。緊張もあったのかもしれないんですけど、すっごく丁寧に歌をうたっていて。ライブを楽しもうとしているのと同時に、楽しんでらっしゃる感じが伝わってきて、すごく好印象。音楽活動でもこれから個性をバンバン出していかれるんじゃないかなっていう予感があります。（冨田）

来栖りん

楽曲が強い！2曲目にやってもらった「臆病シャイガール」とか、めちゃくちゃ良かった。あとさすがだなと思ったのは、やっぱり「動ける」「踊れる」。で、キレがすごい。彼女もデビューしてホヤホヤのアーティストだけど、僕のなかでは改めて新発見だった。（馬嶋）

魅せる力を持ってらっしゃる。天性のものもあるんだろうけど、「磨かれた愛嬌」というか、そういったものをすごく感じたな。あとは本当に曲がシンプルに良い。これはすごく耳に残ったな、っていう感じがありましたね。（冨田）

halca

僕は結構長いこと、それこそデビュー当時からライブを見させてもらっていて。“リスアニ！LIVE”にも常連的に出てもらってますけど、最近、歌に「スゴ味」が……声の質の話じゃなくて、太い歌をうたう方になったなと感じるんです。（冨田）

まさにそう。「誰彼スクランブル」とか、高低差のジェットコースターのある楽曲を、よくもあれだけ見事に歌い上げられるものだなと。もちろん歌唱が抜群っていうのはわかっていたけど。低音だったり声の出し方も含めて、改めて「この子すげえな」って。ライブを見るたびに進化してるのがわかるよね。（馬嶋）

She is Legend

「ヘブンバーンズレッド」を追いかけてらっしゃる皆さんにはお馴染みだと思いますけど、初見の人がいたら多分忘れられなかったであろうステージ。鈴木このみちゃんとXAIちゃんという、タイプの違う天才シンガー……この2人が天才＝麻枝准の作った曲を歌うっていう、ただそれだけのことなんだけど、シンプルに感動しました。あと、ハモりをリアルタイムで目の前で入れ合う、あのボーカルの絡み合いを実際に目の当たりにすると鳥肌が止まらなくなる。見事でしたね。（冨田）

強烈だった。シンガー2人の個性に加え、エモコア＋スクリーモみたいな形で今の楽曲のトレンドもちゃんと入っていて。楽曲をああいう形で昇華させて、こういう音楽ジャンルを経験したことがないお客さんたちにも、すごく耳ざわりの良い音楽として提供してるあたり、やっぱり「ヘブバン」超攻めてんな、って思います。そういう意味でも、彼女たちの楽曲をリスアニ！のライブで提案することができて良かったです。（馬嶋）

May’n

May’n部長の良いところは、絶対にスカしたり抜かないパフォーマンス。ベテランになってきても、抜くかっこよさよりも、全力を出し切って、ボロボロになって汗まみれになった自分のほうがかっこいいでしょ、っていうほうに振り切れてる。もう汗でびっしょり、前髪もベッタベタな状態で、「これが私のライブです！じゃあね！」っていう感じ。トリを飾ったあの瞬間、間違いなく世界一かっこいいアーティストでした。（冨田）

彫刻みたいな、完成された美術品みたいな迫力。それも、出番がトリだからほかの皆さんよりセットリストが1曲多いし、息つく暇もないくらい激しい楽曲モリモリのなかで。このイベントの最後のトリを飾っていただくのに本当にふさわしい方だなと思って見てました。涙が出そうになるよね。（馬嶋）

こちらの内容を含む「リスアニ！RADIO #37」は、Spotifyにて無料配信中。8月22日配信予定の次回「リスアニ！RADIO #38」もお楽しみに！